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「大」晦日
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2002年最後の日の河原。 ・・平和だ。 午後から天気が崩れる予報だったけど、空は青く、日だまりで目を閉じてじっとしている猫たちを順繰りに見てまわって、時間が過ぎていくのを忘れた。冷え込みは厳しく、土手の草の下は、霜柱が凍り付いて固まっているとか。夜は寒いぞ。皆の者、ココロシテカカレヨ。 片目が砂場を一生懸命掘って「大」をした。 それからみんながした後のニオイを確かめて、いきなりゴロンしてウネウネした。あれは何だったのだろう・・ その向こうにサンタが枯れ葉の山を掘って「大」をして、もう一度場所を変えて「大」に挑むのが見え、さらに向こうで、クロ長しっぽ二匹が互い違いに向きを変えて「大」をしていた。 あの広い空間一面に「大」の猫、というわけではないのだけれど、重なって見えた方角が面白かった。人間には真似のできない伸びやかな仕草だ。絶妙のバランスで踏ん張る。そして、あとをせっせと埋めていた。慌てて去らねばならない理由でもあったのか、歩いていると埋め損ないを見つける。スコップで埋めてやる。河原から出るとき、枯れ葉の中に誰かが隠した「大」を後ろの車輪が踏んでしまった。枯れ葉と一緒に車輪に乗って、輪鍵のところで葉っぱ一枚と一緒に引っかかって止まっていた。 嫌いな人はこれで怒るのかもしれない。 うへぇーと言って、おかしくなった。よりによってどんぴしゃり踏み当てて、持ち帰ってしまった。 来年もみんなに希望はないかもしれないけど、どのみち抱負も持たず反省もないその日暮らしの猫たちであるからして、絶望とも無縁なのだ。与えられた寿命を生ききって欲しいと思う。 |
Mon, 30 Dec 2002
河原「竹取り物語」
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長い時間現場にいると、色々とある。 原っぱを、猫を蹴散らしながら丸く走り抜けていった者がいた。土手に上がってからも、行ったり来たりしながらカラスや猫に石を拾って投げている。若い男だ。しばらく見た感じで、アブナイ人だと判断し、事を荒げず立ち去るのを待った。日向ぼっこしていた猫たちはみな隠れた。男が去った後、向こうの隅に寝そべっていたチーコを見つけ、、たいした根性だと感心した。 若いカップルが来て、私の背後から竹藪を覗いていた。「こんにちは」、と声をかけてみた。驚いて後ずさりしながら、竹を切らせてくれと言う。聞けば地主さんの親戚筋だ。ノコギリ片手に「親父に言われて高所のすす払い用笹竹2本取りに」来たそうだ。違法占拠の私と猫に詫びる必要はないではないかと内心思いながら、竹取物語をする。 春は家庭菜園に、七夕は笹飾り。秋口からは畑の霜よけ、正月は手作り凧の材料等々、みんなここへ取りに来るのです。そういうわけで、裏側からさっきあなた達が見ていたとおり、座っている私がぼうっと見えるくらいスカスカになりました。猫たちが何かに驚いて逃げる際、斜めの切り口がとても危険で、後始末しています・・・猫がお腹を擦っていった切り口に毛が付いているのを見せて「ね、こういう風なの」。 若者は、必要な竹をきっちり2本切った後、猫に危険な切り口の残り竹を切っていってくれた。ありがとうと礼を言い、おじゃましましたと二人が去る。 鳩の一軍のそばで、ノコちゃんが平べったく這いつくばって狙っていた。ダッシュに至る前に、鳩は飛び立つ。 大柄のキジ猫「ジエム」(未去勢)に、まさおくんがいきなり「ごろんごろん対決」を挑んだ。二人で恐い顔でごろんごろんした後、ジエム起きあがってまだゴロンのままのまさおくんを見つめ、立ち去る。ジエムのいた場所が空いて、まさおくんが座りニオイを嗅ぐ。「勝った」らしい。満足そうに笑う。ふっふっふ。 動かした石の陰に、緑のショウリョウバッタが縮こまっていた。 なんてお馬鹿さんなのでしょう。季節を読み誤ったのね。仲間は誰もいないし、食べ物も無くなってしまったでしょうに。 |
Sun, 29 Dec 2002
あと二日
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お日様ってなんてありがたいんだろう。 日だまりから帰ってくる猫がほかほかだ。 畑の物置小屋の隙間から、潜んでいた親子が出入りしていたという情報があって、早速探しに行ってみた。気配のケの字も感じなかったけど、後になって、ミルクがもぐり込んでいく所を見た。こんな季節に子どもを育てているとは・・・ちょっと呆然とした。コクニのお母さん「白ママ」に思いを馳せてばかりだったけど、ヨーコママもマユちゃんも、そしてミルクまで残っていたのだ。 くよくよしても仕方ない。気を取り直してちゃっちゃと片づけ、新しい箱を追加し、毛布を干し、カイロを取り替える。 今年も残す所2日。猫たちにお正月は関係ないかもしれないけど、私がいつもより長くいられる日が続きますからね。 しっかり食べてくださいね。風邪も治して下さいね。 まっちゃんが埃だらけで現れた。目玉でいっぱいの顔だったのに、普通の猫さんになった。 |
Sat, 28 Dec 2002
河原清掃
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カラスがつつき散らかしたゴミもあるし、座って飲み食いしていった人たちが残していったゴミもあるし。 晴れた日に原っぱを歩くとゴミが気になる。ひなたぼっこの猫のために誰かが敷いた段ボールのきれはしが、そこかしこにゴミとなってころがっていて、だから猫のいる所は汚いんだと、思う人は思うだろう。気になって片づけた。日が当たって乾いていれば、猫は、枯れ葉の上でも笹の葉の上でもくつろいでいるのだから、敢えて何か敷いてやる必要はないだろう。雨で汚れ風に飛んでゴミになるばかりだ。そう簡単には土にならない。 安全第一。お掃除してきた。 それでなくても目立っているのだから。 風邪ヒキ「片目」が回復して、ゆったりと昼寝していた。 枯れた竹に同化していて、目を凝らさないと分からない。 上手な昼寝だ。 |
Fri, 27 Dec 2002
サビの箱
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サビちゃん専用箱に手を入れて「まだ在室中」と気が付く。すっかり横着になったサビちゃん。テーブル下の個室から出てこない。「起こさないでね」札がかかっていたらしい。サビちゃん箱は、入り口を小さくくり抜いたスチロールの箱で、ビニールシートとテント布でくるみ、中にはペット用発熱シートと、カイロを包んだタオルを入れている。こう書くと暖かそうだけど、寒い外に入り口を開けて置いているので、草の中で野宿よりはマシ、という程度だ。入り口に少しビニールシートがかぶるよう垂らしてあるから、屈んでのぞき込まないと中が見えない。「ごはんはルームサービスお願いね」、だって。 河原猫の最古参単独サビコは、核メンバーから距離を置いて(今のガオちゃんみたいに)どこか別のねぐらから通ってくる子だった。時々見失って、また発見し、いつだったか首に赤いカラーゴムの首輪なんか付けて現れたりもしたから、近くの小屋で「飼われて」いるのだと思った。あの人懐っこいキャラと手触りの良い柔らかいすてきな毛で、飼い主を捕まえたのだと思っていた。 今年夏頃から皆勤賞になって、駆け寄ってくる出所は材木置き場だったり草の中だったり、ど真ん中ではなかった。 だんだん寒くなって(雨の日などは特にだけど)、外で待っているのを見るたび不憫で、どこかに居場所を確保して欲しいと願っていた。 だから、サビちゃんの横着は嬉しい。 ごはんを箱の中へ差し入れた。 食べ終わったトレイを下げるとき交換で、新しいカイロをすべりこませてきた。 |
Thu, 26 Dec 2002
ノコちゃんに「お願い」
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河原を出るとき、原っぱの隅、ちょうど銀杏の葉っぱが積もった所で、見てはいけないものを見てしまった。 ノコちゃんが、なにやら一人で一心不乱。カラスが物欲しそうに近寄ったり離れたりして。つまり、何かを食べているのだなと思い、近寄って覗いてみた。背中で隠していたノコちゃんが振り返り、私を見上げ、ちょっと後ろめたそうな顔をし、ぱっと逃げた。そこに屈んで更に目をこらして見たら、 ・・小さなネズミの頭だ。 ユックリ目を離し、黙ってユックリ自転車まで歩き、痛ましさに唸った。 ・・ノコちゃん。 こういう食事は体に悪いよ。 長生きできないよ。 その頭にインプットされている先祖伝来の「生き方5箇条」から、小動物を狩って喰らう、ってやつだけ削除してくれない? 皇太子様が雅子様にしたお約束みたいに、私が全力でノコ様をお守りするから、必ず毎日おいしいごはん持ってくるから 「お願い」って言っても駄目かね。 |
Wed, 25 Dec 2002
カイロより太陽
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最後のほうで丸子確認。ピアスのクロスケも確認。元気そう。 はて、どうしたんだろう。ガチャがとんと姿を見せない。 サンタの追い出しが厳しかったからなぁ、 ・・来られなくなってしまったのだろうか。 手術後、アミちゃんもノコちゃんも毎日みている。 心配なのはガチャ。 朝晩冷え込み、曇りの日が続いているので、うっすらの日射しでも、明るい場所があると集まる猫たち。 お兄ちゃんが今朝はゼイゼイいいながら食べていた。 風邪かい?がんばれ、おにいちゃん。 声をかけて励ます。 コキジはやや復調。片目は・・もうちょっと。 チーコが出てきてそばにいたので、鼻に直接薬をたらす。 拭いてもすぐ出てくるから、どうしようもない。 何を考えているのやら、青っ洟をたらしたまま手出しのできないところでじっとしていて、手を止めて見ると向こうも見る。 時々ノコちゃんがチーコのそばをうろうろする。 竹に阻まれて「ぴと」、できない。 猫舎の中で黒オジとピンちゃんが一緒の箱に入っていた。カイロをごそごそ出して新しいものを入れる間、二人ともそのままだった。ただこちらを見ている。サービスでもう一個追加した。久しぶりの小夏。ちょっと挨拶しに来ただけ、みたいな感じで、ごはんにはあまり関心がないようだ。すぐ消えた。 今一番猫たちが喜ぶ贈り物は、あたたかい日射しだろうになぁ。 愛想のない空を見上げた。 |
Tue, 24 Dec 2002
猫とクリスマス
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ジングルベルは、ヒヨシのお尻をとんとこ叩くときのバックグラウンドミュージックなので、私の子守歌(猫守歌)だ。 年がら年中頭の中をしゃんしゃん鳴らしているから、 今日ぐらいは、格調高く「喜びの歌」、とかにしようかな。 最近余裕がなくて、河原の子達と遊んでいない。 とても安上がりで、笹竹の枝を振り回すだけ。 丸めた紙くずを投げるだけ。 すばらしいジャンプや、全力疾走、ぐるぐる周りが見られて、飽きることがない。みんなも果てしなく付き合ってくれる。 お母さんなど、子ども達を押しのけて、あの丸い体で目をランランとさせ、だだだだだだだだ走る。クニクニまで走る。 ネズミのおもちゃは、くわえた子がどこかへ隠してしまうから、すぐ行方不明だ。 チビまゆノコちゃんコキジ片目、あたりの子どもたちが慣れてくれないのは、私が一緒に遊んでいないからだと思い至った。 色々あって、猫たちが目立つのを恐れて無邪気に遊べなくなってしまった。とても残念。猫と遊ぶのって楽しいのに。 |
Mon, 23 Dec 2002
保護活動
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河原に捨てられていた猫を見つけて警察へ届けたことはない。人が保護した子も引き受けた。医者へ運び里親さんを捜した。 個人では限界に近い数の猫たちの世話をしているのだけれど、ときどき、拾ってしまったけど預かってもらえないかと電話がかかってきたりもする。なにしろ「猫に優しいいい人」だから、引き受けてくれるのではないかと思うらしい。電話してくる前に私の現状に思いが及ばない人なら、言っても分からないだろうなと、何か言いたいことを口に出す前に考えてしまう。ただ「私には無理」とだけ言って、何件か断ってきた。 野良猫の数が増えているらしい。 見つけてその命を引き受けた人だけが苦労し、その原因になっている事々が解決されぬままなら、事態は悪化するばかりだ。 よし! 今度見つけたら、警察へ「このようなものを拾いました。命ある動物を遺棄するのは法律違反です。犯罪行為です。捜査して犯人を処罰し、繰り返されぬようしかるべき措置を講じて下さい」と、届けに行こう。相手にされなかったら、その上へ行こう。 でも、警察が仮に届けられた「拾得物」を受け取ってくれたとして、ちゃんと世話をし、しかるべき期間保護してくれるかどうかは疑わしい。そしてその後はどうなるのだろう・・ 目の前の小さな生き物に心奪われ、許さないぞという断固たる構えがないことを痛感している。安心して届けられる保護施設など、今の日本にはどこにもないのだ。 |
Sun, 22 Dec 2002
みんな元気になあれ
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頭のてっぺんに黒い柄のある白猫たちを、私の河原猫チェックシート(出席簿)では特に「クニクニ族」として分けている。 一年中何かと心配なクニクニは、夏より元気かもしれない。族を代表してよく頑張っていると思う。ふっくらして、背中も治っていた。ミルクやクニクニモドキにも、クニクニ同様、耳や目や皮膚にトラブルが出たり消えたり。 ついこの前、きれいでほっとする、と書いた「片目」が、一気に風邪ひきさんになった。涙目と鼻ずるずるで、また心配の種となる。ゴロリが食べながらけぇっけぇっとやっている。口内炎かな。 隣の隣の地主さんと久しぶりに遭遇。笑顔が優しい。 昨日大量の買い出しをして届けて下さった友人夫妻。今日は、遠い北海道から猫フードの宅急便が届いた。あたたかくて有り難い支援だ。体調崩した子は、よく食べて眠ること。暖かい寝箱を確保すること。そうして元気になるように。 |
Sat, 21 Dec 2002
冷たい雨
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ぐずぐず支度しているうち本格的に降り出してしまい、雨の中でのエサヤリになってしまった。 チーコが油断していたので、首根っこをむんずと掴んで抱き上げ、鼻を拭いて薬をたらした。良かった。やっとできた。 猫たちも濡れるのはイヤだ、けど、なんだかんだで右往左往するものだから、結局濡れてしまう。 猫が入ったままの箱に手を入れて、カイロ交換。誰だぴしぴし叩くのは。・んとにモウ。迷惑だろうけど、これで暖かくなるんだからね。 帰り際にはみんな収まり、濡れない場所で食事している子の他には、誰も出ていなかった。みんなの今日の無事を確認できて安心した。 手と足の先が凍えて退散。 もみじちゃんのママより、心温まるお手紙をいただく。 |
Fri, 20 Dec 2002
ピンちゃんの元気
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今日もまた、 「ぼぉくらっはみんなっ、いーきてっいーるぅ」 の河原へ。出てくる出てくるどんどんでてくる、そして、伸びたり縮んだりして、あくびもして、配膳を眺める。 ピンちゃんの元気はちょっと群を抜いている。 未手術だった黒猫ママから生まれ、季節を一巡し、二度目の冬を迎える。今のピンちゃんは、与えられた寿命のうちで、最も輝かしい時期に居るのかもしれない。いたずらっぽい目で私に合図すると、いきなり飛び出していって、どこかをぐるっと走ってきてまた竹藪に駆け込む。なかなかごはんを食べてくれない。こういう時に、腰を低くしておっかなびっくりやってきた新参などは、ついでに追いかけられてしまったりするから災難だ。誰もピンちゃんの元気は止められない。輝かしい走りっぷり。ぷり。 慢性の猫風邪っぽい症状のある子なので、あんなに走っていいのかな、とも思う。 |
Thu, 19 Dec 2002
リリース不可
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チュンチュン(すずめ)とクロちゃんのツーショット。 二人とも河原へは返せない。 ここでいいのかな。 これでいいのかな。 |
Wed, 18 Dec 2002
コキジの寝顔
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ピアスのクロスケを確認できたのは何日ぶりだろう。 元気に食べていた。 用心深い子で、ちょっと動くとすぐ逃げる。 ピアスに興味を持った誰かに何かいたずらでもされたら・・という危惧もあるので、この調子なら大丈夫。忍者のままでいいから、上手に隠れていてほしい。 猫舎の下に3つ置くごはんは、キジオ、ミルク、コシロと決まって待っているのだけど、コシロの皿でチーコが一緒に食べていた。全く届かない。鼻も拭けない。あたしが一番!のチーコではないので、ちょっと心配。ミルクの後ろに待機のクニクニ、キジオの後ろにチビまゆが見えた。 上を覗くと、コキジが毛布の箱でうとうとしていた。とてもかわいらしくて、ちょっと見とれた。カイロ交換しようと手を差し込んだら慌てて逃げた。他の箱はどれももぬけの殻。猫たちが食後原っぱ方面へ散って行ったので、落ち着いて手際よく交換できた。一段落して片づける頃、コキジがさっきの箱に戻っていた。 あいにくの曇り空。一人、ふたり、不満そうな顔でもどってきては、どの箱にしようか、温まり具合を物色していた。 |
Tue, 17 Dec 2002
カラスの親分
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いつもおいらたちのごはんを狙っている黒い奴ら、ほら、げーげぐわぐわ叫んで、ばたばたする羽でよこせよこせって押しかけてきてサ、睨んでも動じないし、爪見せて追っ払おうとすると横っ飛びしておちゃらけたりして、それでもって食うもの食わない限り居なくならない、、 そいつらの巨大な親分が今朝、おいらたちにエサくばってんだよ。 怪しいったらなかったね、それがいつものごはんなのサ。 おいら達の寝箱をかき回して、あったかくなる例のものまで投げ込んでいったんだぜ。 (ピン&サンタ) 昨日の通夜につづいて今日は葬儀。 喪服で出勤。 そのまえに河原に寄ったものだから、 喪服でエサヤリ。 |
Mon, 16 Dec 2002
猫風邪再燃
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朝の竹藪は冷え込んで、なんて寒いのでしょう。 お母さん、黒長しっぽ、ノコちゃんに、風邪の症状が。 チーコは台の下の奥でごはん待ち。私に近寄らない。 ボスもハナたらし。くしゃくしゃのコキジはさかんに涙目の顔を洗っていて、同じくらいの小ささの片目が、ひと頃の体調不振を乗り越えてきれいな顔ですましているのが、せめてもの安心材料。まだまだ寒くなるのだから、こんなところでへこたれていたら冬を越えられないよ。しっかりするのだよ。 一度出てきたお母さんがごはんを前にじっとすわっているばかり。薬を飲ませて、もう少しごはんを寄せて勧めたら、げっそりした顔で再び箱に潜り込んだ。外に置いている箱では冷たい空気が顔に流れて寒そうだったから、猫舎の中の、カイロを仕込んだ毛布の箱へ、押し込んだ。強制移動はちょっと不満そうだった。 今日は叔母の葬儀だ。 |
Sun, 15 Dec 2002
みんながんばれ!
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今日は餅つきで人出が凄かった。100人は集結していたんじゃないかな。 抜き足差し足だだだと駆け込むエサ場。 みんなびっくりしていて、クニクニなんかエサ場に辿り着いたとたん腰砕けて、よれよれっと座った。 待ち人来る。 2時間半ほどいたけど、最後の方で音もなく小夏が現れた。 落ち着かない様子で甘えもせず、ごはんもニオイだけ嗅いでほとんど食べず、竹藪の奥へまた消えた。 (本日の写真 久しぶりの小夏) ひとり、二人、現れては消えた。珍しくコハチも確認できた。 子ども達の嬌声が河原に響く。なにやらいい匂いが流れてくるけど、今日は猫たちには嬉しくない日だったろう。 いつのまにか日差しもなくなり、しんしんと冷えてきたので引き上げてきた。 |
Sat, 14 Dec 2002
餅つき危険につき避難せよ
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明るい日差しがあったから外に出ている子が多かった。 毛布も干した。段ボールの寝箱を、スチロールの箱に取り替えた。土手や原っぱを歩いてみると、猫の食べ物を持ってきてくれた人が残したと思われる袋や入れ物が、カラスにつつかれ、風に転がされて散乱している。拾い集める。 車が2台横付けされた隣のキャンプ場が騒がしくなってきて(これから餅つきがあるらしい)、パイプ椅子、ガスボンベ、薪、杵、臼、食器、次々と下ろされて行く。竹藪でサビちゃんを抱いて座っていたら、なんだか気の立った男の人がいたみたいで、キャンプ場にころがっていた鍋のようなものを、竹やぶの中に蹴りこんできた。恐かった。 少し前に一度来て帰ったエサヤリさんが、原っぱに昨日の残りエサを撒いたらしく、凄い数のカラスが集結していた。若者達二人やってきてそれを追い払った。 同時に、ひなたぼっこの猫が蹴散らされた。 キャンプ場のクロボスも心配だから声をかけに行ってみたら、そそくさと逃げてしまう。 これなら大丈夫だ、と、ちょっと安心。 一団が昼を食べにどこかへ行ってしまい、静かになった。 猫たちがまた日の当たるそこかしこに丸まっていたけど、そういつまでも外には居られないだろうと思い、猫舎の掃除と整備を急いだ。 チーコは元気そうだ。 |
Fri, 13 Dec 2002
猫ガイド
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季節の巡りや鳥の渡りや星々の輝きや、それから命の営み・・・自然が繰り広げるリフレインの中には、人には及ばない不思議な力があって、 科学者や専門家でなくても、立ち止まって一心に見つめれば、その力を誰でも感じることができ、 自然の生み出す繊細な手仕事に感動し、命の多様性に驚愕し、たくさんのイマジネーションがわき上がって豊かな気持ちになり、元気に生きていける。毎日見ているのに気が付かないこと。聞こえているのに聴いていない音。たくさんあるらしい。 一日で読み尽くせる薄い一冊の本で、今日はもうまいってしまって息絶え絶えだ。悩み多き化学物質時代の人々に宛てた「遺書」なのだと解説されれば、なおグサッとくる。 「The Sence of Wonder」 時々、河原で猫ガイドさんになってしまう。 あれが(世界一のど根性猫)チーコ、これが(世界一のいじけ猫)ガオちゃん、あちらが(世界一のお調子者)ピンちゃん、と、紹介してしまう。 みんな、よく見かける柄のただの野良猫だけど、出会ってしまった私としては「ただの野良猫」ではすまなくなった。いとおしくて、ついつい、いい所を言いつのりたくなるのだ。 今朝はチーコを見なかった。ふられたみたいで悲しい。 |
Thu, 12 Dec 2002
一面の霜
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土手も河川敷も見える所はすべて霜が這って、白い粉を振りかけたように地面を霞ませている。踏みしめると、ごわっとした硬い音を立てて沈んでいくのが分かる。 河原に着いて最初に確認したのは“ゴロリ”で、行く手を“ガオ”に阻まれ渋い顔で立ち往生。見合ってわめいていた。ガオがさっさとこちらに来ればそれで済むこと。冷たい草の上をタッタ走ってこられるよう名前を呼び、竹藪まで元気に歩いて見せた。 ゴロニャンのクロボスは今朝もずっと貼り付いていて、しきりに私の足を頭で小突いており、うっかり蹴ったり踏んづけたりしないよう気をつけた。 レイチェル・カーソンを解説した本で、自分の不勉強を棚に上げるのにもってこいの文章を見つけた。 「知ることは、感じることの半分ほども重要でない」 早速図書館で「センスオブワンダー」という彼女の死後刊行された本、最後の著書を見つけてきて、それがどこに出ているのか探している。まだそこまでいかないうちに、どこもかしこもすてきなことに圧倒されてしまった。 河原に出かけていくことは苦行でなく、可哀想な猫たちを助けるためでもなく、そこで見るものや感じることのできる事々が私にとって心地よいから、だから行かずにはおれないのだと、思い直している。 |
Wed, 11 Dec 2002
膝の上
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朝晩の冷え込みは厳しくても、今日は日中日射しがあった。ずっと寒さにたたられてきた猫たちには、一張羅の毛皮を乾かす絶好の「干し日和」になったはず。 毛布も干してあげたかった。 なぜかウチの猫たちは、お風呂場で櫛ときされたがる。 バスタブの蓋の上にころがったヒヨシを蒸しタオルで拭いた後、くまなく櫛を走らせる。クロちゃんが後から駆けつけ、ヒヨシのうっとり顔をかぶりつきで見学。横から膝にしがみついてきたので、あぐらをかいた足のくぼみに納めてあげた。クロちゃんが丸まってのどを鳴らす。対抗意識を燃やしたヒヨシが膝に降りてきて、クロちゃんの上にどっかり乗った。「おいらが一番」のヒヨシならではの強引さだ。まるちゃんだとこれで気を悪くして逃げるけど、クロは逃げない。河原時代からマイペースの甘えん坊で、他の子に影響されないのがすごい。。7kgのヒヨシを半分の足で受け止め、5.5kgのクロちゃんを潰さないようにして二匹を抱え、交代に撫でた。ごろごろの二重奏だ。 多少重くても、猫を抱いているとこちらも暖かい。 河原の甘えん坊には、こういう時間があったのかな・・ |
Tue, 10 Dec 2002
爪コレクター
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夜も降り積もったら困るなぁと思案に暮れて寝たものだから、朝外を見てほっとした。曇りのち雨。午後になって少し晴れ間が・・という一日。 空気が冷えていて、顔が寒い。 細長いウナギの寝床型スチロール箱を2つ重ねて、下の箱は右側、上の箱は左側に出入りの穴をくり抜き、布シートでがっちりくるんだのが猫舎に入っている。時々一階にお母さんあたりが平べったくなって入っているのを確認していたけど、窮屈そうなので、この前の作業日一階の天井を取り払って広くした。チーコが入った後にピンちゃんが続いたのだろう。今朝そこに2匹が仲良く入っていて、ごはんにも出てこない。右下の穴からピンちゃんのおしりと先っぽの白いしっぽがはみ出して見え、左上の穴から体を伸ばしてゼコゼコ息をするチーコの顔が見え(青っ洟が消えた!)、なんだかものすごく大きい猫がいるみたいで面白かった。ピンちゃんのお尻の下あたりに手を差し込んで、毛布の中のカイロを交換しようともぞもぞした。二人とも全然動じなかった。サービスで2個入れた。手前の一人用個室では、風邪で不調のお母さんが、やはりごはんに出陣もせず、鼻をすすっていた。カイロ交換にも動じず。他は、手を伸ばすと奥に息を詰めて縮まってパンチを繰り出す子、脱兎のごとく逃げる子、ばつが悪そうにそそくさ出て行く子、さまざま。膝乗りに期待できないのを察したサビちゃんは、すっかり専用になった箱で収まったまま。食事も箱に入ったまま済ませた。 寒さがこんな風に急激にくると、みんな暖かい所へ逃げ込む。誰もいないとがっかりだけど、これだけ居ると嬉しくてがははと笑いたくなってしまう。どうだ、まいったか、といううれしさだ。 私は実は「猫の爪コレクター」で、「猫コレクター」はアブナイ人だけど、至って健全で、人畜無害な爪集めが続いている。 お掃除をするときに掃除機で吸い込む前に拾ったりする。爪研ぎあとに落とした鞘が、片割れでなく二枚貝状態だと、感動したりする。絨毯などの敷物にも引っかかって光っていたりして、これも思わず拾ってしまう。猫の髭も拾う。全く意味のない、変なコレクションだ。 帰り道見上げた空に浮かんだ月が今日は太めの三日月で、猫の爪みたいに拾いたくなった。 |
Mon, 09 Dec 2002
雪やこんこん
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天気予報を見ていなかったから、驚いてしまった。 雪だ! 滑らないように落ち着いて自転車を進めて、河原へ。 雨にはマケズ、寒さに負けても雪にはメゲズ。 木の上に白く積もって、下には、丸くくり抜かれたように土が見え、原っぱは一面白く、なんて面白い景色だったろう。 竹藪はぐにゃりとしなって、猫舎は笹竹のほこらに埋まっていた。かき分けて中へ。 猫たちがざわっとした。あちこちから飛び出してきても、寒さと冷たさに慌ててしまって、出たモノか居たモノかでてんやわんやの大騒ぎ。 ガオは暖かい寝箱から出てきた子達と違って、冷たい地面を歩いてきたばかり。背中に落ちてくる雪の固まりを払いもせず、ガーガー叫んで収拾がつかない。忙しかったけど、濡れたガオが気の毒で、トレイを拭く前に背中を拭く。しなだれ落ちた笹竹に乗った雪が、私が動いてぶつかるたびにどさっと落ちてきて、配膳には、いやはや、難儀した。ミルクは温めて持参。目を細めて飲む子をみると、ああ良かったとおもう。 戸建ての寝箱を急ごしらえしてガオを押し込もうとしたら、勘違いしたようで激しく抵抗される。5回くらいこれをやって、サビちゃんは雪に間に合い、テーブル下の簡易寝箱(カイロ入り)に入っていた。 帰り際、材木置き場の吹きっさらしの中で、雪やどりのガオを見た。ガオなりに寒さをしのぐ寝場所を持っているといいけど・・ |
Sun, 08 Dec 2002
巨大化
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作業道具を色々持参して、長居した。 時折ぱらつく雨で竹藪は寒い。暖かな寝箱にもぐる猫、出て行く猫、もう一回食べ直しに戻る猫。私がいつまでもいるので落ち着かない。 一ちゃんがエサ場に現れない事が多くなって、じっくり顔を合わせたのは久しぶり。一ちゃんが・・・ちょっと絶句・・・巨大化した。どこかでいい暮らしをしているのかも、という太り方だ。 さらに、まさるさんもでかい猫さんになった。青い目の洋ちゃんも狸みたいになった。ゴロリもおでぶだし、他ぷくぷく猫多数。 痩せたノラがごはんを求めてさまよい歩く、という光景は、ここにはない。まぁ、自分が「お腹がすくのってつらい」と思うものだから、猫たちには寛大。この季節のこと、毛皮をふくらませて、皮下脂肪で防御するのは当たり前、ごはんは出し惜しみしませんから、喧嘩しないで存分に食べていって下さい。 ごはんに意欲のないお母さんを抱いてよく見たら、鼻が詰まって風邪ひきの症状。熱っぽい。抗生物質半錠をお口にポン。 チーコは、昨日鼻を拭いた後直にたらした薬で、洟の色が薄くなっている。今日は警戒された。頑固に拒否。 引っ掻かれて諦めた。 ピンちゃん、コクニもまだ本調子でない。 追加分と合わせて河原の猫たちに本日開けた缶、大小23個3.6kg。カリカリを混ぜ込んで量を増やしている。 43匹確認。一人分にすれば83g、小さい缶一個分だ。決して多くはない。ミルクを温めてポットに入れて持参。器に入れて配ったときはほわっと温かくて、喜んでくれたみたいだ。来なかった子、小夏、コハチ、チビまゆのお母さんマユちゃん。心配だ。チビまゆの兄妹「グルーチョ」は全く見ない。・・諦めた。 チビまゆはノコちゃんと一つの寝箱にはいっていた。ノコを兄と慕い、つきまとう。一時期のノコちゃんがサンタにつきまとっていたのと同じだ。しばらくしてまた覗くと、寝ぼけたノコがチビまゆの体をオシオシ押していた。お母さんのおなかに潜っていた頃を、ああやって時々思い出すのかな。お母さんから離れた子ども同士で体を温める。 ペット用発熱シート6枚、試みに入れてきた。 |
Sat, 07 Dec 2002
くーちゃん
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そういえば・・ こんな美人さんが河原にいたのです。 去年の12月2日お別れした、甘えん坊の天才「うーちゃん」 今は「くーちゃん」。一年たってさらに可愛い・ 幸せ太りで、ダイエットカリカリで調整中とか。 時々届くお便りは、私には元気薬。 何よりも効くぅ。 |
Sat, 07 Dec 2002
また雨・・
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雨降りで寒ーい土曜日。 完全武装で出かけ、猫舎内の混雑ぶりをフムフムと眺め、ごはんに現れた子達を一人一人確認。 帰り際覗いた台の下に、ピアスのクロスケを確認。 ひょこひょこノコちゃんが走っていたし、アミちゃんも元気で出勤してきた。がちゃと丸子は見なかった。 自転車に荷物を積みながら、食後のクロボスが、雨がふっているのにキャンプ場の落ち葉の上にうずくまっているのを見て、寒いだろうに何であんな所にいるのだろうかと気を揉み、振り返り振り返り河原を後にしてきた。 ボスやボス、お願いだからどこかに避難してくださいな。 |
Fri, 06 Dec 2002
お帰り!がちゃ
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みんなより2日早く手術に行ったガチャが、一日遅れで河原に戻った。連日の早朝リリースだ。 ぴゅーっと逃げないで、お日様の良く当たる場所に座って、行き交う仲間達を見ていた。とても落ち着いていてほっとした。 大事を取って置いて頂いた友人の家では、ケージの下に猫用ホットカーペットを敷いてもらったり、声をかけて励ましていただいたり。 河原の猫舎にまだ「居住権」のないガチャには暖かく安心な数日間だったと思う。 それでも帰りたくて泣いたらしく、ガチャのために急いで戻した。ガチャをありがとう。 おかえり! ガチャ |
Thu, 05 Dec 2002
思えば遠くへ・・・
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早朝のリリース。昨日の雨は上がっていて、河川敷がしっとりと湿っている。 湯気のように白いガスが立ちこめる中を走り抜けて河原へ。 元気に戻った4匹は、夢から覚めたみたいにあたふたと姿をくらまし、あらためて、自分のコースをたどってエサ場へ戻った。(今日はごちそう缶を2倍にしたよ。きっとおいしいよ。) ひときわ大きな声で再登場したアミちゃんは、おはよう、おはようとやかましい。(おかえり!良く来たね。) クロスケは目鼻がきれいになった。真珠のピアスがすてき。しかも小さなかけらとはいえ、少しでもアレルギーがでないように“本真珠”なんだって。うう・・ゴージャス。 クロスケが河原で最初のピアス猫になった。(他3匹は耳の内側に小さなタトゥ。これまでの手術では印をつけてこなかった。懸案の事項だった) ミルクをばしゃばしゃ飲むのを、片づけの手を止めてうっとり見ていたら、なに見てるんだよっとむっとして顔を上げた。(あんまり可愛いのでつい) ノコちゃんは、何はさておきチーコの元へと馳せ参じ、元気で戻った報告をして、チーコの後ろでモグラのように穴を掘る。チーコは静かに香箱作って朝日浴だった。なにもそこで掘らなくても。。。ひょっとして「大」をするのかな。それにしても、それは掘りすぎなんじゃないのかな。どういった意味のある行動なのか、ウムム・・・さっぱりわからなかった。ぴかぴかノコちゃんで帰還したのに、これで泥ドロになってしまった。 丸子はおそらく元飼い猫だろうということで、推定年齢も思ったより高かった。姉妹だと思っていたガチャは娘なのか、はたまた赤の他人なのか、これは迷宮入りだ。 河原猫に関わってしばらくたった頃、一番最初に動物病院へ連れて行ったのは臨月になろうとしていたお母さんで、まずそのことで、何でもっと早く連れてこなかったのかと。ここまで来たら産ませるべきではないかと言われ、途方に暮れた。その延長で、おそらくきりのない川の野良猫(の世話と手術)に関わるのは止めた方がいいのではないかと諭された。結局手術を断行して頂き、先生は、やりきれない思いをされたのでは無かろうか。迎えに行ったとき、もう一度、あなたのためにもあまり勧められることではないと窘められた。(ような気がする。)混み合った待合室から、なんとなく冷たい視線を感じ(かなりいじけモード)、手術を終えたばかりのお母さんのことで聞いてみたいことがいくつかあったのだけれど、何も聞けず、先生からも特に注意はなく、お母さんを連れて逃げ帰り、切なくて泣いた。野良猫は、どこの病院でも快く迎えてもらえるわけではない。野良猫を受け入れるリスクの大きさのことなど聞けば、一概に、ひどい、とか、冷たい、とか言ってはいけないのだ。太い気持ちがまだ無かったので、手術の取り組みにおよび腰だった。先生に言われたことと重なる不安を私自身が持っていたからこそ、堪えたのだと思う。 思えば遠くへきたものだ。 まだまだ遠い道のりではありますが・ 4匹の河原猫の急な手術を引き受けて下さり、一人一人丁寧に見て下さり、先生、ありがとうございました。行く前よりきれいに元気になって戻ってきた子達を見て、世話人、感無量であります。 |
Wed, 04 Dec 2002
モラトリアムな猫たち
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昨日から予報を見て“雨降り”の覚悟をして起きたのに、まだ出がけは降っていなかった。 猫たちの世話が終わって河原を出るまで降らなかった。 なんだか猶予をもらったみたいでありがたかった。 猶予、といえば、私はモラトリアムの世代らしい。 外見は十分大人だけど、実はいつまでも大人になれない。 猫たちは、実年齢が人間でいう40歳50歳でも、全く子どものようにふにゃふにゃいって世話をされてくれるので、安心してつきあえる。私も猫たちに甘えているみたいな気がする。猫たちは遠慮も自戒もなく、天然のモラトリアムを貫いて生きる。なんという潔さか。 などと変な感心のしかたをして、自分のふがいなさを慰めた。 今朝は出席率が悪くて、16匹しか確認できなかった。遅出の猫たちが雨のないうちに食べてくれていたらいいけど・・ 朝猶予をもらった分、帰りはしっかり降られ、顔にぶつかってくる雨が冷たかった。寝箱でほかほか丸まってくれていたらいいけど・・とか思いながら自転車を漕いだ。 明日は手術組が河原に戻る日なので、早く寝なくちゃ。 |
Tue, 03 Dec 2002
神様のお使い
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薬のごはんが必要と思われる子に特別食を配り、おなかが空いて気の立っている皆さんにも待つ時間はつらかろうと猛スピードで配り、バッタのように立ったり座ったり気ぜわしく動き回っていたら、いつの間にかチーコが竹藪を出て行ってしまった。 薬までいかないうちにごはんを放棄した。 拭いてもどうせすぐ塞がってしまう鼻だけど、白い胸が息をするたび大きく動くので、見ているこちらまで苦しくて、ちょっとでも助けてあげられたらと。・・チーコにはありがたくないのだろう。 チーコはずっとこんな調子で、きれいな日より不調の日の方が多い。顔を洗う手とか、洟をこすりつけるところの毛が固まって、落ち武者みたいなくたびれよう。 ずっと苦労続きで悟りの境地に達したか、目はいつも覚醒者のごとく冷めている。 竹藪を出てすぐ、チーコとコシロがうずくまっているのを見た。 この所のコシロのチーコへの傾倒ぶりは、全く奇妙で不可解だった。年頃の若いオスが女の子を追い回すパッションと全然違うものが、コシロから立ちのぼっていて、なんだろうって・・ 親衛隊仲間のノコちゃんが手術で不在だから、なおさらひしと寄り添っているのかもしれない。自分が温まりたいのではなく、チーコを寒さから守るように、包むように寄り添っているのだ。 二人を見てすぐ、息をのむ。 自転車に納めた荷物から慌ててカメラを引っ張り出した。 竹藪に戻るフリをして、カメラを向けた。 泣きそうになって焦点がぼけてしまった。 シロネコは神様のお使いだ。 ずっと苦しんできたチーコを、 クロちゃんしか連れて帰れなかった私の代わりに、 河原で守ってやるようにと、 コシロは 神様に言いつかっているのだ。 大きな体でチーコを包んでいる。 薄曇りで寒い朝だ。 まんべんなく毛布の下にカイロを配った。 夜はもっと寒いだろう。 新しく敷き詰められた銀杏の葉で、原っぱの一角が鮮やかな黄色に変わった。 |
Mon, 02 Dec 2002
クリスマスローズ
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原っぱの隅っこに、びんが半分埋まっていて、 びんの中で草の種が育って、 温室効果で、天然のテラリウムみたいな世界ができた。 適度な水分と日射しがあると、一生懸命に育とうとする。 天井につかえても、ぐねぐね伸びた。 いつ見ても不思議だった。 今日お花屋さんでクリスマスローズの苗を買ってきた。 つぼみが付いている。 花言葉は 前に書いたとおり。 無性に欲しくて探し当ててしまった。 |
Sun, 01 Dec 2002
雨にもマケズ
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朝、河原行きの支度をしている時分はまだ曇り空だったのに、応援の友人夫妻の車が到着した頃、結構な降りになってきた。ちょっと恨めしく空を見上げ「どうしようかー」と言いながら、雨にも負けず元気に出発。やる気満々。 気合いで雨にちょっと止まってもらえたのかもしれない。 河原にお目当ての仔猫たちが揃っていたのはすぐ確認できたけど、これがなかなか手強くて、そうそうこちらの思い通りにはいかない。おまけに隣のキャンプ場から、エンジン草刈り機の轟音が響いてきた。つくづく良い条件に恵まれない日だ。 クロスケとアミちゃんの身柄を確保した後、河原をいったん引き上げて、手術済みガチャを預かって下さっているおうちへ向かう。戻ったガチャの様子を見、今日の2匹の一時預かりのお願いとケージを貸して頂くためだ。友人は同時進行で車中に置いていたビル猫(怪我もしていたのだとか、保護できて良かった)を病院へ運び、その病院で既に手術の済んだ猫たちを引き取って、リリースしに走る。ものすごく入り組んだ過密スケジュールだ。 腫れ上がった手を胸にかざしながら(下ろしているとジンジン痛むらしい)黙々と助けて下さった。 ケージの絶対量が足りないまま、一人自転車で河原へ出直す。 河原に、思いがけずもう一人心強い応援があり、ノコちゃんと丸子が手術になる運びとなった。 雨がまた降り出し、缶詰を追加しながらチーコやクロボスに薬を飲ませ、カイロを入れ替え、段ボールの箱をスチロールの寝箱に替えるべく、持参した2個で更新。 猫たちはなんだか疑わしげに私を見て、近くを通過するとき並足からぴゅーっと早足になる。すっかり悪い人になっている。 片づけ終わってしばらく、傘を差してサビちゃんを濡らさぬよう抱っこしてベンチに座った。膝はぽかぽか暖かかったけど、靴に浸みた雨で足が冷え、とても寒くなって、寒さに負けた。我慢の限界がきた2時頃引き上げた。 河原猫不妊手術、47匹目まできた。 昨夜、みーしゃのママ(生みの母の白ママじゃなくて、育ての母である人間ママ)から、河原の猫たちにと、カイロがどっさり入った宅急便が届いた。懐かしいみーしゃの最近の写真を沢山同封して下さり、元気そうで幸せそうで、ほのぼのとした気持ちになった。カンパやお手紙や暖かい心遣いのいっぱい詰まった贈り物で、とても励まされた。 「みーしゃのように」までは、とても無理だとしても、風邪で不調のコクニも何とか保護したかった。 残念な思いをぐっと噛んだ。 近々きっと。 写真は、まさおくんと「コキジ」 かつてのみーしゃとますます似てきた「コクニ」 |
