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ヒヨシのモミモミ
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ヒヨシは8歳になった。生後2ヶ月でうちに来てから、ずっと一緒だ。7kgの大きな猫だけど、そんなに太っているわけではない。体も手足も長くてずっしりしている。意地の悪さでは、河原の黒長やピンちゃんといい勝負だ。寝坊した私を起こすのに、以前は顔をつついたり、寝ている私の上を歩いたり、頭突きしたり、直接向かってくることが多かったのに、いまは、他の子に意地悪して悲鳴をあげさせる。私が飛び起きて駆けつけるのを学習した。まるちゃん、クロちゃん、クンちゃんをいじめて、とどめは、ガオばあちゃんにちょっかい出して錯乱状態にさせる。 もう一つの手は、台所でものを落としまくる。棚の中に手を突っ込んで、片っ端から落としていく。昨日は遂に、紅茶のポットを木っ端みじんにした。ごはんを出すまで、止まらない。 こんな我が儘に育てた私が悪い、と、黙々とかたずけた。 どうだと言わんばかりに、偉そうな顔で上から見下ろして、これっぽっちも申し訳ないなどとは思わない猫である。 だんだん寒くなって、みんな甘えん坊になった。膝の上が、みんなに狙われて忙しい。ヒヨシは特に重いので、中途半端に乗せると体が痛くなって困る。頃合いを見計らって押入のマイヤー毛布の上に押しやると、鼻の周りを膨らませて喉を鳴らし、毛布を押し続ける。見ている私を睨みながら、一心不乱にモミモミする。大人になってから始まったモミモミで、この毛布でなければいけない。 「耳の大きなキジ柄の猫」を探していて、ヒヨシが来た。 希望の猫とは全然違っていたけれど、縁があって来たのだからと、愛情を注ぎ込んできた。いつか別れが来ることを考えただけで苦しくなる。 かけがえのない、 愛して止まないバカムスコなのだ。 日曜日。 パッとしないお天気で、ごはんのデリバリ以外の作業は何も出来なかった。 一太郎、ミス河原、サム君、ペレ君、マダラ、白ママ、花子、ヨーコママ、ハッチ、シトラ、洋ちゃん、アミちゃん、キジオ、サンタ、ピンちゃん、チーコ、コシロ、まさおくん、マサルさん、クニクニ、トラちゃん、ケイちゃん、コキジ、黒長しっぽ、ロボちゃん。洗い物に下りていって、駐車場を徘徊中の小夏を見た。今日の確認猫数26。 河原の子達には、家の子達のような暮らしは想像もつかないだろう。・・外暮らしはキビシイ。 写真上 ヒヨシの開き 写真下 ヒヨシのモミモミ |
Sat, 30 Oct 2004
雨の日の河原猫
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ぐずぐずしているうち、いつの間にか雨になってしまった。 雨支度に切り替えて、出発。 風でフードが後ろに下がり、帽子の庇だけでは防ぎきれない。 顔に雨が当たって冷たかった。 猫の被毛はある程度の雨ならはじくようになっている。今日みたいな日に雨を避けるものがない外にいたら、否応なしに濡れてしまう。体温を奪われて、寒がりの猫にはたまらないだろう。 身一つだから、本当にたいへんだ。 ミス河原ポイント。薮から飛び出してきた3匹を引き連れて下へ下りて行って、雨をよけられる餌台に配膳した。ミス河原と狭い所に並んだ一ちゃん。気の毒なことに、待っている間に何度も叩かれうなだれていた。ミス河原は気が強い。大きい一ちゃんがタジタジだ。餌台にはサム君までは入れず、遠巻きにうろうろしている。プラスチックケースに傘をかざしたもう一つの場所は気に入らないのか、サム君、呼んでも入らず。 次の薮、シトラ、白ママ、ヨーコママ、ハッチ、マダラ、花子。どの子も仲良しではなく、一匹狼的に張っている女性陣なので、同じお皿から決して食べない。お皿を並べる距離も難しく、近すぎると空いていても来ない。早く食べて早く退散できるよう、それぞれに気遣った。 竹薮に入ると、昨日書いた小夏が来ていた。 みんなの動向を窺いながら、おちつかない面持ちだ。 3カ所のごはん場所はいつものメンバーで定員満席。ピンちゃんとサンタは、上にちょこっとずつ乗せる「ごちそう缶」だけ拾い食いして、あちらこちらハシゴしてまわる。誰がいても首を突っ込んで行って乗っ取る。恐いモン無しなのだ。 他に、傘を3本かざして、手際よく配っていった。定員割れしてはみ出していたのは、影丸、ケイちゃん、クロスケ、コキジ。クロスケは正面から見たら黒長そっくりだ。しっぽまで見て、やっとクロスケだったかと判明する。 小夏は、少し食べるとすぐ誰かに場所を奪われてしまい、後退して雨に濡れている。私のそばが空いていたので抱っこして連れてきて、傘の中でごちそう缶を振る舞った。 テーブル上のまさおくんには、別仕込みしてきた薬入りごはん。 ピンちゃんが横取りしたので、まさおくんのかわりに取り返してやった。 配膳後一時間ほどみんなを見守り、寒さに負けて引き上げてきた。 お皿洗いは明日。 河川敷の清掃は今日も入っていた。 土手のサイクリング道で、仕事を終えたクレーン車がトラックの荷台にのっそり上がっていくのを見た。 写真上 細身の小夏 写真下 大きい一ちゃん |
Fri, 29 Oct 2004
おじさんの功罪
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グランドへ下りてお皿を洗っていると、怪しいおじさんが行ったり来たり、砂袋を作って車に積んでいた。おじさんが離れた隙に小夏が来て、食べ物と思ったのだろうか、砂袋のニオイをしきりに嗅いでいた。 小夏はちゃんと食べているんだろうか。ごはんがあるのを知っていても竹薮へは滅多に来ない。駐車場をうろうろしているのをよく見かける。洗い物している私の背後にやってきて、いきなり背中に頭突きして逃げることもある。可愛い。 それから何台かのトラックが来て、台風で河川敷に散乱したゴミと枯れ草枯れ枝を集めてあった所で積み始めた。どんどん片づいていく。男手と車と重機があると、ゴミも一挙に無くなるのだと感心した。 ミス河原たちのいる廃墟は、見るたび頭が痛くなる。一体どうやってこれだけのゴミを集めてきたのか、呆れてしまう。猫に優しいのはいいとしても、河川敷をこんな風に汚して、それで猫を置き残して消えちゃうなんて、おじさんが恨めしい。見渡して呆然とし、ため息をついた。 国土交通省が時々調査に入り、もぬけの殻になったホームレス小屋は撤去に踏み切る。 ミス河原たちに今なにか作ってやっても、もしもその撤去があそこで始まったら、全部片づけられてしまうだろう。濁流で集まった台風のゴミが近くにあったから、もう少し早く気がついていたらそこへ全部まとめておいたのになぁ・・残念! 思い及ばなかった。 いずれにしても、あの頭の痛くなる汚いゴミの山、少しずつでも良いからまとめてみよう。それから先手必勝で連絡してみようかな。 久しぶりにキジ丸が来た。それから、見慣れないキジ柄の大きな猫が来た。目が黄金色だ。びくびくしていて、ちょっと動いただけで、ぴゅーんと逃げていった。 写真上 アミちゃん 写真下 キジ丸 キジ猫は黒猫同様識別がムズカシイ。サンタ、アミちゃん、ペレ君、コキジ、キジオくん、そしてキジ丸。河原メンバーのキジ猫はばっちり区別できる。でも、ずっと前ガオの道で息絶えていた子をペレ君だと勘違いしたことがあった。今なおペレ君が2匹以上いる可能性が・・あるんだよね。 |
Thu, 28 Oct 2004
満月
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出たっ!! まん丸のお月様だ。 しかもオレンジ色だった。(18:00前後) 月が冴えると冷たい夜が来る。 河原を照らして、 ぶるぶるしている猫たちを 包んであげて下さいね。 少しでも温かい場所へ 導いて下さいね。 頼みますよっ、などなど思いながら帰宅した。 朝は昨日に続いて冷えた。 風が当たる胸がスースーした。 こうやって、だんだん寒さの冬に突入だ。 うかうかしていたらキリギリスみたいに後悔しそうだ。 まさおくんやチーコはあまり元気ではない。 これまでだってそんな調子で越えてきたのだからきっと大丈夫と思うけれど、どうしたって心配になる。 洋ちゃんヨーコママ系列の猫たちは、耳がまだ赤くグシグシしていて、シトラのしっぽの先も一向に治らない。 まさおくんとシトラに薬入りごはんを分けて持参した。 シトラはどうやってケージに入れようか。 一度失敗するとまたしばらく時間がかかるから、 一発で決めなければ・・ 他の子達は概ね良好。 確認猫数20。 家の子と河原の子とで、毎日20缶ほど消費する。ドライはだいたい1kg、ミルクは1?。 ストックが尽きそうになると、ゴロママやレーコさん、Mさんなどからさりげなく連絡があり、車を走らせて買い出しを応援して下さる。時折宅急便でドッカーンとフードが届き、いろいろな方からカンパや毛布やカイロ、サプリに薬・・書ききれないほど色々な形で、励まされて来た。なんとかへこたれずに継続していられるのは、そうした応援有ってのことなのだ。 つまり私は一人の孤独なエサヤリさんではない。河原猫は単なる河原のノラネコではなく、沢山の人達に温かく見守られている猫たちなのだ。 ピンちゃんはまるで天下を取ったみたいに走り回っているけど、 ついでに哀れな新参を追い出して威張っているけど、 もう少しわきまえて、心の広い猫さんにならなくちゃいけないんだよ。 あ縲怐A小言言うとまたそーゆー顔をするんだね。 写真上下 ピンちゃん |
Wed, 27 Oct 2004
深まる秋
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猫舎の中に猫たちが潜っていることが多くなった。 夜が寒くなったのだ。ごはんのあと、入れ忘れたものを閉じかけた猫舎に手を入れそっと置くだけで、中にいた子があわてふためく。家で暮らす子と違って、寝箱に入っても安心してくつろいでいない。 ミス河原たちを、これまでの薮からその下の住居跡で食べさせるよう、誘導していった。餌台は昨日のままで、空のお皿が並んでいた。サム君と一ちゃんとミス河原と、揃って集まった。 もっと寒くなるまでに、寝箱を置いてあげようと思う。 次のポイントにガチャが来た。このところよく顔を見せてくれるので嬉しい。どこから来るのか相変わらず判らない。 シトラとマダラ、はっち、白ママ、ヨーコママ、ペレ君、ガチャ。花子とミルクを入れたら、ここのポイントもいつの間にか一つグループが形成されている。 竹薮の中心メンバーとソリが合わないのだろうか、竹薮一カ所で猫たちの大所帯は持ちこたえられないのかもしれない。みんなで仲良くと願っても、こればかりはどうにもならない。 竹薮の芯になっているのは、なんと言ってもチーコだ。 まさおくん、キジオ、トラちゃん、ピンちゃんサンタ、コシロ、クニクニ、黒長、ロボ・・ ここに、どこからか通ってくるケイちゃんや、マサルさん、竹藪奥から洋ちゃんとアミちゃん、原っぱのほうからビータン、コキジ、クロスケなどがやってきて、ひしめき合って食べていく。 竹薮に固めている寝箱は余っていても、他の場所からの通い組は入れないだろう。 さて、どうやって冬越えしようか? 写真上 すっかり花の終わったキンモクセイ 写真下 竹薮のリーダー チーコ |
Tue, 26 Oct 2004
人恋しい日
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雨だったけど、みんな元気に集まった。 ミス河原ポイントでは、いつもの薮に飛び込んだ一ちゃんとミス河原を促して、さらに下へ下りていった。この前拵えたプラスチックケースの餌台にごはんを置いて、一ちゃんとミス河原にとりあえず配膳してから、 雨を凌げそうな棚を引きずって奧へ入り、シートを被せ板を載せ、雨に濡れないでごはんを食べられる餌台を作った。そこにカリカリと、ミルクとごはんを置いた。サム君とペレ君がやってきたのを見て、次へ向かった。 マダラ、ヨーコママ、シトラ、はっち。来た子全部に雨よけを作ってあげられなかった。 小雨のうちに、早く食べて引き上げてね。 傘の下に多めに盛ったトレイを置いた。 原っぱに着いたら まさおくんがツゲの木から下りてきて、大きな声で鳴いた。 今日のまさおくんは「人恋しい日」だったようで、このあと、お皿洗いに下りていったグランドへも一緒に来て見ていたし、洗い終わって竹薮へ戻るまで、ピタリとついて来た。振り返ると、急ぎ足になってニャッニャッ(待って待って)言う。かわいい。 白ママが、キャンプ場の材木置き場で雨宿りしているのに気がついた。目が合うと、盛んに何か訴える。ごちそう缶の小さいの一個とスプーンをポケットに入れて、ガオの道藪下のお皿を回収に行った。ヨーコママとミルクがシュロの木の下で雨を凌いでいた。薮には、傘の下だけに一皿残した。花子やガチャが来るだろう。 集めてきた空のお皿の一枚に、白ママの待っていた所で缶を開けてやった。ちょっと逃げてすぐ引き返して来た。ママのためのごちそう缶だと、彼女は了解しているはずだ。 確認猫数26。 猫舎の中へみんな入って静かになった。 私の恋しいのは兄ちゃん・・・ 写真上 クニクニ(手前)とコシロ(奧) 珍しいツーショット 写真下 まさおくん(手前)とコシロ(奧) |
Mon, 25 Oct 2004
緑が似合うサンタ
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河原でサンタに会えない日は、まずない。 ピンちゃんやチーコとつかず離れず、 誰がいなくてもサンタは居る。 愛想もないし、スリスリもない。 手を伸ばすと嫌な顔をしてササッと飛び退く。 ごちそう缶で釣って、 一心不乱に食べる背中を一撫で。 そのくらいならば何回か触った。 背中の毛を逆立てて、やっぱり逃げる。 薄ら笑いを浮かべた顔でふにやふにゃ言い それはまるで、 「人間はきらいなんだって 何度表明したら分かってくれるんだい、 話のワカラン奴だ、 ・・ったく」 なのだ。 サンタの食後の運動は、 エサ場におどおどやってきた子達を 睨む目に火花散らして プレッシャーをかけてから、 猛ダッシュで追いかけていくこと。 容赦のない男である。 サンタには、河原の緑がよく似合う。 元気で毎日居てくれたら、 それでいい。 確認猫数18. 私が慌ただしく河原を出たあと、 他のみんなもきっと、食べに来ているはずだ。 |
Sun, 24 Oct 2004
突然のお別れ
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日曜日だけど出かけなければならない用事があったので 朝の河原は大忙しだった。 久しぶりにM氏の応援。 あとを託してあたふた駅へ。 消えたおじさんの確かな消息を、昨日聞いた。 交通事故で亡くなったのだそうだ。 おじさんを見送り、帰ってくると律儀に出迎えていた7匹の猫たち。 帰らなくなったおじさんを どんな風に待って過ごしたのだろう。 猫たちも食べていかなければならない。 待てるだけ待って散ったのだ。 見切りをつけて動いた時の猫たちを 哀れに思った。 ・・何もしてやれなかった。 私も、いつか終わる。 関わっている猫たちと、ぴたり同じサイクルでは生きられない。猫たちを残して悲しませないように、しぶとく生きなければいけないと思った。見送るのは悲しいけれど、元気でいるうちに全部見届けてやらねば。 心の底からそう思った。 写真上 ガオの道 薮組女性陣で一番若い「マダラ」 写真下 ガオの道 薮組女性陣で一番妖艶な「白ママ」 |
Sat, 23 Oct 2004
追加写真
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横から見たシトラ ため息をつくヨーコママ |
Sat, 23 Oct 2004
野菊とシトラ
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台風の時濁流で運ばれたゴミが、河川敷にそのまま積もっている。 流木や枯れ草だけならいずれ土になるだろうが、 プラスチックゴミは簡単に消えないから厄介だ。 マットレスや粗大ゴミまで何でもある。 しかるべき処理費を払うのが惜しくて、ただでゴミを捨てたがる人たちに不法投棄された廃棄物は山にも川にもあって、取り返しのつかない汚染源となっていいる。 週末は、色々な人が河川敷へ遊びに来る。 その人たちが残していくゴミがまた凄い。 悲しくなるほど酷い。 処理費の問題ではなく、出たゴミを持ち帰るどころか、即刻手元から無くしたいという気持から、のようだ。車の中にたまっていたゴミも、ついでにそこへ投げていく。 洗い物をしながら見渡すと、スポーツ系の団体数組の他、バーベキューのグループも続々と繰り出してきていた。 チーコは食欲旺盛だけど、 原っぱで食休みしていた所へ顔を眺めにいったら、 鼻をつまらせて息苦しそうだった。 白い胸を揺らしていて、痛ましい。 ガオの道に寄ってお皿を集めていると、そこのメンバーが期待に顔を輝かせ再集結してしまった。私がカメラを持ってじっとしゃがんでいたら、周りをうろうろしていたシトラが背中を触らせてくれた。柔らかくてうつくしい毛並みにうっとりした。結構甘えん坊のようだ。しっぽの先は相変わらず赤い。もう少し警戒心をゆるめてくれたら、病院へ運べそうだ。 ヨーコママに向かって、生意気にも下からマダラが挑んでいた。怒ってフーシャーした後、やれやれ若いのは血の気が多くて・・・みたいにため息をついた。ハッチがしきりにヨーコママの後ろで同調していた。薮組の女性陣は、食事が終わると、積み木の上で優雅だ。 朝の日射しは長持ちしなくて 午後はすっかり曇ってしまった。 写真上 野菊とシトラ 写真下 ハッチを従えたヨーコママ |
Fri, 22 Oct 2004
落ち着かない半月
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昨夜は、半月の直径(縦の線)があまりにもまっすぐだったから、落ち着かなかった。白い切り紙を夜空に貼り付けたようだった。見ている私と彼方の月とのあいだに、あの満ち欠けを作っている星があり、切り口が直線に見えるほど大きな球体が阻んでいると思っただけでクラクラした。今日見上げたらいくらか膨らんでいてほっとした。これで、大好きな満月まで忘れていられる。 宇宙のことを考えると途方に暮れて眠くなる。 星に疎いので、夜空の何もかもが不思議だ。 猫たちは、この空をどんな風に見ているのだろう。 天高く・・ススキとオミナエシが河川敷で揺れる季節。 配膳するだけでやっとだった朝。 洗い物に下りていく時間がなかった。 明日の朝は、盛大に洗うぞ。 「ピンちゃんにもこういう可愛い赤ちゃん時代があったのよね」(写真上) 「ってやんでえ、今だって可愛いピンちゃんと呼ばれているんだい。知らねえのかよ」(写真下) |
Thu, 21 Oct 2004
ニャン太とパピコ
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河原で発見した頃「たわし」だったニャン太のお家から、おたよりが届いた。 一人っ子だったニャン太にパピコという可愛い妹ができて、パピコがニャン太を慕ってつきまとい、二人がとても仲良しになった所まで河原の天使コーナーに紹介してきた。届いた写真を見ると、パピコが成長してさらに愛らしくなったこと、ニャン太がますます凛々しくなったこと、そして二人がどんなに仲良しか、ヒシと伝わってくる。 しあわせそうで、こんなにうれしいことはないよ。 いつまでも楽しく暮らしていくんだよ。 ニャン太の父さん母さんへ感謝を込めて。 |
Thu, 21 Oct 2004
にょろにょろ
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台風は去って、朝は雨が上がっているはずだった。 テレビをつけていないので、そやつがどこをどう通過して行ったのか知らない。雨対策を何もしないで楽観的に出発し、5分たたぬうちに後悔し始めた。横殴りの雨だ。風が強くて、帽子を飛ばされること2回。ごめんなさいーー侮った私が悪かったー。泣きべそかきたくなるような雨風で、心の底からマイッタ。 一ちゃんとサム君。 ガチャとマダラと白ママとハッチとヨーコママ。 雨でも一生懸命だ。応えてやらねば。私が元気出さなくてどうする。などなど思って、前へ前へ進んだ。 竹薮メンバーは少なめながら、出てくるごはんを待ち受けて、みんな首を伸ばしてムーミン谷の「にょろにょろ」になっていた。 あぁ・・・、今朝は本当に苦行のようなエサヤリだったわ。 お天気は午後になって回復した。 写真上 黒長しっぽの横顔 写真下 黒白兄ちゃんの横顔 |
Wed, 20 Oct 2004
台風再襲来
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ザアザアよく降ること! こんな雨に負けてはいられない。 フル装備で出発。 一ちゃんたちの薮はとてもごはんを置けないので、 土手を下りて、おじさんの廃墟に転がっているプラスチックの衣装ケースや壊れ傘で、臨時のごはん場所を作った。一ちゃんとサム君が警戒して、なかなかごはんにかかってくれない。 場所が変わって、私の出で立ちがごっつくて顔が見えないためか・・ 冬が来る前に、一ちゃんたちにねぐらを作ってあげないといけないかな。 次の薮はマダラと、白ママと、ヨーコママが駆けつけてきた。傘一本では間に合わず、もう一本追加してごはんを置いた。 竹薮は、雨でも結構賑わった。 メイン猫舎下に4皿滑り込ませた。キジオ、チーコ、コシロ、ピンちゃんが要領良くゲット。クニクニが押し出されて、外を右往左往した。奧の餌台はタビちゃんが陣取り、トラ地蔵が右往左往した。テーブル下に、ミルクとサンタ。アミちゃん洋ちゃん仲良く傘の下。まさおくんテーブル上。雨を避けるもののない藪の中で、マサルさんがじっと空き待ちしていた。あと2本置いた傘の下に、コキジ、ケイちゃんがそれぞれ入って食事した。 私のレインコートはたっぷりしているから、傘が無くても大丈夫だ。みんなが食べるのを見回してから、洗い物に行った。 グランドのネットが横に倒されていたので、台風が来るのだと実感した。 川が増水していて、ごうごう流れていく。 水浸しの草地を踏みしめて歩くと、子どもの頃遊んだたんぼのあぜ道を思い出す。台風の時は格別だった。父の長靴でずぼっと音を立てて歩くのが楽しかった。 駐車場は閑散として、犬の散歩もゴルフの人も居ない。とても贅沢に河川敷を占有している気分だった。 写真上 秋の色 写真下 会えなくなって一ヶ月・・兄ちゃん |
Tue, 19 Oct 2004
控えめな白ママ
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薮メンバーを後にして原っぱに到着したら、次のごはんポイントの竹薮目指してまっしぐら・・なのだけれど、自転車を置いて走り出したら白ママが横から飛び出してきた。 大きな声でニャーニャー鳴いた。 薮でなく、竹薮でもなく、 ここでごはんを下さいな、 と追いすがってきた。 これは無視できない。 急いで白ママ用一皿を用意した。 すかさずピンちゃんとチーコが突撃してきた。白ママを押しのけて、最初はピン。そしてチーコが頭を突っ込む。ピンちゃんはすっと身を引いて譲った。今朝のチーコは食う気満々。 みんな待っているのだから仕方ない。 一皿だけではどうしようもない。 竹薮へ急ぎ、兎にも角にも配って収め、原っぱの白ママのためにもう一度出前をした。 チーコはすぐ竹薮へ戻り、ここでも最前線で旺盛な食欲を見せてくれた。 二日続きでお皿を洗わないわけにはいかないので、籠いっぱいの猫ごはん用トレイと水汲み用ボトルを持って、下の水道まで往復。急いでいたけど頑張った。 雨の予報。 朝はまだ持ちこたえていて、着ていったレインコートは洗い物の水しぶきに役立った。 降る前にみんな食べて引き上げたかな? 日中ずっと降り続いた雨。 河原の子達はどうしているだろうか。 大分寒くなった。 雨の日はなお寒い。 写真上 私を呼ぶ白ママ 写真下 控えめで物静かな白ママ |
Mon, 18 Oct 2004
チーコの巣ごもり
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チーコがいないのは変だ。 思いながら配膳していくうち、メイン猫舎のど真ん中のスチロールの寝箱から顔をのぞかせていて目が合った。鼻がガビガビだ。ガビガビでぷかぷかだ。これ以上に詳しくは書かないけど、あんばいが宜しくない感じだった。 この寝箱はチーコ様専用だけど、ちびQの姿を最後に見たのもそこだった。 出入り穴が二つ開いているので、左手を入れてチーコを抑え、右手で鼻を拭いてやった。ちょっと気分を害した顔になった。 「ありがた迷惑よっ!」だって。 つれないこと言わないどくれ。 少しでも楽になればと思ってさ、 それじゃ、頭振ったくらいでは取れないべ? 急いでいたので、洗い物もせず、確認もそこそこに行かざるを得なかった。 自分のペースで良いから、 みんな、どうかしっかり食べておくれ。 写真上下 チーコ様 |
Sun, 17 Oct 2004
消えたおじさん パート2
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猫ごはんが残ったので、子だくさんのおじさんの所へお裾分けに行ってみることにした。 近くでバーベキューを盛大にやっているグループがあって、子どもたちがおじさんの住居に入って遊んでいる。 オカシイ・・と思いながら近づくと、7匹いた猫たちも、おじさんも消えていた。散乱したがらくたの山に、国土交通省の貼り紙が貼られていた。「9月27日までに撤去しなければ強制的に片づける」という内容だった。河川敷にあってはならない造作物、と断定していた。 猫はどこへ行ったのだろう。空になった猫ごはんの器は乾いていて、蝿もいない。周りを少し歩いたけれど、全く誰にも会えなかった。いつも行けばあちこちから顔を出していた猫たち・・ あの子達はどんな運命を辿ったのか、今現在どこでどうやって毎日を凌いでいるのか、考えただけで胸が苦しかった。 そういえば・・ おじさんの所の三毛、あのしっぽの短い子が竹薮に来たのはいつだったっけ? そうか、こういう事だったのか。 散り散りになって、空腹でやってきたのだろう。 今頃になって分かった。 原っぱへ戻って、ぼんやり秋晴れの空を見上げた。 何事かと近寄ってきたまさおくんと、黒長と、アミちゃんに囲まれて、ピンちゃんがビータンをしつこく追いかけて行くのを見ていた。 あっ・・あのしっぽの短い黒猫、ひょっとしたらおじさんの所から来た子なのかな。そんなことも考えた。 ・・ 倒れ小屋でえさやりしている人は、ごはんを置くとすぐ立ち去るので、誰と誰にごはんをあげているのか知らない。あそこを拠り所に通っているかもしれない。 私の知らない時間帯に、竹薮に来ているかもしれない。 なんともやりきれないことだ。 ホームレスをやっている人間と関わる猫たちは、 人間と関わりのないノラちゃんよりも もっと過酷な運命に見舞われることがある。 人間と寝食共に、雨風凌いで寄り添って暮らしながら、 その屋根がどのくらい脆いか知らないのだから。 確認猫数24 写真上 あかまんま 写真下 アミちゃん |
Sat, 16 Oct 2004
まあるい黒猫
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原っぱの隅、薮の懐に倒れ小屋があって、 その周辺に、竹薮メンバーと距離のある子達が数匹、もう一人のエサヤリさんを頼りにして生きている。決してこちらに来ないわけではなくて、空腹でたまらないときは覚悟を決めて突入してくる。 把握している顔ぶれは、ビータン、タビちゃん、コキジ、クロスケ。コキジなどはこちらの常連さんでもある。体同様根性も太い。 最近、ビータンの他にもう一人、しっぽの短い黒猫がいることが分かった。耳にアレルギーがあって、顔も目もまん丸。しっぽだけで見分けるのは困難。どちらも私に慣れていないからこそこそしている。追っ払い隊と視線が合って火花が散ったら、何はともあれ逃げていく。逃げ足の早さは相当なものだ。シンクロという月の輪熊模様の黒猫は、いつの間にか消えてしまった。本当に消えたかどうか、いるのかいないのか、さっぱり分からない。 手術がほぼ全部済んでも「心配は要らない」と胸が張れないのは、群れの外郭線上で出入りする流動的な猫たちを掴みきれないからだ。一匹でもメスの未手術猫がいたら、必然的に仔猫の出現に悩むことになるのだ。 外猫を完璧に管理するのは不可能だ。 住宅地と河川敷は違う。 どんなに頑張っても、 河原猫は減らせないのかもしれない。 しっぽの短い新しい黒猫が 私を弱気にさせた。 識別名は「黒丸」。見たまんま。 晴れるはずが曇りで、風が冷たくて、とても寒かった。 猫舎の寝箱11個に毛布を更新した。 残りの寝箱も、できれば明日替えてあげよう。 写真上 ビータン 写真下 黒長しっぽ |
Fri, 15 Oct 2004
かわいい一ちゃん
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一ちゃんがこんなに可愛い猫さんになるなんて 信じられない。 だって前は 低い声でウウウウ唸って恐かったし、 手なんか出したらただじゃ済まない感じだったし、 実際触ろうなんて考えたこともなかったのだ。 呼びかけたら裂けそうなほど口を横に開いて 牙をにゅっと出して ニャンとかナーとか言う。お返事するのだ。 うう・・たまらん。 駆け寄ったらビックリして逃げちゃうので、 そーっと下りて行く。低姿勢で手を伸ばす。 あとはじっとしていたらヨロシイ。 どかっと体をこすりつけてきて、 あいくるしい身もだえが続く。 というわけで、本日の写真一ちゃんのアップ2枚。 ガチャは今日もいた。 お天気が回復して、みんな嬉しそうだった。 猫缶大15個+カリカリ1kg+猫ミルク1?。 確認猫数28。 |
Thu, 14 Oct 2004
おひさしぶり
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ガオの道にガチャがいた! とても元気そうだ。 私を見ても前のように甘えてこない。 私の家から逃げて、河原まで3kmの道のりを、3ヶ月かけて戻ってきたガチャ。戻ったのを確認してからは、ほんの数回しか会っていない。 会えてもすっかり警戒モードだ。 木の下の薮にはいつもの面々(マダラ・はっち・白ママ・シトラ)が待機していて、がちゃが入る余地はなかった。 実は何日か前、ガチャ色のしっぽがごはんの薮から出てきて次の茂みに入っていくのを見た。走っていったらすっかり消えていて、確認できなかった。 やっぱりあれはガチャだったのだ。 やっとまた会えた。 せっかくごはんを食べに来たのだから、 行かないで、待っててね、 あわてふためいてばたばたしてしまった。 一番にごはんを置いてやり、待っているみんなにも、ミルクとごはんを滑り込ませ、食べ終わる前に写真写真・・ あっ!めっ、メモリースティックを忘れた! 予備をセットして、とにかく撮った。(写真上 本日のガチャ) ガチャで一騒動してから、みんなの原っぱへ。 お日様のない河原は、どんよりだ。 台風と、居座った秋雨前線の影響らしい。 ごはんで少し盛り上がって あっというまにまた静まりかえった。 下の河川敷から上がってきて、キャンプ場を抜け、土手下の道へ、リードを外された大きなレトリバーが過ぎていった。 飼い主は恐い顔のおじさんで、駆け回る犬を前に横に走らせながら悪びれた様子もなくふんぞり返って歩いていた。 チーコに続いてピンちゃんも、血相を変えて竹薮へ戻ってきて、前垂れを下ろして閉じた猫舎に駆け込み、キャンプ場にいたまさおくんは、欅の木に駆け上った。 一瞬で猫という猫がいなくなった。 犬を呆然と見送った後、木の枝にしがみついて下りてこないまさおくんを励ましに行った。(写真下 まさおくん) |
Wed, 13 Oct 2004
辛抱の猫
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「猫の場合・・・3歩くらいの下がり方では下がったことにならない。相手にプレッシャーをかけず、かつ、待っている者があるのだから長居はいけないと警告ビームも浴びせ、そして睨みをきかせて横からの割り込みを防ぐには、せめて2縲怩R猫身、離れないといけない。 丁度今のボクのような位置が、正しい距離の取り方なのだ。」 忍耐強く順番待ちするマサルさんが、 半眼の薄目で食事中のトラちゃんの背中を見つめた後、 私のほうを見てぼそっとつぶやいた。 それからゆっくり下を向いて、胸をべろべろ舐め、右手を上げて手の先を念入りに舐め、顔を洗った。 「若い頃は気が急いてさ、むやみやたらに躍りかかって喧嘩になり、気がついたらごはんは吹っ飛び、互いに怪我をし、痛い思いをしたものだ。思えば随分無駄にエネルギーを使ったな。 そんなこんなでボクにもだんだんわかってきた。 辛抱が大事って事。 痒くても痛くても、暑くても寒くても、 空腹で腹がたっても、 辛くて悲しくても、 そうさ、猫には辛抱が大事なんだ。 お、 トラ地蔵が食い終わったようだ。 行くとするか・・」 辛抱の猫、マサルさん(写真上下)でした。 今日も曇りで 薄暗い河原だった。 |
Tue, 12 Oct 2004
にぃにぃバエ
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すっかりお日様に見放されてしまったようだ。 厚い雲に覆われた空から、また雨が落ちてくる。 原っぱに残ったわずかな草に寄り添い 点在する猫たちも露に濡れ、雨に濡れ、 湿った地面の上で しかたなしに顔を曇らせて佇んでいる。 確認猫数18とふるわなかったけれど、 元気に競い合って食べてくれたので、 見ていてそこはかとなく温まった。 私の部屋に居着いたニィニィ蝿、一向に出ていかない。 私の行く先々へ飛んでくる。 にぃにぃかも、と、思ったばっかりに、何も手出しができない。 写真下 キンモクセイの木とハッチ |
Mon, 11 Oct 2004
若者とおじさん
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曇り時々小雨。 猫たちの寝床をきれいにしてあげたいのに、このお天気では何もできない。 猫たちは昨日ほど殺気立っていなかったけれど、集まり方に必死さを感じる。ヒシと感じる。 確認猫数27。 ミルクは毎度足りない。予備缶を現場で6個開けた。 帰路、お皿を回収しに寄ったミス河原ポイントで、サム君と一ちゃんが出迎えてくれた。せっかくだから少しだけ留まって、抱っこしたりナデナデしたりして親交を深めた。 サム君はお茶目で、土手を上がったり下りたり。下の薮に身を隠して、下りてくる一ちゃんにお尻を振って襲いかかったりした。一ちゃんはサム君に遊ばれているようだ。一ちゃんはおじさんだし太っているから、サム君のようには動けない。 いつまで見ていても飽きなかった。 寡黙で小柄なおじさんが自転車でやってきて、すーっと止まった。何度か会って挨拶した人だ。ポケットからカリカリの小袋を出して一ちゃんたちを呼ぶ。サム君はかなり警戒モードで、とりあえず一ちゃんに並んだものの、へっぴり腰だった。 おじさんは度胸が据わっている。 若者はまだ世間が恐い。。 また明日。 明日は晴れるといいね。 写真上 土手の上に来たサム君と一ちゃん 写真下 水浸しになった河川敷 グランドのネットは元に戻されていた。 |
Sun, 10 Oct 2004
台風の痕
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台風は過ぎて、今日は時折小雨の降る曇り空。 高水位で濁流が走るのを横手に見ながら、猫たちの居る緑地へ向かった。土手を歩く人は多く、台風のあとがどんなふうか見たくて繰り出したようだ。 なんだかんだで朝方まで起きていたため、支度して河原へ着いたのは午後一時前。 水は竹薮まで来なかったようで、ほっとした。 一ちゃんサム君ミス河原のポイントも無事だ。3名様+ペレ君確認。 次の薮もみんないた。 原っぱで待っていた子達がざわざわっとして、竹薮へなだれ込んでいった。大きい缶12個分+小鍋いっぱいのふやかしたカリカリで仕込んだごはんは、あっという間に売り切れていく。いつも20前後で推移していたエサ場に、通常見ないメンバーが同時に集まったため、トレイを確保できなかった子達がうろうろし、食べている子も殺気だってうなり声をあげ、いつ喧嘩が勃発してもおかしくない雰囲気になった。黒長がトラちゃんを叩いたし、ピンちゃんがタビちゃんにつかみかかった。エサ場に着く前に竹藪の奥で追い払われ、悲鳴をあげた子もいた。マサルさん、影丸、コハチ、ムギちゃん、クロスケ、ビータン、タビちゃん。みんな必死で来ていた。下の方のおじさんたちが避難したからかもしれない。ムギちゃんの無事を確認したのは何ヶ月ぶりだろう。 ガオの道、薮下に十分置いてきたのに、マダラ以外のメンバー(ハッチ、白ママ、花子、シトラ、ミルク)が私について竹薮まで来てしまった。 急いでいて、荷物に予備缶を入れ忘れ、猫舎には大きい缶3個と小さい缶1個しか置いてなかった。それを全部開けても足りそうにない。近くのコンビニへ自転車を飛ばして、大きい缶7個買ってきた。これだけあったら十分と思ったそれも、全部開けて、食べ尽くされた。確認猫数32。 大量の洗い物を持ってキャンプ場を抜け、グランドへ下りて、台風の痕というのをまざまざと見た。水道は草や枝が引っかかって山になっていたし、ゴミ籠はみんななぎ倒されていた。長靴を履いて行って良かった。 昨日ボルトを外してグランドの防護ネットを倒す作業をしていた理由がわかった。上流から流されてきた巨大な流木やゴミがあちこちに転がっていた。 水道に引っかかった山を何とか押しのけて洗い物をし、倒れたゴミ籠を起こしに行ったら、チビキジ猫と大人黒猫が急いで逃げていった。 そうだ、きのう判明した新事実。 ミス河原たちのおじさんは、猫たちを置いて移動したのではなくて、何ヶ月か前に「別荘に入った」のだそうだ。仲間のおじさんから聞いた。事情は誰も知らないらしい。 猫が取り残される理由に、飼い主が病気になる、事故に遭う、引っ越しをする、等々いろいろあるけど、 ああ、それもあったか・・と。 キンモクセイの花殻が落ちて、原っぱの隅にオレンジ色の円ができていた。 写真下 藪下のシトラ |
Sat, 09 Oct 2004
台風22号
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ゴロママが車を出してくれたので、午前中ごはんの配達を済ませてきた。たいした雨ではなかったので、たくさん集まった猫たちに盛大に配ってきた。 家に戻ると弟から電話があって、今度の台風はかなり大きいうえに、直撃だから、夕方から夜にかけて大変なことになりそうだということだ。ニュースを見て、やっと事の重大さに気がついた。 暴風雨、土砂災害、河川の増水・・ いつまでも雨の中を追いかけてきた白ママや、まさおくん。廃墟でうろうろしていた一ちゃん、サム君。仔猫みたいに鳴いていたマダラ・・ さっき見たみんなの姿を思い出して、胸がきゅーっと痛くなってきた。心配してうろたえた所で、事態が良くなるわけではない。 来るものは来るのだ。 竹薮はこれまで水没したことはなかった。 それだけが「大丈夫」の根拠だったけど、 これから、河川敷がどうなっていくのか、 考えただけでぞっとする。 きっと何とか乗り切って、明日またごはんに出てきてくれる。 そう思って祈るしかない。 みんなのために これから猫の神様をつくることにした。 写真上 消えて久しいノコちゃん 写真下 ノコちゃんと兄ちゃん |
Fri, 08 Oct 2004
遠距離通勤
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私の知っている限りで、一番遠くから竹薮へごはんを食べに来る子は「クニクニモドキ」(=クネちゃん)だった。 がらくたを集めて飾っているおじさんの小屋をねぐらにしていて、他に7匹仲間がいた。通うより住み着いた方が楽だと気がついたのか、クネちゃんはあちらへ帰らなくなった。クネちゃん以外の猫たちは竹薮へ来ない。手術で預かったとき初めて顔を見た子ばかりだった。 雨の中、みんなが食べるのを出席簿付けながら見ていたら、竹やぶの中で三毛柄の子が、ごはんに近寄れなくて足踏みしているのに気がついた。てっきりケイちゃんだと思って声をかけたら、慌てて逃げ、また抜き足差し足で忍び寄り、私の様子を伺いながらうろついている。しっぽが短い。ケイちゃんじゃない。 おじさんの猫の中で、一番用心深く、写真も撮れなかった子だ。 最近行っていないので状況は分からないけど、 ここまで来るということは・・・ 猫たちのごはん事情悪化しているのかな。 逃げ腰ながら、三毛ちゃんは本当にお腹を空かしているようだったので、洗い物を持って竹薮から出てあげることにした。 マサルさん、花子、タビちゃん、遠くからの三毛ちゃん。 遭遇頻度低めのお客さんたちが、思いっきり食べられますように。 せめて食べ終わるまで、常駐メンバーに襲われませんように。 台風の影響で今日も雨。 明日はもっと荒天になるようだ。 写真上 猫舎上で無言の催促をする花子 写真下 猫のみなさん、 鼻をひくつかせ耳を寝かせたピンちゃんにはくれぐれも注意してください。 |
Thu, 07 Oct 2004
白い胸
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一ちゃん、マダラ、白ママ、ハッチ、ミルク、ヨーコママ、コシロ、まさお、マサルさん、チーコ、サンタ、ピンちゃん、トラちゃん、ケイちゃん、アミちゃん、洋ちゃん、ロボ、キジオ、クニクニ、シトラ、花子。本日確認猫数21(確認順)。 お皿を片づけに行って、往路一ちゃん一人だったポイントは、時間をおいて行ってもやっぱり一人。ごはんもミルクもほとんど手つかずで片づけられず、そのままにした。 しきりに甘えるので、ちょっと付き合った。 脇の下に手をいれて抱き上げ、だらーんとなった体を横に揺すってそっと下ろす。二度やったら、一ちゃん大喜び。足元で頭突きするわ、噛みつくわ、くねりっぱなしだった。背中を地面に付けて腹を出し、開き状態でS字うねり。おおっ!これはフジコの得意技だったっけ・・と私も感激した。うれしさのあまり、狂った、ようだった。 土手を上がってついてくるので、下まで送り、来てはいけないと諭し、後ろを振り返り振り返り、自転車を出した。 この感じも、フジコを置いて去るときと一緒だった。 こちらを見続ける一ちゃんの白い胸は、 土手の中腹で ずっと動かなかった。 写真上 お返事一ちゃん 写真下 ゴロンゴロンする一ちゃん |
Wed, 06 Oct 2004
ほれぼれ&はればれ
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粘土を捏ねて、猫を沢山つくった。 磨きも、色つけもこれから。 初めてつくった猫だから、 どうなるかまだわからない。 モデルは河原の猫たちだ。 あまりのかわいらしさに、 自分で作っておいて、 見とれている。 ほれぼれ。 今日の確認猫数27。 たくさん来て、沢山食べた。 何しろ朝からお天気ははればれ! さあ、あしたも どーんとこい! だわ。 写真 粘土猫 |
Tue, 05 Oct 2004
あしたてんきになあれ
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秋は 動物たちが冬への準備をする季節。 河原猫たちは野生動物ではないけど、 いっぱい食べて、外で越す冬に備えている。 食べ物の無くなった山から クマが下りてきているようだ。 容易に食べ物は手に入らない。 遭遇してしまった人を襲い、 追い回されて殺されている。 捕らえられた小熊は、クマ牧場へ送られたそうだ。 射殺されなくて良かったと簡単に喜んであげられない。 家族と別れ、生涯檻に拘束され、見せ物になるしか生きる道がない。 今日も雨。 昨日よりもっと降った。 食べ終わった猫たちは、みんな肩を丸めて いそいそあちこちに潜り込んでいった。 この雨が乾いたら、 猫舎の中をあたたかくしてあげよう。 あしたこそ雨が上がりますように。 写真上下 今日会えなかった白ママ |
Mon, 04 Oct 2004
悪い虫
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今日も雨。 ミス河原ポイント・・・ 何もないあの廃墟で過ごす一ちゃんの顔を思い浮かべたら、とても素通りできない。ミス河原と一ちゃんが出てきた。半壊傘に先に入って食事を始めたミス河原に遠慮して、一ちゃんは傘に入れない。押し込んだらなんとか並んで食べ始めた。 確認猫数24。雨の日にしてはまずまずの盛況だった。 昨日会えなかった子達にも沢山会えた。 例の蝿が我が物顔で部屋にいる。 やいっそこの蝿! そんな格好で手を擦って媚びたって駄目だよ。 その姿で兄ちゃんを騙ろうなんて 虫が良すぎるって。 なにぃ?虫に良いも悪いもあるモンかぁ? ひ・・開き直ったね。 どちらかといったらキミは悪い虫だよ。 人の弱みにつけ込んで居座るなんて、 いい加減に出ていっておくれ。 もしも本当に兄ちゃんなら、 今夜の夢で、蝿になったいきさつを見せておくれ。 河原のどこかで虫の息の兄ちゃんが待っているなら、 明日の荷物にくっついて戻ってお行き。 そして兄ちゃんがまた出てこられるように 計らっておくれ。 写真上 弟クロちゃん 写真下 うちの大将「ヒヨシ」 |
Sun, 03 Oct 2004
野生児チュンチュン
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朝起きたら雨。 ずっと降るのかな? そのうち止むのかな? あれやこれやでぐずぐずしているうち午後になった。 完全雨支度で河原へ。 一ちゃんたちはさすがにどこからも出てこない。 薮の向こう側へ下りて行って、おじさんの居た場所がどのくらい酷いかを目の当たりにした。しばし絶句。 歪んだ傘が転がっていたので、猫ごはんにかざしてきた。 次の薮の手前で、壊れ傘を拾った。 一皿だけでも置いていこうとその傘をセットしていたら、マダラが啼いた。 自転車を置いたときは全く気配の無かった猫たち。 竹藪に入ったとたんあちこちから出てきて、あっという間に集まった。 濡れずに食べられる場所を持参した傘2本で増やしてやって、みんなが食べるのを眺めた。ミルクを忘れてしまい、期待していた子達には申し訳なかった。マサルさんなど、いつまでたってもミルクが出てこないので、てんこ盛りのごはんをもそもそ、もそもそ無くなるまで食べ続けた。3人前はあったはずだ。すごい食欲! 現場でごちそう缶2個と高級チビ缶3個追加。 チーコ、ピンちゃん、サンタ、コシロ、コキジ、キジオ、まさおくん、マサルさん、影丸、アミちゃん、クニクニ、ロボ、黒長、ヨーコママ、タビちゃん、トラちゃん。声だけで確認したマダラを入れて、本日の確認猫数17。 河原のガオの道から連れて帰ったガオばあちゃん、あれから1年と4ヶ月、箪笥部屋の主となって、ほとんど動かず暮らしている。全て猫たちのために解放しているのに、ガオちゃんだけは動かない。知らないときに動いているのかな。こんなに動かない猫は初めてだ。 チュンチュンはムチムチッと太った。2年と3ヶ月、ほとんど構わずにここまで来た。爪も切れないし、シャンプーなどとんでもない。出前ワクチンの時は、洗濯ネットに入れ、二人がかりで押さえ込んでやっと、だった。ごはん待機中ヒヨシのそばで身もだえているので、そのときだけ、人差し指でこちょこちょ触れる。昨日ふと思い立ってチュンチュンを追いつめ、濡れタオルで拭きながら櫛ときしたら、毛が密集しすぎて詰まっていた。固まりで取れた。洋ちゃん(多分チュンのママ)の血筋で柔らかい。磨いたらすてきな毛触りだろうに、ごわついていた。迷惑そうに体をこわばらせ、ときどき恐い顔でシャーッをして「これ以上触ったら噛みつくぞ」と凄んだ。野生児チュンチュン、咬まれたら痛そうだ。 縁あってうちの子になったんだから、毎日を楽しんでおくれ。 写真上 タビちゃん 写真下 チュンチュン |
Sat, 02 Oct 2004
蝿がプーン
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河原へ行く途中、住宅地を抜ける道で仔猫が死んでいた。 ブロック塀に沿って黒白の小さな体を横たえ、息絶え、日射しを浴びていた。蝿がぷーんととまった。少し過ぎて自転車を止め振り返ると、通る人が足早に過ぎていくのを見た。たまらない気持になった。 近くのアパートで外置きの洗濯機を回していたおじさんに新聞紙をもらって引き返した。 仔猫はまだ柔らかくて、薄目を開けていた。せいぜい二ヶ月。小さな子だ。 今さっき体を抜け出したばかりの魂が、途方に暮れて浮かんでいるのを見ているようだった。悲しそうな顔だった。 このままじゃいけない。 一緒に河原へ行こう。 仔猫をそっと包んで自転車の籠に入れ、籠のリュックは背中に背負った。 あの住宅地には、猫を助ける人が見あたらない。 毎朝ゴミ置き場に、必死の形相で猫が忍び寄っている。 公園にホームレスのおじさんが時々休んでいて、ハトや猫と、コンビニから調達してきた食料を分け合っている。河原で会うと、猫ごはんをたまに分けてあげるおじさんだ。猫たちはゴミを漁りながら繁殖を繰り返しているのだろう。仔猫の多くは死ぬのだろう。みんな知らん顔で通り過ぎる。エサを持って猫に近寄れば、非難囂々攻撃される。そして看板が立つ。見張りも立つ。 やりきれない。仔猫がそうやって死んでいくのを思うと、ただやりきれない。 当てにしていたサルスベリの華やかな花は、すっかり終わっていた。 探し歩いたら、ツユクサがまだ青い花付けていて、アカマンマ、猫じゃらしの草はいくらでもあった。米粒みたいな白い花びらを付けた雑草。実になると服にくっつく草の黄色い花。それから、ミントも花を付けていた。豪華な花束になった。特別に、キャットニップの青々した葉も摘んで、仔猫に手向けた。キャンプ場のすみっこ、竹薮の裏側に埋葬した。 可愛い子。 お母さんとお別れもできずに死んでしまった、 可哀想な子。 ここは仲間が沢山いる河原だから、ゆっくりお休み。 持っていったCD終わりの曲まで、聴きながら草刈りした。手袋をしたのに、また新しいマメが出来た。 まさおくんやチーコがずっと見ていてくれたので、がんばれた。 兄ちゃんは来ない。もう旅立ってしまったのかな。 河原から連れ帰ってしまったと思われる蝿が一匹、ここ2縲怩R日部屋にいる。なかなか出ていかない。ソファーで巨大なお腹を開いて寝ていたクロちゃんに止まり、片づけ忘れた猫ごはんのお皿にもとまっていた。カリカリの粒にしがみついていた。 ひょっとして兄ちゃんか? なんぞと思ったら、簡単に叩けなくなった。 あの苦しい慢性鼻器官炎から解放されたのなら、 それは兄ちゃんにとって嬉しいことかもしれないね。 また会おうね。 フジコを探して、 私を待っていてくれるよう伝えてね。 頼むよ、兄ちゃん。 |
Fri, 01 Oct 2004
追っ払い隊の活躍
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ボクはピンちゃんだ。 ちーねぃさんの親衛隊副隊長だよ。 コシロは体と顔がでっかくて 立派に見えるから「隊長」にしてやったんだけど、 隊長の右腕がボクで、左腕がサンタさ。 ボクとサンタはいつも横並びで、 どっちが上でも下でもいけない。 兄弟ふたりしてふくたいちょうなんだよ。 ぼくらは「追っ払い隊」もやっていて、 ぼくらに気に入られてない奴は 急襲をかけられる。 特攻部隊長は黒長しっぽの助だ。 走りの早さと、執念深さで アイツに敵う奴はいないからだよ。 今日はビータンを、地の果てまで追いかけた。 運動した後は、とても気持ちが良いから よく眠れるよ。 不思議なのはエサの出方だ。 ボクが走ると、なんでだか 一緒に走ってくるんだ。 こらーっ とかなんとか叫んで。 運動神経鈍いから、えへへ、 ぼくらみたいには走れっこ無い。 アイツも運動したいんだね、きっと。 走りきって戻ってくると、 ボクに文句を垂れる。 すばらしい運動神経が 羨ましくてカンに障るんだろう。 うふふ。 ボクは断言するよ。 追っ払い隊の活躍で このエサ場は守られているんだ。 写真上下 ピンちゃん |
