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Sat, 31 Aug 2002

ぎらぎら太陽


日陰で風を受ければ十分に秋の気配。
赤とんぼだって飛んでいるし、その辺の石をめくればコオロギだっている。それなのに、なんという暑さか。太陽がぎらぎら土手を焼く。川面を焼く。

いつもより3時間遅く河原到着。みんな「涼」のありそうなあちこちに潜って寝ていたらしい。自転車から荷物を下ろす間に、たったったったっ集合した。

忙しい夏だったけど、一つ乗り越えた気がする。
気がかりなことが尽きないにしても、元気で集まる顔を見渡せばとりあえず気持ちが晴れる。

河原の後、友人夫妻の応援を得て大量の買い出しに走った。
秋の準備は万全。

Fri, 30 Aug 2002

クロの探し泣き




保護生活に余裕が出てきたのか、ただ退屈してか、私たちの暮らしを津々見てまわるようになったスズメ。気が付くと側にいて、かぶりつきで見ている。「おやや、ちゅんちゅん、どうしたの?」とか何とか声をかけ、指を伸ばして鼻をつついてみる。顔を後ろへ引いて堪え、指を噛む。次に、やおら爪を立てて私の手をたぐり寄せ、もっと強く囓ろうとする。この前強引に首根っこを掴もうとしたときの暴れようがスサマジかったので、以後、構うのはこのくらいで止している。止しておかないと、私が痛い。
うちの猫の皆さんへの甘えぶりは大変なものだ。
猛攻に負けてつい舐めちゃった。3人。
完全無視拒否。ひとり。
舐めてもらったスズメは嬉しくて仰け反らんばかり。調子に乗ってにじり寄り、体当たりして叱られて、ゴメンナサイと腹を出す。
この所の彼女が最も「脈あり」と読んで追い回しているのがクロちゃんだ。同郷(河原)の匂いがするのかも。クロの嫌がり方は尋常でない。昨日やっと気が付いた。私がクロに何をしてきたか。

クロちゃんは私を河原へ通わせた子だ。あのキャラに惚れ込んで入れ込んで、遂に家に連れてきた。家の子達の反応は予想以上に厳しかった。先住猫の前で新しい子を構ってはいけないと教わっていたので、クロはみぃちゃんと一緒に狭い保護部屋に捨て置かれる格好になった。仲良く、慣れない暮らしを越えてきた。みぃちゃんのお見合いを、クロは箪笥の上から見ていた。皆、クロを忘れてみぃちゃんを囲んだ。そうして里子に出た夜、クロの探し泣きは可哀想で聞いていられなかった。抱っこしても撫でても落ち着かず、腹の底から絞り出すような声でみぃちゃんを呼び、いた場所を何度も覗いた。
みーしゃのときも仲良しで、よく遊んで面倒を見てくれた。みーしゃもまた、里子に出た。クロちゃんも里親募集ページに載せていたけど、半年の間一件のオファーも問い合わせもなく取り下げた。私はそれで良かった。この子とは共白髪の覚悟でいる。

知らない猫がくると、うちの子達はみなおかしくなる。八つ当たり的に年長の二人が弱い者イジメするパターンで、クロは突然襲われて毟られてしまう。悲鳴をあげて隠れるしかない。河原の時から喧嘩しない子だ。あんなに人なつっこかったクロが、人が来ると逃げるようになった。うちに来て、クロを変えてしまったのだろうか。

スズメが来てクロがイジメられる。仲良しになればまたお別れだ。さぞかしやりきれない事だろう。
うちの子達と河原からの保護猫との「緩衝剤」なんて虫の良いことを言ってはしゃいでいた自分が恥ずかしくなった。甘えられて過剰に怒るのは、それなりの理由があるのだ。次の休み、スズメは河原へ戻す。スズメはすずめ、河原で生きるのが一番かも。

クロちゃんをもっと大事にしてあげたい。

写真は「クロちゃんの背中を枕にしているみーしゃ」
「ソファーで大の字のクロちゃん=クロ駒」

Thu, 29 Aug 2002

幸福


通勤の朝は川に沿って東に走る。帰りは西日を浴びて走る。
夕方川を渡るとき、橋の上からいつも眺める猫たちの緑地に、雲間から光が降り注いでいるのが見えた。川の中にせり出したささやかな森に、竹藪は包まれている。あの中に、虫がいて鳥がいて猫がいる。あの猫たちのもとへ毎日毎日通っている.
「習慣は天からの授かりもので、幸福の代用になる」とロシアの詩人(プーシキン)が言っている。。無限の可能性とか夢とか希望とかいう言葉は、歳と共に血潮を沸き立たせてくれなくなったけれど、猫たちに関わることでこんなに奮い立つ事ができる。人によっては「馬鹿馬鹿しい」ことかもしれないけど、血潮がわいて元気の元なら、いいのではないかと。

草刈りで日焼けして、会う人ごとに「焼けましたね」と言われる。私は幸せだ。

Wed, 28 Aug 2002

シャーのコクニ


雲行きはたしかに怪しかったけど、晴れ間のある時間に出かけたから準備がなく油断していた。河原で配膳中、急にざばっと降られて慌てた。猫たちは散る。
チーコの鼻を拭き損なって、うろうろしてしまった。
テーブルの上のまさおくんと、私の後ろにいたクニクニが、確保した自分用ご飯トレイを死守して食べており、クニクニには傘をさしてやった。
雨よけの庇を作ったら、散った猫たちが恨めしそうな顔で戻ってきて食べ直し。
猫舎の下でコクニがママと一緒にいた。白猫ママは全然元気がない。生気がない。生きてるのが辛そうな顔だった。
コクニはそろそろ外の世界に出入りして、現実味を帯びてきた。
手を出すとしゃーしゃーいう。般若顔になる。
可愛い子なんだけどなぁ・・

Tue, 27 Aug 2002

のみ


河原の猫たちのためにノミ駆除の薬が届いた。自力で調達できないものだったので、ありがたかった。40匹分ある。この前河原から保護した兄妹のお兄ちゃんの方、仕事に行く前に預かってくれた友人がその日のうちにシャンプーしてくれた。100匹以上はいたんじゃないかなって。体を洗ったお湯が赤かったほど凄かったと言うから、ぞっとする。
子供の頃子犬を良く拾って帰った。ノミが跳ねていて、自分もたかられて、子犬もろとも父にDDTの粉をかけられた。今から思えばおそろしい。
ノミというのは実にしぶとくて達者な生き物だと思う。

かゆくて掻きむしっている子が、これで少しは楽になると思うと、私もうれしい。上手に飲ませるには時間が要るので、もっと早起きして早出するか、土曜まで待つか。

Mon, 26 Aug 2002

次の一手


体が・・イタタ・
手も傷だらけ。あ・これは「そばかす」にやられたパンチの跡だった。このところ、呼び方を変えた。「そばちゃん」では可愛くないし「スズメ」も音が硬いので、しっくり来たのがスズメの「ちゅんちゅん」だ。ちゅんちゅん言ってると、なんのこっちゃという顔で、呆れている。

気持ちがすっきりしているので今日も元気、いつもの朝が始まった。地主さんへのご挨拶が次の一手。まだこの大仕事が残っている。

河原経由で仕事に向かう。
餌待ちで集合した猫たちの目立つこと。またこれも心配な事態になった。昨日の草刈りでは、一日中ノコちゃんがみんなの側にいた。「ノコちゃんのかわいらしさは犯罪的」という斬新な表現がとびだして、かんしんしてしまった。
「女装罪で一日労働」、このユーモアにも今日一日、思い出すたびニタニタしてしまった。
また、ノコちゃんのパンチ浴びに来て下さいねー。

Sun, 25 Aug 2002

草の山


草との格闘は、早い人が朝7時から、最後まで頑張った人は18時まで、総勢10人で、汗だく埃まみれのヨレヨレで続いた。
草刈りを始めてしばらくして、私がエンジン刈り払い機で轟音轟かせて刈っていたら、顔の前に地主さんが立っていた。
「(根絶やしにするための薬を根に運ばせるために残してある)笹を、刈られたら困るじゃないか」というので、面倒になるけど「避けて刈ります」と約束し、草刈り続行の許可を得た。

日中、夏日の暑さが戻って、頭はくらっとするし、顔から火を噴くし、それでも、中途半端に刈り残したら撒かれてしまう、撒かせてなるものかと頑張った。

こちらの気合い勝ちで退散していった地主さんが、「猫のために頑張る人たち」という、彼にとっては信じがたいものを目にして、困ったものだと呆れた後ででもいいから、ふーん、くらいに思ってくれたらいいのだけれど。

草の海が消え、草の山が原っぱ隅に出現し、不思議そうに見ている猫たち。低空をゆっくりと舞うあかとんぼ。
応援の皆さんには、感謝の気持ちを言い表せる言葉がない。

ありがとうございました。

Sat, 24 Aug 2002

除草剤散布阻止


猫原っぱの地主さんがやってきた。
近日中に、強力な除草剤を撒くから承知しておいてほしいという。いつも液状の薬剤を撒くのだけれど、老齢でキツイので、今回は粒状の、楽に撒けて、しかも、草を根絶やしにできるものだという。猫たちが・・と言いかけたけど、おじいさんはここで猫の世話なんかされたら迷惑だ、猫を連れてどこかよそでやってくれと怒鳴っていった人なので、それは聞く耳ありませんよという感じだった。撒けば一年は野菜も作れないと言うから、触れれば人にも良くないだろうと。
私に草刈りをさせて下さいませんかと食い下がってみたけど、刈っただけではだめだという。

少し考えて、急いで家に戻り、いつも投稿するねこだすけMLで緊急ヘルプを呼びかけた。レンタルの店に電話して、草刈り機を借りる算段をつけた。午後になって数人の方から連絡があり、後は明日、どのくらいまでできるかやってみるだけだ。
草を刈ってしまってから、地主さんに謝りに行く。伸びたらまた刈るからと一生懸命言って頭を下げてみようと思う。
猫たちを守ってやらなくて何が世話人かと、鼻息が荒くなっている。燃えてきた。

Fri, 23 Aug 2002

二人目のももちゃん


ももちゃんにそっくりだと昨日書いた子、今日のお見合いで里親さんが決定した。里親さんが決めていた名前を聞いて驚く。
「ももちゃん」だ。
幸せになる名前だよ。がんばれ。

Thu, 22 Aug 2002

ももちゃんとコージ君


まだ会ったことのない男の子コージ君から郵便が届いた。
キジ猫「ももちゃん」の、この一年の変遷がミニアルバムにまとめられ、手紙も添えられていた。

去年の今頃、大型台風の接近で大荒れの予報が出ていた朝、河原で3匹の赤ちゃん猫を保護した。
縦に置かれた野菜ジュースの細長い段ボール箱から、キジ猫の女の子二人を踏み台にして、チャトラの男の子が必死に顔を出していた。
ももちゃんはそのとき踏まれていた子だ。
まだ静かな朝とはいえ、川の水は既に増水し濁流が迫っていた。最悪竹藪の水没まで考えていた私は、集まったみんなの顔を複雑な思いで見渡し、何とか生き延びてほしいと祈りながら悲壮感漂わせての帰り際だった。
あんな日に母猫から引きはがして捨てに来た人の気が知れない。
無性に腹が立った。

猫の神様は忙しい。
何の落ち度もないのに、健康でいい子なのに、飼ってくれる人がいないだけの理由で殺処分されていく猫たちを慰めに走らなければならないからだ。
赤ちゃん猫は、いくら泣いてもお母さんが来てくれないのでくたびれてしまい、狭い箱の底でかたまって途方に暮れていたのだと思う。ちょうど猫の神様が通りかかって、哀れな捨て子を「このままではただ死ぬばかりじゃないか」と励ましたのだ。女の子達に力を貸すよう説得し、チャトラを縁にしがみつかせ、私に「発見」させた。
手間暇かかる手乗りサイズ仔猫の世話を引き受けてくれたレーコさんを経由して、3匹は暖かい2家族に迎えられた。
ももちゃんは、じいちゃんから孫まで3世代6人に可愛がられ育てられている。コージ君はその「孫」だ。

小さいももちゃんから大きい猫さんになったももちゃんまで、彼の胸に、おなかの上に、腕に、眠っている頭の側に、一緒にいる様子が写っていて、ももちゃんを見つめるコージ君のまなざしから、どのくらい愛されているかが伝わってきた。
手紙の中に「松ぼっくりみたいなしっぽを回して返事をする」と書いてあった。ももちゃんと17日の子はうり二つだ。

Wed, 21 Aug 2002

美猫「黒長しっぽ1」




黒猫は5匹。強面の「クロボス」の他に、気持ちの優しい「黒叔父さん」、用心深くてしっぽの短いメス「ビータン」、そして昨年生まれの若いオス「長しっぽの黒1,2」。この二人はよく似ていて、おなかに白い毛が一文字にあるのまで同じ、昨年10月、手術で運んだ方は、家に2週間ほど置き、河原に返せないで悩んだ子だ。そばかすの保護期間はすでに44日目。「慣れていない」、「風邪で状態が良くなかったので里親探しに突入できない」のは同じだけど、黒長しっぽは結局もう一歩のところで頑張りきれず戻した。今年5月、もうひとりの長しっぽも手術できた。今度はとんとんとーんで戻せた。
今年確認した新参の黒はチビ黒だったけど、いまは長しっぽ二人と同じ大きさになって、3長しっぽだ。未手術の元“チビ”黒はまあるい眼で可愛い。ジャニーズ系だ。目を見ればちゃんと識別できるけど、通り過ぎただけでは全くわからない。
名前を考えなくっちゃ。

朝ご飯の混乱が一山越えた餌場で、黒長1が私にまとわりついてべたべただった。タオルで拭いたら艶々と黒光りして、本当にきれいでしなやかで、うっとりするほど。河原に置いておくのがもったいないくらいだった。いまでも、ピンちゃんグループ、黒白グループに、少しだけど、距離とか遠慮とかがあって、こんなに甘えん坊ではないはずなのにどうしたのだろう。
そのうちお母さんが割って入って、私も拭いて拭いて。
チーコが戻ってきて、青っぱなを見せびらかす。
両手にタオル持って忙しくしていたら、新たな甘えん坊がやってきた。傷だらけで心細そうで、助けを求めるかのように泣く・・・キミはどこから・・・
あっ!!!アッチョンプリゲッ!
慌ててケージを組み立てた。この前後悔した、保護し損なった子だ。あれから一週間、やっと保護した。
職場に遅れる連絡をして、夢中で走った。

Tue, 20 Aug 2002

浄化システム


2台の水槽の一つに、緑色の臭い苔がべったり付いてなかなか消えない。水が汚れ、管理人としては気の滅入ること。魚も水草も逃れようのない悪環境に命の危機を感じているはず。こんなとこで死にたかないわって、魚の顔が恨めしげに見えてきた。
濾過細菌がうまく育っていないのはわかっていた。
餌と新濾過器を購入した店で、店主から「きれいな水」の作り方を伝授してもらう。なぜか講義は、東京人の糞尿の処理の、汲み取り時代、バキューム時代にさかのぼって始まり、現在の浄化処理にまで至る。落ち葉をミミズが土に変えていくのと同じで、分解して無害の水にする過程で微生物が重要な働きをする。
ちょっと前の時代、多くの人のおなかに回虫がいた。それが隅田川から出る「ぽんぽん船」という有名な処理船に集められ、東京湾沖に捨てられて、魚と人を回虫が回っていたそうだ。
保護猫に回虫がいて虫下しのませるけど、人にだっていたのだ。
猫のことを考えながら聞いていたら頷くのが遅くなって、「のみ込みが悪い」と叱られた。
店を出るとき「ありがとうございました」と頭を下げてきた。
何か変だ。

自然はすべての生き物の排泄物を浄化する力を持っている。還元するシステムを持っている。
住宅密集地には自然はおろか土もない。人のものは人工の一括集中処置装置で解決したけど、犬のは飼い主が持ち帰り、猫のはいつも非難され、問題の種になっている。
よくよく考えれば、変だ。

あれだけの猫がいたらさぞかし汚くなっているはずなのに、河川敷に人は住めないのでわずかな自然が守られ、浄化機能があるのだろう。ガサゴソ休み無く働いている虫たちと、驚異の微生物に脱帽。

今朝河原で会えた知人を、猫舎に案内した。
22匹確認。台風の後でみんな表情が柔らかい。

Mon, 19 Aug 2002

猫ミルク


デリバリサービスの荷物を作るときに、一度しまった猫ミルクを出して、しまい忘れたことに河原で気が付いた。荷物をひっくり返して探してしまった。
出てくるのを期待して、ご飯が済んでも散会しないミルク好きの子達を見て、結局調達に走ってしまった。過保護かな。

朝から激しい雨。増水した川が濁流になってゴォゴォ流れていたので、着くまでが不安だった。完全に雨の日スタイルで武装していたからどんなに降られても平気。着いたのがちょうど小康状態の時間で助かった。結構なにぎわいで、大勢来ていた。昨日のご飯がどっさり残っていた。悪天候の日は一日くらい食べなくても平気なのかもしれないけど、自分がもし一日食事をしなかったら・・・考えるとやはり行かないではいられない。おなかが空くのって辛いもの。

チビ保護猫は元気いっぱい。かなりテンションの高い子で、トイレの中ではね回って遊んでいる。
明日から仕事で忙しくなるため、今夜から友人宅でお世話になる。

Sun, 18 Aug 2002

雨猫実況中継


よりによって着いたときが土砂降りで、どこかで雨を避けていた子達をずぶ濡れにしてしまった。14匹しか見ることができなかった。
自転車を止めた所の真下が廃材置き場で、一応屋根が付いている。サビコがいた。
「サビちゃん、来たよ」、って声をかけて竹藪へ急ぎ、猫舎に庇で雨の日バージョン体勢を作って配膳開始。
子連れの白ママとノコちゃん、チーコが1階台の下。コシロが2階簀の子の上で私を威嚇。お母さんと兄ちゃんテーブルの下。あっちの餌場にカリカリ好きの黒叔父さん、まさおくんは傘をかざした私のリュックにぴたりとくっついて待っていて、傘を伝わって落ちてくる雨でおしりを濡らしていた。後から駆け込んだ子達(クニクニ、マユちゃん、キジオ、ゴロリ)は、それぞれの場所に折り合いの悪い子がいると、慌てて移動し、その右往左往でさらにぬれ雑巾になっていた。
いつまでたってもサビコが来ない。大雨で動けないらしい。
私もすでに濡れ鼠だったから、ご飯トレイ一つ持ってサビちゃんに配達する。サビちゃんは大きな声で怒っていて(雨の文句を私に言われてもなぁ)、そんなものはいらないわよっと、言ってるみたいだった。濡れずに食べられる場所へ置いて、食べ始めるまで見守る。サビコと私を、いつの間にこちらへ来たのか、食べ終わって休憩中の兄ちゃんが、濡れた体を舐めながら見ていた。

そういえば・・ピンちゃんどうしたんだろう。

Sun, 18 Aug 2002

仔猫ケアー




昨夜引き取ってきた子は、すり身状のフードをばくばく食べた。ちょっと眠って起きたところを見たら、目やにで目が開かなくなっていた。お湯で濡らしたティッシュで拭いてやって、セーターにくるんで暖かくしてあげてケージに入れ、寝たのを確認して我が家も消灯した。
朝、5時に覗いたら両目をあけて起きていた。ミルク(ほとんど飲まない)と液体風邪薬少量混ぜたご飯を食べさせてから、シーツを出してトイレをしていないのを確認。昨日のうちにフロントラインを少量首に付けておいたら、やはりノミだらけなのだろう、死んだのが数匹落ちていた。暖かく濡らしたタオル片でお尻をたたいてもしないので、この小ささでトイレができるとは思わなかったけど砂箱を作ってあげたら、やおら砂を掻き出して、シッコとウンチを続けてした。後で検便してもらうのに、容器を探して少し取った。白い小さい虫がいた。獣医さんからもらってあった虫下しの小さなかけらを、まだ残っていたご飯に混ぜておいた。
外から拾った子というのは、あれこれといろいろあるのだ。

小さい体にこれだけあっても、生きている。

台風の接近で雨の予報が出ている。
忙しい朝だ。

診断結果
体重500g ♀ 推定生後一ヶ月 風邪をひいているために目やにが出ている ノミ駆除 虫下し要 液体風邪薬毎食0.5cc飲ませること。塗り目薬要。 性格良好 熱なし下痢なし、顔さえきれいになったら「文句なしの仔猫」とのこと。

Sat, 17 Aug 2002

17日の猫


今夜はドッカーンだよ。
恐い夜だけど、何とかしのいでね。

7月17日以来、ちょうど一ヶ月ぶりに見た復活猫「まさるさん」がミルクをがぶ飲みしていた。少しやつれた感じでひと頃の勢いがなかった。ナンバーワンとは言えないな。その姿を見て思った。私がいる間に来ない子には残らないミルク。少し長居したので、飲めない子にまで行き渡ったと思う。32匹確認。猫ミルク3パックあっという間に売り切れ、自分のランチに持参したのも猫にあげてしまった。1リットル猫たちのおなかに入った。猫缶も現場で4個追加した。


「花火見物の人混みの中から仔猫を保護してきた」と、夜になって知人から連絡が入った。河原猫ポイント近くだというので、探している仔猫ではないかと急いで引き取りに行った。
何ともくしゃくしゃの小さい小さいキジ柄の子で、猫違いだった。大量のカリカリを届けに来てくださった友人夫妻が、「猫を運ぶために買った車だから」と言って、チビ猫のために走ってくれた。生き延びていける子なのかどうか微妙な状態で、明日朝病院が開いたら連れていかねば。

キミも17日の猫だね。

Fri, 16 Aug 2002

猫トイレ




誰かが踏んづけてしまったらしい。
「犬のウンコだ」「いや猫だろう」「運がついた、アハハハハ」
「臭い臭い」「猫のウンコは臭いな」
などの言葉が聞こえてきた。
人が歩くところにウンチする猫はいないはずだと思いながら、シャベルを持って行ってみた。川へ下りていく通り道の真ん中に、大きな木の根が何筋か盛り上がって走っていて、間の凹みにさらさらの土が溜まって、絶好の猫トイレになっていた。埋めてあっても人が踏めば出てきてしまう。
猫の世話をしている者であることを名乗った上で、踏んだ人に詫び、踏んだ糞をスコップで除けた後、ハタと考えた。
猫が気持ちよくそこでトイレする気になれないようにしておかなければいけない。応援の人手があったので、砂利や瓦礫を探し集めて穴を埋めてきた。これでは気持ち悪くてトイレにできないだろう。
その後、人への影響のないところに盛った砂が固まっていたので、サクサクに掘り返しておいた。

河原に到着したのが逆方向からだったり、自転車の置き場所が違っていたのとで、集まりが悪かった。現場で待ち受けていたのが、クロボスと一ちゃんで、手術前にはあり得ないツーショットだ。それにガオ。八月の最初の日以来だ。クロボスとガオが大きな声で喚くので、いつもの餌場と雰囲気が違う。お急ぎの皆さんにとりあえずご飯を配ってから、自転車に乗って、いつものコースと方角からもう一度「ごはんの到着」をやり直してみた。
やはり途中で張っている事が解った。
ぞろぞろ出てきていつもの餌場になった。

今日の写真は「まさおくんのダンス」。おしり振っています。
そして、ほほえみ顔のアップです。

Thu, 15 Aug 2002

アゲハとスズメ




うちのベランダに10年も育てている(放っている)グレープフルーツの木がある。いつもなら捨てている種から芽が出かかっているのに気がついて、綿にくるんで発芽させ、鉢植えにしたものだ。限られた土で生活してもらうために、頭を切りつめてそれ以上高くならないようにしている。毎年のことだけど、6月初旬に芋虫がいっぱいついて、あっという間に葉っぱを食べ尽くされてしまった。他の植物の葉では用が足りないらしく丸裸になった枝をうろうろしていた。はしっこい芋虫は山椒の葉っぱにしがみついて食べ出した。料理用だからなぁ、これも食べ尽くされたら困るなぁ。で、思いついたのがキャベツ。空いた鉢にちぎったキャベツを置いて、ピンセットで芋虫たちを大移動させた。これで「うちのベランダを羽化場に選んだばっかりに、食う葉が足りなくて蝶になれなかったと恨まれないで済む」と安心したものの、いつ見ても食べた形跡がない。山椒の葉っぱも丸坊主になった。キャベツの上に10余り置いたはずが、わずかに3つ茶色に変色したのが転がっていて、次の段階に行ったのか、鳥の餌になってしまったのか、全くそのまましなびたキャベツ。キャベツについた農薬も気になりだした。手を出しすぎては良くないことだってあるのだ。少し反省する。
忘れていたけど、今朝、アゲハがひらひら飛んできたのを鉢植えに水やりしながら見た。グレープフルーツの木には葉が戻っている。形状記憶柑橘系観葉植物。今朝のアゲハはここ出身に違いない。

昨日保護した子の兄妹が、やっぱり心細い思いで残っているはずなので、今日はケージを持参。連れて帰るつもりで出かけた。粘って探したけれど、どこにもいなかった。後悔はしない主義だけど、一人が消えたら動かずにいられるわけはない。無理にでも二人一緒に保護してあげれば良かった。思い至らなかった事を悔やんだ。

そばかすを河原へ戻す決心がつきかかったところで、新タイプの風邪薬が来た。Kちゃんがそばかすのためにおもちゃと一緒に届けてくれたものだ。まだ涙目で、鼻水もでている。薬の効き目を確かめずに戻す訳にはいかないと思った。
最近行動パターンがうちの子と一緒になってきて、玄関ドア前のお出迎えも、食事の気配がすると集合するのも、出遅れることがない。むしろ家の子より積極的かも。違うのは、私が動くと逃げまどう所だ。
日本の雀はとても用心深く、人間のそばで暮らしていながら人に気を許すことがないらしい。先祖代々の「人に近づくと酷い目に遭うから気をつけろ」注意報が遺伝子に書き込まれているらしい。そばかすの人間嫌いも、その辺に由来するかも。
そばかす改め「スズメ」にしようかな。

Wed, 14 Aug 2002

新顔ラッシュ


除草剤に一度は負けた原っぱの土から、スベリヒユやらオオバコやら、その他強い草が吹き出して、どうだと言わんばかりに繁茂した。
連日の新顔発見で、オリジナルメンバーと遊んでいる暇がない。今日の子達は二匹で原っぱの草の中にいた。集まりが悪かったので、大きな声でおかあさーんピンちゃーんと呼んでいたら、足下で鳴き出した。喚きだしたと言うべきか。
捨て子というよりも、河原で生まれた子なのかもしれない。

とりあえず、いつもの段取りで集まったみんなに配膳している間、買い出しレスキューで同行してくれたKちゃんが、二人にミルクとごはんをあげて様子を見てくれた後、電光石火の早業で女の子をリュックに保護してくれた。
一人だったら何もできなかったろうと思う。

Tue, 13 Aug 2002

一日で運命を決めた「もっぷ」




みんなのトレイに顔を寄せては怒られてうろうろしていた仔猫。
今日初めて見た子だ。どこから来たのか不明。
・・・いったい誰がこんな可愛い子をすてたんだっ。
何の問題もなくだっこできて、おなかいっぱいになったら、ずっと片づけしている私の周りにいて、座ると足下にいて、おとなしい。オリジナルメンバーはイヤそうに逃げてしまった。
この前のチビが「たわし」なら、この子は「モップ」だ。耳の毛がしょわっと長くて、磨いたらぴっかぴかのおぼっちゃまになりそう。

一日置かずに自転車の籠に蓋して連れ帰ってしまった。
友人宅の保護猫と一緒に、夕方のお見合いに臨む予定。
大忙しだ。がんばれモップ。

シャンプーしてドライヤーで乾かして(無抵抗、ヨシヨシ)フロントラインでノミ駆除。ちょっと磨き足りないまま臨んだお見合い大成功。13歳のウメちゃんを亡くしたご夫婦へ引き取られることに。
獣医さんへ運んで血液検査、エイズ白血病陰性。よしよし。
虫下しと、ワクチン接種。体重1.1kg、生後2ヶ月半。一つ予想を外したのが性別で、モップは女の子だった。

Mon, 12 Aug 2002

草の実


土手から河原へ下りていく滑走路から、松林の中に作られた小屋に、見かけない猫ファミリーが垣間見えていた。だいぶ前のこと。実に暗澹とした気分になって、どうしたものか、どうしたもこうしたも、やがては無関係ではいられなくなるのだと考えていた。
7月に数回餌場に出没した子2匹、今日初めて姿を確認する。どちらもメスのようだ。識別名はガチャとソックスにしておく。
今日の写真はガチャ。出所は松林。だろうと思う。


どさくさにまぎれてノコを撫でた。やせっぽちで硬い子だった。全然怒らなかった。近いうち保護できる。だいじょうぶ。
待ち人来る。クニクニが来た。
ピンちゃん黒オジお母さんサビコまっちゃん兄ちゃんチーコ、撫でた。柔らかい毛のサビちゃんが特に、とげだらけの草の実をおなかにいっぱいくっつけていて、痛そうだった。さわれる子はそうやって撫でたときに取ってあげられる。
本日33匹。持参分は無くなって、後れてきた子のために4個追加缶をあけた。だいたい一人180g缶半分という量は、多いとはいえない。カリカリを多めに置いてしのいでもらっている。

Sun, 11 Aug 2002

アジのホネ


昨日ざっと見渡したところでは
茹でたアジを喜んでくれたのは一ちゃんくらいだった。
てんこ盛りにまとめて一皿置いて来たのが、
どうやったらこんなふうに残せるのだろうか、不思議なほど、きれいにホネだけになっていた。揺すったらさらさら音がした。
昔は猫のご飯は猫まんま、それにおかずの残りをやっていた、魚の骨を投げてやると喜んで食べた、なんて聞くけど、うちの子も隣も、煮干しの頭は食べない。骨はもちろん残す。飼い猫は贅沢に慣れて軟弱になったのかと思っていたけど、ノラを生きる河原の子達も、危険なホネまであえて食べないのだと妙に感心してしまった。冬場よく用意するマグロの血合いなどでも、そういえばホネが混じっている。茹でた後、固まりをほぐすときに取り除き切れなかった細かいホネも上手に除けて残していた。

ヨーコママ久々の登場。ノコちゃん、無事無事。
保護生活一ヶ月たって、すっかり家の中に慣れたそばかす。
手から食べたりして喜ばせてくれるけど、体に触れようと近づく手には、鋭い爪で必死の攻防。あちこちひっかき傷で痛いこと・・・ヤレヤレ・・・

Sat, 10 Aug 2002

ノコちゃん神隠し


姿を見ないからといって気を揉むのはやめようと、決めた翌日にもう気を揉んでいる。ノコちゃん二日ほどふっつり神隠しだ。
自転車の周りや、人の通る道を見上げて興味津々、ひょこひょこ歩く範囲が広くなっていたからなぁ。明日は出てきてくれるかなぁ・・・

今日は豆あじをよぉく茹でて冷やしておいたのを、いつものメインディッシュにプラスして持参。サビちゃんは骨が苦手みたいで、ケェッケェッと顔を斜めにして困っていた。アジだけ残した子もいたけど、一ちゃんが気に入ったようでハングハァング一生懸命食べていた。
水の取り替え時に笹の葉っぱを入れ忘れた器に、小さな蛾が6つほど浮いていた。今日は全部にぬかりなく浮かべてきた。

Fri, 09 Aug 2002

安否


一日一度行ったときにたまたま会えなかったからといって、安否を気遣っていても仕方ない。クニクニが6日なら、ヨーコママだってガオだって8日だ。2ヶ月以上の不明期間を経て復活した「まさるさん」なんか、先月17日を最後に姿を見ていないし、コハチもやはり25日以降、ようとして確認できず。コハチは白ママがずっとそばに残した子で、みーしゃやコシロと同腹の兄妹だ。小さい八割れ黒白柄でメスだと思う。少しでも動くと逃げてしまうので、じっくり向き合ったこともない。
猫舎の中を掃除してきた。最近はここで寝ている形跡がない。
あっちの小屋も見てきた。誰もいなかった。みんなどうしているのか気をもむのはやめにした。

ごはんを食べ終わった後、見事にだれもいなくなってしまった。
そーっと歩くと、風が通る日陰の草の中や、大きな木の下に、目立たないよう寝ているのが見えた。

Thu, 08 Aug 2002

恐い小屋




空の青さで言えば「エーゲ海」だ。
強い風に帽子を飛ばされ、土手では赤とんぼの群れに突っ込んでしまった。一瞬目と口を閉じたけど、不思議なことに誰もぶつからなかった。

原っぱの隅に、昔トイレだった小屋が倒れていて、猫の避難場所にビニールの切れ端が被せてある。周りに置かれた傘も増えて、そこに枯れた笹の枝が無造作に(カモフラージュのつもりと思われる)被せてある。なんとも汚いけど、作った人は猫のために一生懸命なのだ。
クニクニが5日来ない。近づいてあの中を覗いてみる勇気が出ない。もしあそこにいたらどうしようかと、炎天下、風通しにビニールが少し持ち上げられた小屋をしばし見つめた。

みんなぐったりしているけど、食欲は旺盛。つまり、元気だ。
猫用ミルク500ml帰るまでに売り切れ。同じトレイを互い違いに囲んで仲良く食べていたり、順番待ちしたり、集まった猫の中の、それぞれの優先順位とかルールとかに従って食べていく。

ノコはずいぶん大きくなった。
ピンちゃんは何でいつも嬉しそうなんだろう。
うす目を開けて「うふふ」顔だ。

Wed, 07 Aug 2002

泣き虫




だいぶ遅れて、ケイちゃんが来た。
大きな声で泣き泣き歩くから、ケイちゃんだってすぐわかる。竹藪の奥の方から現れる。
三毛3姉妹の少女期は、もう形容しがたいくらいにかわいらしく、現れると餌場がぱっと華やいだ。二つ前の夏、どこから這い出してきたのか、おなかをすかせて餌場に来たところを発見し、それからは会うのが楽しみだった。驚かさないように息を詰めてただ見ているばかり。容易に近づけなかった。
ちょうど適齢期の頃一斉捕獲で不妊手術できたけれど、大勢だったから一人一人に説明する時間もなくリリースした。寒い時期に怖い思いをさせてしまって申し訳なかったと思いつづけた。
みぃちゃんが私に慣れたのは、クロちゃんのおかげだ。寝箱にいつも黒白兄妹といるようになって、保護に至れた。その後コウちゃんが猫舎の中にいるのをよく見るようになったけど、かたくなで、人間嫌いだった。コウちゃんを抱いたのは、冷たくなってからだった。かなしかった。ケイちゃんは、未だにどこで寝起きしているのか解らない。
なにが悲しいのか、いつもないている。
すぐごはんをそばに置いてあげたのに飛びつかず、泣きながらうろうろして、猫舎下で食べていた。
キャンプ場にいたおじさんが帰ってしまったので、涼みがてらおじさんを観察していたノコちゃんが暇そうに戻ってきた。食事中のケイちゃんにうっかり近寄りすぎて、一発浴びてしまった。なかなかキツイおねいさんだ。以後気をつけるように。

お食事後休憩中のサビちゃん。舌がやはり出ているので写真を撮っていたら、お母さんが「きーっ」といいながら走ってきて邪魔し始めた。嫉妬かも。カメラとサビちゃんの間で、派手にごろごろ転がってみせるのだ。最初に自転車を降りさせた「サビコ」、最初に不妊手術取り組みをはじめさせた「お母さん」。二人とも私にはかけがえのない河原猫だが、他に甘えられる「飼い主」を見つけてしまったサビちゃんの方が余裕だ。

Tue, 06 Aug 2002

看板役者




暑い日と雨の日と雷と、そして花火。過酷な夏は真っ盛り。
蝉がせっせっせっせっ鳴いて、短い生涯の歌い納めで忙しい。
道路でつぶれた蝉を見ると、胸がつぶれそうだ。
私は本日より仕事を休んで、くっついてしまった椎間板の隙間を広げるリハビリ通院だ。やだねー、年を取るってこうゆーことなのね。往復20km余りの自転車通勤も、力自慢の力仕事も、たたってるねきっと。でも、夏に仕事を休めるのはなんだかなー。
嬉しいと言えば働いている人たちに申し訳なくて、ここはじっと黙って河原へ行くしかない。あ、病院へ行くしかない、だった。

最初の夏は黒白兄妹とねんごろで、とくにクロちゃんが河原で張り切って待っていてくれた。クロちゃんは芸達者な河原の看板役者で、いつもぴったり一緒だった。
今年の夏はコシロの二枚目ぶりが、ひときわ目立っている。
さわれないのが残念だ。
役者、というより、クールなビジュアル系ミュージシャンだね。

このまえ元気な疾駆を見せてくれたのに、クニクニがまた来ない。だいじょうぶかな。

Mon, 05 Aug 2002

お喋り猫




猫舎のなかに、おみやげが入っていた。この前のフィギュアは全6種のシリーズだったらしく、3個別パターンの猫セットがあった。「50ぴきの猫達、がんばれ!!」と、メモが一緒に入っていた。
いつだったか土手に座って涙ぐんでいたおじさんは、最近お昼をキャンプ場で涼む猫たちと過ごしているようだ。猫に囲まれて昼食を食べ 静かに一緒に昼寝して、そっと立ち去る。

特に誰と仲良しでもなく、いつからくるようになったのかも定かでなく、どこで寝起きしているかも知らず、親兄弟出自はもちろん不明。毎日は姿を確認できないけれど、しっかり名簿に名前の載っている子が数匹いる。キジマルとアミちゃん、どちらも未手術。いつもいないので捕まえようがない。今日、何やらいいながら餌場に戻ってきたキジ丸に、「何言ってんだよお」という気分で呼びかけていたら、後方猫舎屋根より、アミちゃんが合唱してきた。アミちゃんは雄猫だけど、とても穏和で、全くとんがったところのない子だ。おしゃべり猫と判明した。しばらく分けのわからない会話をして、結局何を言っていたのかさっぱりわからないまま、向こうが寝てしまったのでお喋りはおしまい。
猫舎下から、妖精コクニがびっくりした顔で外をうかがっていた。子供を驚かせるような猫語が飛び交ったらしい。

Sun, 04 Aug 2002

鈴子





背中美人

抱きしめたらぽきっと折れてしまいそうな
哀愁漂う白い背中




ごめん


見返り美人

Sat, 03 Aug 2002

雷明け




昨日の夕立、さぞかしみんな怖かったろうと思って、ねぎらうつもりで行った。竹藪の湿り具合と背の高い枝の傾き方でも、激しかった雷と雨が思い出される。蚊がぶんぶん飛び交っていた。
ノコちゃんなんか、けろっとしているように見えて、実は相当怖かったらしい。目がびっくりした時のそのままだった。
洋ちゃんの目は回復。とてもきれいだ。
元町会長さんのおじさんとまた遭遇。ご挨拶してしばらく世間話していたら、ゴロリがうろうろしていた。「これ、これこれ」と呼びかけたら、おじさんが「これこれっていう名前かい」というんで訂正する。タイミング良く転がって、ごろごろおなかを見せてくれた。つき合いのいい子だと感心した。

Fri, 02 Aug 2002

届かない子




ところで、コクニの兄妹は誰もいないのだろうか。
白ママとごはんを食べている姿を見て、ふと思った。
女の子だろうか、男の子だろうか。まだ不明。
台の下の暗がりにフラッシュを放っても、ぴくりともせず座っている。凛としてまるで妖精のようだ。耳が大きくて白い子。まだ手の届かないところにいる子。
コシロの小さいときも、ちらちら見え隠れするばかりで、まるで届かない子だった。

我が家に来ている縞柄の妖精は、物陰から先輩を観察して、げ、げげげ、げげげっと、驚きっぱなしだ。
彼女の不可解は、近寄って仲良くしたい仲間達がなかなか相手にしてくれず、一番近寄ってほしくない私にだっこされたりしてくったりしている姿を見るときピークに達する。

三歩前進、二歩後退。
手が届きそうでとどかない、そばかす。

Thu, 01 Aug 2002

炎暑


あまりの暑さにくらくらする。
クニクニでなくても、頭を振って歩きたくなる。
まさおくんはさっさと食べて涼しいところへ行ってしまい、久しぶりにガオが来ても、騒いでいるのはガオ一人。おとなしい子達はうなり声にたじろいで、外に出たまま入ってこない。
乾いた土の上でごろごろすると、黒猫はたちまち砂まみれ。
昨日なんか、そんな調子でゴロッと倒れていたから、死んでいるのかと思ったよ、黒オジ。
ノコも真似して真っ黒け(砂まみれ)だったね。
今日はいつもの黒猫だ。良かった良かった。
サンタの瞬膜ひっこまないね。
ヨーコちゃん、片目に目やにがたまっているよ。
黒ボス、そんな怖い顔でにらまないで。
鈴・・・痩せたね、だいじょうぶ?
一ちゃんミルクまだあるよ。
なんてなことを、炎暑の朝、集まった面々をみながらつぶやいてきた。声も出ない暑さだった。



河原猫の日記



    
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