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Wed, 10 Sep 2003

ガンバレ金ちゃん


晴天。まるで夏が帰ってきたみたいだ。
ミス河原ポイントでは集まっていた4名様に、一人ずつトレイを置いた。サム君がお母さんと別のごはんにかかったので、一ちゃんとペレ君が「僕らはどれを食べたらいいの」と、情けない顔で見上げたからだ。
原っぱに着くと、待ちかねたようにざわざわ結集し、竹藪へみんなで走った。チーコが一番。ノコちゃんピンちゃん兄ちゃん、それから黒長しっぽなどが、押し合いへし合い、チーコと顔を並べて食べ始めた。先行集団の外側で待機していたまさおくん、はっち、まっちゃん、サンタ、台下のコシロ、キジオなどにもどんどん配って、奥の餌台で待っていたトラちゃん、ヨーコにもトレイを持って駆けつけた。チビチーも今朝は積極的にトレイ争奪戦に参加していた。
最初の嵐が去った後になって、金ちゃんがあーあーかすれた声で泣きながらやってきた。なかなか食べない。高カロリーのペーストを指に載せて、前歯の後ろにペッ。余り嬉しくなかったみたいで恨めしそうに私のそばを離れ、みんなの後ろに回り込んでミルクを飲もうとしていた。人を押しのけて行くような子ではないので、しょんぼり順番待ちだ。
金ちゃん用に持っていった柔らかごはんに薬を混ぜ、流動食を追加し、ミルクも流動食入りにして並べて置き、声をかけて励ましながら食べさせた。
金ちゃんのことはね、みーんなで心配しているんだから、キミはね、一人じゃぁないんだよ、痛くたってなんだって食べなくちゃ元気に生きていけないよ、お願いだから食べてね、好きなモノがあったらナンダって送ってあげるからって、言ってくれたよ、ほら、ミルクなんかいくらでも追加しちゃうよ・・

時間はかかったけど全部食べ、全部飲み、普通のごはんに手を伸ばしてコネコネするくらい旺盛な食欲を見せてくれた。ほっとした。普通ごはんにはカリカリが混じっているので、新たに追加缶を開けたら、ピンちゃんが「オイラもソレ食う」と割り込んできたので、金ちゃん負けじと口を大きく開けてがぶりとほおばり、これは痛かったみたいで、悲鳴をあげた。
あ縲怩黴€縲怩Aイテーイテー、半べそかいて首を振り、盛んに口をぱくぱくさせた。
ちょっとしたら復活して、ミルクを飲みながら更に少しずつ食事を進め、ゆっくり顔を洗っていた。
金ちゃんが空にしたお皿をうれしく眺めた。

狩りをして生きるトラやチーターと違って、人間の運ぶごはんを待つ猫は野生動物ではない。いつも待っている。
必ず待っている。はなちん先生が言っていたとおりだと思う。



河原猫の日記



    
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