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Sat, 31 Jan 2004

イジメの証拠写真




やいやいやいやいヤイッツ!
金目のキン!
オレ様黒長しっぽの助を押しのけて
拭いてもらおうなんざ、10年早いっ!
なにぃー?だってエサがぁ?
うーーーっサイサイサイッ!
つべこべ言うと、すっころがして踏んじゃうぞぉーー

と、気弱な金ちゃんを苛めている黒長。
しっぽの長い影を引きずって
いばっている方が黒長。

Sat, 31 Jan 2004

お喋り




乾いた風に吹き付けられて、河原は埃っぽい。
一便のごはんが終わった後なので少なめにしたのに、足らずに現場で追加を開けた。
ゴロリ転がるたびに埃がついて、どの猫も真っ黒け。背中を軽く叩くと砂埃が舞い上がる。いつも兄ちゃんばかり拭いていたので、今日はタオルを多めに持参。金ちゃんや黒長、ピンちゃんも、日の当たる所で拭いてあげた。気持ちよさそうに目を閉じて喉を鳴らした。
マダラが出てきた。ころころ太って、猫に見えなかった。
コキジ姫さまもころころ太って、絵に出てくる狸みたいだ。
白ママがたっぷりしたお腹をゆさゆさしながら急いでやってきて、竹藪入口で私と鉢合わせ、コースを替えて薮に突っ込んだ。
私はギコギコ井戸へ行ってしまうのだからそのまま進めば良いのに、なぜややこしい迂回をするのか、理解に苦しむ。
誇り高き白ママも、あそこまで汚れていると普通の猫さんと変わらなくなる。慌て方も間が抜けていた。最近ちんまり座っている白ママに「ごはん?」と聞くと口を少し開けて「あい」と応える。
ケイちゃんは今日は遅れずに餌場に来て居て、ぶっきらぼうに早く出せと言う。そばに押しやったトレイに落ち着いたのも束の間、隣の芝生・・なのか、他のごはんの方が美味しいように思うらしい。他の子が取りかかっている所へ行っては「どけー」「それをワタシに食べさせてー」と泣いていた。都合3回、ケイちゃんは餌場からどこかへ帰り、また現れる、を繰り返していた。十分食べられたと思う。
井戸では、転がるアミちゃんとお喋りしながらトレイを洗い、埃の背中を絞ったタオルで拭いてやった。洗い物から戻ると、さっきまで三々五々日向ぼっこしていた猫たちが、隅の倒れ小屋の所で集まっていた。何をしているのかと見に行くと、一握りずつ直盛りされたドライがいくつもあって、みんなでもそもそ食べている。誰かが来たのだと思った。お腹がいっぱいでも、新しいモノがくるととりあえず集まって食べてみる。あげた人は、可哀想に、空腹なのだ、と思いながら立ち去ったことだろう。マサルさんはゆっくり原っぱで暇を潰してからヌシっと竹藪にお出ましになり、奧の餌台に直進し、置いてある3つの容器を眺め、ミルクをまず飲んでいた。じっと観察している私を振り返りちらっと見た顔は眼光鋭く、口元を白く濡らしているのが妙にアンバランスだった。何もしないから安心して召し上がれ。

帰り道、ガオの道を向こうからキジ白猫が走ってきた。
花子か、ヨーコママか、確認する前に横の茂みに隠れてしまった。低木下茂みの中に滑り込ませておいたごはんはきれいに無くなっている。回収して、そばにいたハッチに声をかけ、どうしても気になったさっきの子が隠れた裏側を、引き返して覗き込んだ。ヨーコママだった。
今日はちゃんと食べたのか、どうしてこちらにいるのか、なぜ向こうへ来ないのか、
声に出してクドクドと話しかけている間、座ってじっと私を見上げていた。
最後に、ミス河原ポイントのトレイ回収。サム君と一ちゃんが、トレイを下げようと出した手に、ざざっと来てすり寄った。二人を代わる代わる撫でて、ここでもちょっとお喋りした。

話しかけても話しかけても、一方通行。
耳を傾けて付き合ってくれてありがとう。
猫たちの言葉は難しくて
なかなか本音が聞けないのが残念だ。

写真上 ひなたぼっこの「まさおくん」
写真下 大根の茂みが荒らされた所に「星の涙」が咲いている
     春は近い!

Fri, 30 Jan 2004

大きい顔で「あ」、新参扱いで「く」




曇り空だ。
それほど寒くない。

ミス河原ポイントでは、ペレ君がやっと出てきた。
既に食べ始めていたみんなの後ろで、「ボクにもちょーだい」と、ひときわ大きな声で催促してきた。薮をかき分けて顔を見る。「あ」
気持は逃げかけたものの、差し出したごはんに条件反射して顔が前にぐっと出てしまった。大きな顔だった。

昨日の朝逃げまどっていた子達は皆無事だ。

アイ子様が、ピークをずらして現れた。
そろりそろり猫舎の裏へ回り込んで、台下のごはんに向かう。
表側から手を伸ばしてごちそう缶の追加をそっと入れてやると、穏やかな顔で美味しそうに食べていた。来ない子の顔ぶれを思い巡らして店じまいにかかった頃、ケイちゃんが来た。奥の餌台はビータンがデンと占領しており、ケイちゃんがキーキーいっても動じない。どうするか見ていたら、猫舎の台下へ向かった。もう、奥とそこにしかごはんは置いていない。ガンバレガンバレと見ていたら、フギャッ!叫び声が上がってケイちゃんが飛び出してきた。サンタが、やっとそこへ辿り着いたケイちゃんを追い出したのだ。なんということだ。ケイちゃんはサンタよりも一年も前から河原にいるんだぞ。きれいなお姉さんには礼を尽くさなくちゃいけないんだぞっ。「く」
可哀想に、奥のビータンはまだ食べていて、ケイちゃんは恨めしげに通り過ぎて振り返り、泣きながら退散。追加のトレイを慌てて作って、ケイちゃん、と呼んだけど、その声で更に奥へ走って行ってしまった。何事もなく毎日餌場にいた頃があったのに、なんで遠くなってしまったのだろう。ひとたび遠くなると、新参扱いで追われてしまうのだろうか。

血気盛んな意地悪トリオ、サンタとピンちゃんと黒長しっぽ。
新参と女の子を苛めるのが大好き。

確認できた子28。不明13匹のうち、かなり深刻になってきたのは、ノコちゃんとくーちゃんだ。タビちゃんマサルさん、花子、白ママ、クニクニモドキ、といったしぶとい古株たちは、場所を変え、時間を変えて食べているはず。マダラ、ムギちゃん、クロスケ、そしてヨーコママ・・シンパイダ。

写真上 しなやかなサンタ
写真下 言っても無駄の黒長しっぽに、ごはんトレイを明け渡すよう、へっぴり腰で迫っているケイちゃん。

Thu, 29 Jan 2004

阿修羅




いつもごはんの配り始めに、押し合いへし合い最初のお皿を果敢に攻めてくるチーコがいない。気にしながら、テーブル下から順に、ミルクとカリカリと混ぜごはんを置いていき、一番最後に覗いたメイン猫舎台下にやっと姿を見つけた。コシロのお尻に半分姿を隠して、うずくまっていた。
不調なのかな?元気がない。
カイロも全部入れ替え、残ったわずかな時間、一匹でも確認できたらとみんなの食事を見守っていたその時、鈴の音が聞こえてきた。ゾッとした。首輪に鈴をつけたあの犬が、また2匹連れだって走ってきたのだ。キャンプ場向こうの畑から、向こうの竹藪に突っ込み、チビチーが矢のように走り出て来て逃げるのが見えた。ハッチも逃げているのが見えた。犬がこちらに来た所で、大きな声を上げて追い払った。私に向かって威嚇しながら、滅茶苦茶に走る犬たち。
こちらの竹藪にも突っ込んで走り抜けていった。頭が燃え上がって、阿修羅のように燃え上がって、怒りで気絶しそうだった。その犬たちを放している飼い主に対して、である。
あっという間に竹やぶの中にいた猫たちは消えた。ものの見事に一匹もいなくなった。逃げまどう猫たちを安心させてやることもできず、泣きたくなった。
今朝は犬のトレーニングは休みらしく、駐車場に駆け下りていくと車は一台も無い。
人の姿も見えない。
そして時間がない。
自転車で河原を出てすぐ、パトカーが通りかかったので手を振って止めた。放された飼い犬が走り回っています、どうか今すぐ見て下さい、怖い思いをしました、と訴え、仕事に向かった。

写真上 原っぱの隅に大根が茂っている。
  「一面茂ってくれても良いよ」
写真下 チーコ 
  「何があっても生き伸びてくれ」

Wed, 28 Jan 2004

埃まみれ




お兄ちゃんのズヒー、ぐぇー、が酷くて、可哀想でならない。
どこで転がってきたのやら、埃で真っ茶色。上目遣いに人を睨みながらヨタヨタと竹藪に現れたときは、あまりの汚さに笑ってしまった。背中を触ると埃が舞い上がる。洟を拭き、顔を拭き、体中ごしごし拭いて耳の中もこちょこちょっと拭いた。見事に真っ黒けだ。
黒長しっぽも同様に埃だらけだった。
ピンちゃんが猫舎の屋根で、下の賑わいをつまらなそうに見下ろしていた。そっと近寄り、細い背中を撫でた。いつもはヒョイヒョイ逃げ回って、なかなかこうした機会は訪れない。舌をちょっと出し、首を丸く胸に埋めてつっぱらかっていた。でぇへーー気持ちいいんだわー、あ・あ・そ。そこのカイカイの所、もうちょっと下も、えっへーへへ。という感じ。笑える。
奥の餌台で悲鳴が上がったので見ると、ビータンという黒猫♀が転がって騒いでいた。恐る恐るごはんを食べかけた所で、後ろから忍び寄った黒長しっぽに急襲された模様。・・なんで意地悪するのかなぁ。
いくつかのトレイが、てんこ盛りの枯葉で埋まっている。ピンちゃんだ。食べ終わると、残っているごはんに葉っぱや泥をかけて歩くのだ。
会えない子多数。でも、来た子は皆元気だ。
なるべく上を見て、しゃんとしていようと思った。

ハードカバーの本で、「猫たちの森」という、面白げな本を読み始めた。実際ぐいぐいと面白い。文庫本の小さな文字が良く見えないのでハードカバーならいけると思ったのに、これがまたこっまい文字でイライラが募る。これでは体に良くないと眼鏡屋さんへ直行した。検眼して眼鏡を発注。裸眼では両方1.5あるのに・・これまで目の良かった人は、お気の毒ですが早く始まりますよ、と、以前から予告されていたのだ。お人形の指に爪の細工ができない。これにも愕然とした。シカタナイヨネ。

写真上 兄ちゃん、写真下、ピンちゃん。


Tue, 27 Jan 2004

神様のシェルター




この世の地面に爪を立て、あの世の空をぐいと持ちあげ、そうやって作った空間に、猫の神様が渾身の力を振り絞って拵えた手作りのシェルターがある。にっちもさっちもいかなくなった猫たちを避難させるために、特別区が運営されているのだ。みなこの世の命をそのまま持ち越して、安心して寿命の限り健やかに過ごせる。
亡くなって行く虹の橋と少し違う。
誰が行くかは甚だ不確かで、この子こそ保護されてしかるべき・・とこちらが思う緊急性や惨めさ加減は、なぜか通じず、神様の人(猫)選はまことに無作為抽出っぽく、でたらめだ。
一応「定員」があって、空きがないと入れない。そこからも虹の橋に向けて旅立てる。誰も待つあての無い子は、無理に寄らなくても良いことになっている。「お世話になりました」とだれかしらか出かけると、ひょっこり「お世話になります」と新しい子がやってくる。
そういうシェルターがあると知れたら、世界中から保護依頼が殺到して大変なことになるのは必至。こうして私がかぎつけ日記にまで書いているので、「迷惑千万!」とかいって、神様ちょっとご立腹。
こんな小さな河原の緑地で、なぜ猫が消えるのか。
竹藪の奥には永遠の「奥」は無い。
すぐグランドや駐車場だ。
神様のシェルターのはずれは竹藪の奥にかかっていて、穴が空いていたらしい。
例えばあの、舌をだらりと出した犬に追いつめられて、絶対絶命になっただれかが、向こうにいる顔見知りの誰かに「こっちこっち!早く早く」と引っ張り上げてもらった可能性がある。定員の掟破りも、たまには仕方なくあるのではあるまいか。
河原の子達は贅沢なんか言わない。もとよりシングルルームなんか望まないだろうし。資格審査など不要(ですよね、神様)。苦労人(猫)ばかりだから空きさえあったらいつでも入れてもらえるはず。それから、先に保護された仲間たちの推薦書類だって、署名だって、あっという間に揃うはずだしね。ノコちゃんみたいに怪我をして辛い目に遭った子はなおのこと。たくさんのちいさい子に優しくしたし、先輩たちに礼を尽くしたし、お母さんを愛したし。私のような非力な人間ではどうにもあてにならないので、いよいよ神様がお出ましになったのだ。


ノコちゃんが
河原から消えていった子達と再会し、必死の捜索の日課を忘れ、やっと平和に暮らしているのだとしたら、こんなに素敵なことはない。

もしも神様がもうちょっと別の示唆をしてノコちゃんを説得してくれたら、人間を怖れず距離を縮めよ、とかなんとか、言って聞かせてくれていたら、あれだけの良い子だもの、きっと人間と楽しく暮らしていけたのに。私は神様の配慮にけちをつけるつもりは毛頭ありませんが、

心配で心配で辛い思いをするこちらの身にもなって下さいな。

と、愚痴りたいのであります。

来月の出席簿から、誰を諦めなければならないのでしょう。

写真上 チビマユとノコ
写真下 コクニとノコ

Mon, 26 Jan 2004




am5:00に鳴った目覚まし時計を掴んで、もう少しだけ何とか猶予をもらえないものかと、寝ぼけながらじたばたあがいたために、朝出かける前に「しなければならないこと」をする時間の絶対量が足らなくなった。
何はともあれ荷物を積んで、青息吐息で出発した。
河原猫ポイントの土手の上に、朝日を背に待ち人あり。まぶしくて見えなかったけど、自転車の物々しい装備で“なるせのおじさん”と了解した。空き缶や電化製品の廃棄物を集めて、土手の道を行ったり来たりしている元職人さんで、5km上流の町で生活保護を受けながらの借家住まい。最近また仲間内から仔猫を「保護」し、河原で暮らす友達のおじさんに預けた。彼らがそうやってみんなで拾った猫を河原のおじさんの小屋に運び、通るたびにそこに寄って歓談しながら成長を見守り、助け合って飼っている猫。そこの猫も、同じ河川敷の河原猫。これまでに5匹、不妊手術&ワクチン接種に運んで戻した。そのお礼にと、集めた廃材で猫舎を作ってくれた。まだ職人さんだった頃はフードの差し入れを届けてくれたし、重いトイレ砂も運んでくれたし、ゴミも片づけてくれたし、道路から轢かれた子を運んできて埋葬するのでも、力になってくれたことがある。
そのおじさんが、人懐っこい、ちょっと困ったような笑顔を浮かべながら久しぶりにやってきて、風邪をこじらせた仔猫が死にそうなので薬を分けてもらえないかと言う。
「猫の世話終わってからで良いよ、ヒマだから」、
「私は遅刻しそうであせっているのヨー」、
「そうかい、そりゃタイヘンダ」
とか言い交わしながら竹藪に行き、いつものエサヤリをこなしながら、抗生剤を分けてあげた。
「駄目かも知れないけど助かるよ、何とかしてやりたいんだよ」
そう言って、猫のいるおじさんの小屋へ向かった。

先日新聞に、河川敷で猫と暮らすホームレスのおじさんの記事が出た。美談に仕立ててあったけど、冗談じゃないという気も少しした。しらふの時は、懐に入れて目の中に入れても痛くないほど溺愛している猫を、酔っぱらうと逆さにして振り回す人もある。
タマネギ入りの残飯を日常的に食べさせていたり、猫を残して消えてしまった人も居る。毎日の給餌も不確実、病気でも病院へ連れて行けず、不妊手術もままならない。それでも、だ。
それでも、猫たちはそうした人と一緒にいる。
胸の奥で、かっ、とか、けっ、とか、くっ、とか、
やるせない思いになる。
今朝のおじさんの事を言っているわけではない。
あのおじさんたちは、一生懸命なのだ。
他の人も、多分、聞いてみればそれなりに一生懸命なのだろう。
人にも、猫にも、
河川敷は過酷だ。

確認猫数、慌てていたので17。

写真は 破れビニールハウスと松林の中に積まれているダクト
こうした所が猫たちの隠れ場所になるのかな・・

Sun, 25 Jan 2004

冬の月




金ちゃんがいないと思ったら、猫舎の寝箱で目だけ動かして私を見上げ、
ぼくはまだお布団から出たくない、
ごはん? んーーあとでネ。
みたいにじっとしている。トラちゃんもだった。そこだけ残してカイロを入れて、
さいごに「さあさあ替えさせてちょうだいな」。
追い出した後の箱は、ビックリするほど暖かかった。これじゃぁ出たくないわけだ。
兄ちゃん、チーコ、まさおくん、キジオ、コシロ、黒長、ロボ、金ちゃん、マダラ、トラちゃん、アミちゃんと洋ちゃん、チビチー、まっちゃんクニクニ、サンタとピン。毎朝猫舎から出てくるメンバーだ。他の子達はここから出て散っているのか、ここではないどこかで夜を越してごはんに来るのか、わからない。
倒れ小屋から来るビータン(しっぽの短い黒猫♀)が、ねぐら替えして、寒い夜をこちらの寝箱で凌いでいるようだ。
ビータンみたいにみんな来ればいいのに、
と、思う。
こちらの思惑と別に、猫たちには微妙にして複雑な対猫関係があり、争いごとの勃発を、距離を置くことで回避する。
来たくても来られない、寒い所にいる子達が可哀想・・

写真上、河原の空
写真下 まっちゃん

おとといあたりだったか、空にかかった月がフック船長の鉤手よりも鋭く細く、白く光ってうっとり見上げた。
今日は幾分太ってきて、それでもなお私を唸らせる美しさ。ひときわ明るい星を後ろ下方に従えて、宙を見据えて見得を切る。なりこまやっ、おとわやっ、と声がかかりそうな見事さだ。
凍る夜空はうつくしい。

Sat, 24 Jan 2004

あいこさま・・




なまり節の固まりを一本、いつものごはんと別に持参した。特に誰かのお誕生日でもないし、記念日でもない。
好きな子が、やややっと身を乗り出し、頭を振り振りハグハグ食べるのを、見ればこちらも嬉しいのだ。
まさおくんは大分良くなってきたように思う。
テーブルの上、ベンチに座っていた私の肩の後ろで、集中して食べていた。足元にはお兄ちゃん。
ずっと昔いたコミケちゃん、去年の春に見失ったサビちゃんフジコ、あの子達ほどにべったべたの女の子たちは今はいない。まさおくんも兄ちゃんもクール。頃合いを見て自分たちのリズムで動いていく。
はらっぱを歩いていくと、見覚えのある短いしっぽのキジ猫!隅の草陰にアイ子様がいた。とても険しい顔で、警戒の構え。なぜ竹藪に来なくなったのか、この子にも何か事情があるのだ。でも、歩いて良かった。元気な姿、ヒシと確認できた。
ほんとうに長いこと姿を見ていなかったからね。

今日の収穫はそれに尽きる。

写真はアミちゃん、
お皿をギコギコ井戸で洗っていたら、意味不明のお喋りをしながら駆け寄ってきて、ころがった。

Fri, 23 Jan 2004

トラ地蔵


トラちゃんに引っ掻かれた手は、幸い軽症ですんだ。
おい、トラ地蔵、
もしも「猫引っ掻き病」で私が寝込んだりしたら、
キミはあったかい寝箱を失うのだよ。
なに?日向で「暖」をため込むからいい?

いつも竹やぶの奥まった暗い所にしかいないむっつりトラちゃんが、幸せそうに日向ぼっこしている写真が撮れたので、
本日特別追加。左耳の縮れは「耳血腫」の名残。


Fri, 23 Jan 2004

忍びの者




アシスト自転車は修理に出したままだから、今日もどうって事無い普通の古自転車だ。なのに、ほんの少しの力で、苦もなくグングン走る。超人パワーを得たみたいに、いつもの倍のスピードが出た。風の音さえしない。光がいっぱいできらきらしている。

人生でもこういう事ってあるんだろうな。こうした「追い風」のために、何もかもが順調に進んで、ほとんど何もしないで豊かでいられる人っているんだろうな。向かい風の時は、何でこんなに苦しいのか、漕いでも漕いでも前に進まない。あまりの重さにひいこら言って、誰を恨んでいいのやら眉間にシワも寄って、凄い形相になる。

ミス河原の薮、風のために、ブレーキをきしらせて止めたのに聞こえなかったのだろう。誰も来なかった。3つお皿に配膳して立ち上がり、いっちゃん!と呼んだら、3匹がまるで忍びの者みたいにざざっと現れ、それぞれピタリと3手に別れて食事にかかった。なかなかだ。何がなかなかなのかは上手に言えない。

原っぱ&竹藪で会えた子達は、今日は23。ミス河原たちを入れて26・・
遠くの畑の中に見えたコハチも、勘定に入れた。
クーちゃん不明8日目・・どうしようもない。
まっちゃんを撫でて労い、兄ちゃんの洟を拭いてやり、日向ぼっこに出ている子達をぐるり見回って店じまいした。

河原を出る前に、低木下茂みのトレイを回収しに寄ると、ヨーコママがビニールハウスのところに出てきて座っていた。なぜねぐらを変えたのだろう。なぜ竹藪へ来なくなったのだろう。ミルクを催促していた頃があったのに。毎朝竹藪にいて、ごちそう缶の追加ににじり寄ってきたし、寝箱にも入っていたのに。その理由はあの子にしかわからないことなのだろう。きれいに食べ尽くされていた薮のトレイを引き上げてから、もう一度バックしてヨーコママの姿を見ようとしたら、もう消えていた。
なんだか、私に姿を見せるためにわざわざ出てきたような感じだった。

ガチャ捜索チラシを見て、近所から連絡あり。
河原に戻ったという情報の子は猫違いだったので、やはり近所に潜伏していると思い直している所だ。
何度も探しに歩いたところだけど、生け垣に囲われた大きな農家と、賃貸マンションがごちゃごちゃ建ち並んだ一角だ。道には猫の気配もなかった。奥が深いのでいくらでも隠れる場所はあるのだろう。2階に住むその人は、窓から籠に吊してマンション裏手に猫エサを下ろし、隠れて飼っている家の猫と、下に来る猫を見ているのだそうだ。翌朝にはいつも空になっているから、結構来ているだろうとのこと。ユニークなエサヤリさんだ。以前ごく近所に、沢山の外猫を周囲から出る苦情をものともせずにエサヤリしていた人がいた。その人が30年住んだ借家は取り壊され、賃貸マンションと駐車場になっている。病気のご主人との年金暮らし。彼女は、高齢の飼い猫3匹を安楽死させ、外猫15匹を残して2駅離れた公営住宅に越していった。その時ちりぢりになった猫たちにエサをやりに、毎日通っているのだそうだ。忍びのエサヤリだ。知らなかった。そのエサヤリ場所が丁度、今回ガチャに似た子が来ていると電話してくれた人の住居前で、「せっかく遠くからエサヤリに来ているのに、あんたが先にごはんをやってしまうと誰も来ないからやらないで」、と怒られた、と笑う。潜んでいる猫たちは、エサヤリさんの来る時間とパターンを知っている。その時しか現れない。まだ今日は確認できなかったけれど、諦めないで探そうと気力を奮い起こした。

写真上、破れビニールハウス前に現れたヨーコママ
写真下、がんばれ兄ちゃん!

Thu, 22 Jan 2004

ワカランチン




凍った原っぱの草に朝の強い光が前方から射してきて、どこか違う星のような、幻想的な地面になっていた。
竹藪に夢中で駆け込むためいつも素通りだけど、今日は立ち止まって見渡した。霜げた草を日射しが溶かしていく。薄皮をめくられるように、柔らかい緑が見えてくる所だった。
ミス河原ポイントでは、一ちゃんたちが三人で元気に出迎えてくれた。こちらは静かで気配もない。
大丈夫。テーブルの上に荷物を広げて、ミルクを出して、カイロを出して、ごはんの包みを出して、お皿を取り出すために振り返れば、ホラ、みんないる。足元のお兄ちゃんの洟を拭くのは、このところ日課になった。向こうもガッテンしていて、顔を上げて堪えている。拭き終わるともう一回ふんっ、と気張って、中にたまっているのを出す。それも拭く。すっきりしてごはんに取りかかる。
ごはんを配ってからカイロ交換。地蔵様のトラちゃんがさっき歩いていたのが視界に入っていたから、まさか寝箱に収まっているとは思わず、定員7の例の場所で、手を入れたとたんばっさりやられてたまげたこと。しまった!と思ったときは遅かった。イタタ、右手の甲に2本、赤い筋が入ったぞ。皮の作業手袋はリュックの中だ。覗き込んだら、むっつりした顔で身を乗り出し、怒っている。奥で固まっていたときと違って、やる気満々だ。そりゃぁトラちゃんにしてみたら正当防衛だって言いたいんだろうけどさ、このあとキミがホカホカするのに、大事なものなんだからね、ちょと、そこ、おどき。
わかったんだかどうだか、ぬしっと出て、おめーがそこにいたらオレはどっから逃げリャいいんだよっ、と一瞬躊躇して、私を突き飛ばすようにすり抜けて出ていった。ふぃーー、トラちゃんはワカランチンだ。・・トラちゃんを追い出した箱に2枚入れてやった。

時間がなくて、やることやったらもうお終い。
来ない子達をじっくり待つこともできず、河原を後にした。
確認猫数14。

写真上 河原にいた頃のガオちゃん
写真下 河原にいた頃のチュンチュン
現在二人とも私の家で暮らしている。


Wed, 21 Jan 2004

喧嘩




どうしたことか、クーちゃんがいなくなってしまった。
確認できず6日たった。

土手に上がってぐるり見渡すと、遠くの畑の中に、黒白猫が見えた。柵に囲われた一角の枯れ草の中で、うずくまって動かない。
ずっと前、水桶のバスタブに勝手に網を張ったことで怒られたとき(私がやったわけではなかったのだけれど)、入ることはもちろん、歩くことも駄目だと言われたので、人がいなくても入ってはいけないと思っていた。
どうしても気になって、また土手の上へ見に行って同じように動かない黒白猫を見た。チーコとお兄ちゃんとチビチーとマサルさんは竹藪で見たから、後はクーちゃんしか考えられなかった。もしかして何かの事情で動けなくなっているのではないかと、思ったらもうたまらなくなり、まっしぐらに畑に向かって走った。柵越しに「くーちゃん!」と呼んだら、なんと、コハチだ。ぐっすり寝ていたのだ。水を浴びせかけられたように、飛んで逃げた。

竹藪には珍しく花子が食べにやって来た。破れビニールハウスのなかにいることはわかっているけど、食べているのかいないのか、このところ心配だった花子。元気そうで安心した。
カイロの寝箱に一番で収まったのはチーコだ。
猫舎のシートを下ろして「さあ行くぞ」と立ち上がると、猫舎の中で喧嘩勃発。一体誰かとめくりあげたら、ごっつい黒猫ロボちゃんとサンタとが同じ箱から飛び出した。チーコは収まった箱の中で目を丸くしてゼハゼハ息をあげていた。どうせ言ってもわからないだろうけど、「喧嘩は駄目よっ」と声をかけてまたシートを下ろした。
確認猫数26。
荒れていたトラちゃんとマサルさんの背中は、
きれいに毛が生えそろっていた。
まさおくんも、あんなふうに治っていきますように。
金ちゃんは注射のおかげで、元気に食べていた。
写真上 サンタ
写真下 ロボちゃん なかなか写真が撮れない子

Tue, 20 Jan 2004

宿は貸すけど自炊せよ?




年に一度のお年賀のご挨拶から、友人の近況:猫問題を知ることになった。今でも舞台の仕事で旅が多い。趣味のダイビングであちこちの海へ出かけることも多い。ご両親が亡くなって一人暮らしになった家に野良猫たちが住み着いたらしい。屋上と庭をねぐらにしている形跡があり、遺体も2つ片づけたそうだ。頭に来ているのは、このところ彼の車の下に、缶の蓋を開けた状態で猫エサと水が置かれていくこと。片づけられずに放置されているので、仕方なく、見つけると片づける。
ノラネコは放っておいても生きていける、人の家にまで入って猫の世話をするなとエサヤリに憤慨している。これはイカンと思って長いメールを送った。これは河原の問題にも通ずることだ。
世話状況を克明に書いた手紙を送って以来、原っぱの地主様からなんのリアクションも返ってこないまま月日が流れている。
河原の地主様と違って、元仕事仲間である彼は、基本的には動物全般、犬も猫も好きだという優しい人なのだ。
力づくで積極的に猫を追い払う気はないようだけれど、
しらんぷりして怒っているだけだと、そこから春に仔猫が沢山あふれ出ていくことになりかねない。もっと沢山死んだ猫を片づけることにもなりかねない。タイヘンダ。
私のような者と知り合いだということで、たっぷり昨今の猫事情を聞かされる事になった彼より、すぐ返事が来た。いても良いけど飼うのは不可能、ノラネコに責任を持つ覚悟はない、宿は貸すけど自炊ってのは駄目ですか? と言う。
その「猫の自炊」を、繁殖制限と併せてきちんと支援してくれるしっかりしたエサヤリさんがいたらなぁ・・
猫好きのお嫁さん来てくれたら一気に解決!なんだけどなぁ・・

ううう・・・なんと返事をしたらよいか。
どうしたものか。。。

等々考えながら夜更かししたので、一日きつかった。

前日の雨を含んだ河川敷全体が真っ白に凍っていて、雪の後のようだった。寝箱の奥に、これ以上は小さくなれません、と固まっていたトラちゃん。気がつかずにガサゴソカイロを差し込もうとして、手の甲にすごいパンチを3発くらった。明日から革の手袋が必要。今朝もクーちゃんに会えず。確認猫数20。
まーけるなまーけるなおっしょうさんにまーけるな、こーいこいこいこいこいこい、みーんな出て来い来い来い。

Mon, 19 Jan 2004

マダラがいたぞ




嬉しかったのは、
洋ちゃん&アミちゃん仲良しカップルが、メイン猫舎の中にいたこと。
隣接猫舎にマダラとトラちゃんがいたこと。ツインルームに兄ちゃんがいたこと。

カイロの効力が失われていても、さっきまで猫がいた箱は、猫がカイロをあたためホワっとしている。

雨降りなので、ミス河原たちは潜ってしまって誰も出てこない。おじさんの居住区に下りていった。薮には置けない。集めた空き缶に傘がかざしてあったので、4つに分けたごはんを濡れないように置いてきた。

確認猫数14。
カイロ交換で渋々箱を出た猫たち。私のいなくなった後にまた入るだろうから、入れ忘れてがっかりさせないように、一箱一箱しっかりと毛布の間に差し込んできた。
雨は昼には止んだ。
完全雨支度で長靴まで履いて出るため、簡単にやまれてしまうと帰りは非常に塩梅悪いのだ。いちいちオバハンの出で立ちを見てどうこう思う人もあるまいけれど、河原以外では、いかなる場所にあっても「ミスマッチ」の自分。なんとも肩身の狭いこと。
最早私は「北京原人」なみの「河原人」である。

本日の写真
チャーミングな雑巾猫「まだら」

Sun, 18 Jan 2004

畑に生えていた「ヨーコママ」




良く晴れた日曜日。
獣医先生が、
河原の子達を見に来て下さった。
最近またごはんを食べづらそうにしていた金ちゃんに注射。
皮膚炎もこれで終息してくれたらいいのだけれど・・
ピンちゃんのばさばさは、疥癬ではなく皮膚病らしい。
まさおくんとピンちゃんに薬を飲ませた。

日が傾きかけると、風が冷たくなってくる。
コシロやキジオ、ピンちゃんが、もう入れ換え済んで暖かくなっている寝箱をあちこち出入りして、今夜はどこで寝ようかと様子見していた。
後の子達は日射しのある所を選んで、てんでにくつろいでいた。
長居しても会えない子にはやはり会えず。
クーちゃん3日連続会えない。
ガチャも確認できず。
帰り道、キャンプ場向こうの畑の耕された土の上に、まるで地面から生えてきたようにヨーコママがぺたりと座っているのが見えた。エサ場にも来ないで一体何をしているのだろう。こんなところでヨーコママを見たことなんかないぞ。
なにか不具合でもあって動けずにいるのかと、自転車を止め、身を乗り出して見ようとしたら、破れビニールハウス群の奥へ駆け込んでいった。エサ場を犬に荒らされた時、ごはんを待っていて怖い思いをしたに違いない。絶対そうに違いないと思った。
ガオの道、薮の下のごはんは、前はガオ、それからガチャ、そしてまだメンバーに入れなかった頃のクーちゃんや、単独行動の花子、といった、竹藪に容易にこられない子達のために置くようになったものだ。ハッチは、ごはんが置かれたことを確認すると、そこでは食べずに竹藪へ走る。帰り際に回収するトレイが空になっていると、食べた子の姿が見えなくてもほっとしていた。今日、空になったトレイに手を伸ばすとその薮に大柄のキジ猫がいて私に向かって唸った。ミス河原ポイントから足を伸ばしてきたペレ君(今日は向こうで姿を確認できなかった)なのか、違う猫なのか、わからない。ミス河原のポイントでごはんを催促するペレ君は、いつだって顔の一部しか見せない。どんな体型でどんなしっぽなのか、それが長いのか短いのか太いのか細いのかも、さっぱりなのだ。ヨーコママも多分そこで食べていたのだろう。せいぜい2匹分の量だから、足りなかったかも知れない。昨日花子だと思ったキジ白猫は、ヨーコママだったのだろうか。花子とヨーコママを混同するようでは、私もかなりもうろくしている。いるはずのない子が、いるはずのない場所に来ている事から察するに、竹藪は相当アブナイ場所になっているのかも。そしてノコちゃんはもっとのっぴきならない事があって、ここから逃げたのだ。長い長い不在が続いている。
写真はサム君。なんだかムチムチっとしているぞ。
座った姿はミス河原とそっくり。白い髭は切り揃えられており、しっぽは太め、白い足先が大きい。

Sat, 17 Jan 2004

えっ?ガチャが来ているってホント?




粉雪が舞う中を河原へ。
北風が吹きすさぶような日ほどには、冷たさを感じなかった。
ミス河原のところでは、4名様全員確認。ペレ君もちゃんと出てきた。良かった、元気だったんだね。
最初に土手をサム君が駆け上がってきた。そこの子たちのごはんセットを手に持って振り返るともう下に降りている。配膳前に、しゃがんだ私の膝のところでひしめき合っている一ちゃんとサム君とミス河原と交互に撫でた。寒いけどガンバレ。ガンバレと労う。サム君は甘えん坊。とてもカワイイ。

原っぱに着くと、みんながとっとことっとこ走ってくる。前のめりで、ひたむきな走り方だ。白ママやまさおくん、トラちゃん、コキジ、黒長。チーコは余裕綽々で歩き方もユックリ。竹やぶの中にピンちゃん、金ちゃんサンタ、クニクニモドキ、クニクニ、まっちゃん、洋ちゃん、アミちゃんがいた。あとからマサルさん、チビチーも。
兄ちゃんの鼻先で固まっていた洟を拭き取ってやり、ごった返しの中でも、抗生剤の入ったごはんを、チーコ、ピンちゃん、兄ちゃん、そして見るからに芳しくないまさおくんが食べられるように、気をつけて配った。クーちゃんがいない。2日続けていない。ピンちゃんは舐め壊して、何カ所か禿げている。痛ましい。
昨日会えないと書いた中で、今日確認できたのはクロスケ。
あとは相変わらず会えず。
夜も雪だという。今夜は冷え込みも厳しそう。
チーコが暖かくなっていない箱に入って、恨めしげに私を見ていた。
そのままそっと手を伸ばして2枚入れた。
大きな寝箱には2個ずつ。今日使ったのは40枚。どうか明日まで猫たちをしっかりあたためてくれますように・・

もう一人のエサヤリさんと会い、ガオの道の茶色い子が最近いないというので、ガチャについてのかくかくしかじかを話した。
すると、
今日は会っていないけど、その子なら昨日も、おとといもあちら(会社の横)に食べに来ていた、と言う。何日か「姿を見ないな」とは思ったけど、また来ているそうだ。
絶句した。・・・来ている?!
彼女の言う「姿の見えなくなった茶色の嫌われ者」は、どうやらガオちゃんのことらしい。ガオちゃんなら私の家にいる。
ガチャは原っぱや竹藪を追われて道路を渡り、渡ってほどないところにあるエサヤリさんの勤める会社横で、彼女が猫ごはんを配りに出るお昼を待つようになっていた。
私の家を出てから河原まで3kmの道のり、いくつもの道路や線路をどうやって越えて戻ったのだろう・・。ほんとうに無事で戻ったのだろうか。この目で確かめないことには喜べない。
自転車を置いたまま探しに行き、雪の舞うなかをしばらく歩いた。結局姿を見つけられないまま捜索打ち切り。
ガチャ捜索から戻ったとき、ガオの道で、低木の茂みに置いたごはんがまだ残っていたのを見たばかりなのに、次に自転車を引いて帰るとき見ると、きれいに無くなっていた。ほんの5分だ。「がちゃ!」大きな声で必死で呼んだ。私の声に驚いて、破れビニールハウスの草藪に飛び込もうとしたところで振り返った猫。花子だ!
ずっと見なかった花子も生きていた。良かった、ひさしぶりだ。
探していると気配もないのに、忽然とそうやって現れ遭遇する。
がちゃ。明日も探さなくちゃ。

昨年10月に涙涙でお別れしたヨーコママのシャム仔猫(現在チャミちゃん)のお家へ、ゴロママと出かけた。
とてもきれいな子。元気で先住(チョコ&ナナ)猫たちと仲良く暮らしていた。(本日の写真:チョコ・ナナ・チャミ)
河原の子達にとお土産を用意して待っていて下さった。
ゴロママの車が傾くほど(大げさ)猫砂猫缶を買い溜めできて、当分安心。
買い出し応援、ありがとう。
支援カイロも、ありがとう。

Fri, 16 Jan 2004

マサルさんの縄張りは広い!




一日経って、黒長しっぽのしっぽは元通りきれいになっていた。
ミス河原ポイントではサム君とミス河原だけ、一ちゃんに会えず。
竹藪で会えた子は19。クーちゃんに会えず。
ヨーコママ、ノコちゃん、マダラ、アイ子様、ムギちゃん、クロスケ、ミルク、コハチ・・会えない日が続く。
テニスコートを二つ越え、ススキの海を越え、ミニゴルフコース迄歩いた。さっき竹藪でごはんを食べていたケイちゃんの姿が、クニクニモドキのいるゴミ溜まり近く、テニスコートの奥の薮に見え、ゴルフコース管理事務所のプレハブの裏に、マサルさんが見知らぬ黒猫と一緒にいるのを発見。こんなところまで来ているのかと、交友関係と行動範囲の広さにビックリした。ソックスたちがいた頃は、破れビニールハウス群から松林のあたりで一緒に過ごしていた。さすが古参。河川敷緑地ほぼ全域を渡り歩いているのだ。ゴルフコースから川の方へ下りて、薮の裏手を見ながらキャンプ場へ戻った。ホームレスの人々の思い思いの小屋が、思った以上に沢山あった。いなくなった子達の誰かが養われているかも知れない。その姿が見えないものかと、ついつい首を伸ばして覗いてしまう。駐車場の水たまりは凍っていて、カラスが2羽、氷をつついた破れ目から水を飲んでいた。
捜索で姿を新たに発見したのはタビちゃんとマサルさん。これで本日の確認数23。
竹藪に戻ると、ケイちゃんがまた来ていて、マサルさんも来て、さっき声をかけたらゲゲっと言って逃げたのに、何食わぬ顔で食べていた。私の100mは猫たちには1km。
ものともせずに動くのね。

明日は雪の予報。
冷え込む夜。
これからガチャ捜索。
写真上 凍った水たまりのカラス
写真下 マサルさん

Thu, 15 Jan 2004

「念」チラシ




チビとチビクロとクロとチーコ、という猫と暮らしているお友達が、ガチャの捜索チラシをつくってくれた。彼女はその道のプロだ。あっという間にとてもきれいに作ってくれた。気功も修行中。チラシに「見つかるぞ」と「念」を入れてくれた。
後は私が「忍忍」で探す。
どこかに流れ着いて、きっと食べている。
絶対元気でいるはず。
消息不明はたまらない。
家に入る前に必ず、どこに向かって言うでもなく、大きな声で「がちゃ」と叫んでみる。声の届かない所に行ってしまったがちゃが、何かの拍子でまた近くまで舞い戻って来ているのではないかと、始終落ち着かない。

M氏より短いメールが来ていた。
道路で轢かれた猫を深夜の帰り道で見つけ、コンビニで袋と手袋を買ってかたづけた。何度見てもこわいものだ、ナンマイダ。とか知らせてきた。ほんとうに恐かったのだろう。だけど片づけた。
見知らぬ猫のために目を閉じて祈った。アーメンでも、ナンマイダ、でもないけど、終わってしまった命を悼んで送った。

良い人たちと共に生きられて、わたしはシアワセダ。

朝の河原はずっと出席率の低下で淋しい。
ミス河原たちの薮では、誰もいない所にごはんを置いてきた。
河原を出るとき、思いがけず松林の中で一ちゃんがお日様に向かって座っているのが見えてほっとした。見えたのは一ちゃんだけだったけど、みんなごはんちゃんと食べてくれたかな。
竹藪では、14匹しか姿が無く、ほとんど皆勤の金ちゃんやトラちゃんも見えず。ガオの道で見たハッチと、松林の一ちゃんを入れて16・・
朝の日射しを浴びに、畑に出かけたのだろうか。
また犬が来て逃げたのだろうか。
クーちゃんが、メイン猫舎のど真ん中、カイロ2枚入りチーコ様専用箱にちんまり座っており、私の顔と同じ高さのところにある出入り穴から、目を丸くしてこちらを見ていた。目が合うまで堪えていたらしく、合ったとたんに脱兎のごとく裏へ逃げた。

写真は、捜索チラシ
写真下、11月12日以来行方不明の「ふくちゃん」
河原から保護した赤ちゃん「もみじ」をあたため育ててくれた優しい保母さん猫
Mさんの心痛察するに余りあり・・・

Wed, 14 Jan 2004

いやーなニオイ


部屋の中でなにかただならぬ、プラスチックが燃えたときのような匂いがするので、ストーブを覗き込んで、ずっとくんくんしていた。匂いの元はなんと、幸福の木の花だ。ヤツデの花みたいに白っぽく色気のないのが、一気に開花して、ねばねばの樹液を滴らせながら強い香りを放っている。5年以上何事もなかったのに、突然咲いた・・

竹藪エサ場で、遅れてやってきた黒長しっぽが、テーブルの上に駆け上がってしきりに何か訴える。何とかしてちょうだいヨオ。
むむっ
なんだかクサイ。
見ればしっぽの裏側にべっとり、ヘドロのような匂いのするべたべたがついていて、濡れたタオルでごしごし拭いても容易に落ちない。自分でも舐めて落とそうとするのだが、この匂いには参ってしまって、私に助けを求めた。あれだけ強く擦っても取れないとは・・黒長も痛いヨオといって噛みついてくるし、どうにもならない。一体どこで何をくっつけてきたのやら。何度か井戸へタオルを洗いに行って、得体の知れない匂いと頑固さに辟易した。

北風が冷たい。
今夜はとても冷えている。

Tue, 13 Jan 2004

安定供給




弱り目に祟り目の雨。
眠いし寒いし手はアカギレで痛いし、エーンエーン。
などと言っている場合ではない。キリキリキリリ。
元気を絞ってエンジン始動。ちゃっちゃか支度。
お天気は程なく回復し、昼過ぎにお日様が少し射してきたけど、朝の河原は雨だった。雨の中でごはんを配るのはタイヘン。手が凍えていたし、レインコートのフードを被ると見通しが悪くて手元が見えない。猫たちが確認できない。ミス河原のところでは、今日も誰も来なかった。原っぱも閑散。
と思ったら、竹藪にいっぱいいた。
まさおくんにテーブル下を勧めたら、どうしても上で食べるのだというので、シカタナク、傘を差してやった。
猫舎の中は結構な入りで、覆いをめくると満員御礼とまではいかないけれど、猫たちが寝箱を出てがさごそ隠れるのが見えた。トラちゃんは昨日と同じ箱を死守していたし、お兄ちゃんもまさおくんも金ちゃんもいた。雨支度で出かける時間が遅れたので、やることをやったら先へ急ぐしかなかった。

猫たちや、猫たちや、
また暖かくなった寝箱で、ゆっくりしてね。
もしも私一人だったら、こんなにカイロを大量に安定供給できなかったのですよ。あなた達を温めて下さる人は、そのとんがった爪付きの指だけでは勘定できないくらいいっぱいいるのよ。

こんなに寒いのに、ノコちゃんがいない。
マダラもクロスケもアイ子様もいない。
ヨーコママにも会えなくなっている。
シンパイダ

写真は、明るい午後の原っぱで撮ったちびQ&ピンちゃん
    ちびQの巣ごもり

Mon, 12 Jan 2004

ごらぁぁぁーー




喉が痛い。
頭も痛い。だるくて酷く疲れている。
と並べて書くと「風邪」みたいだけど、違う。
河原に鈴をつけたあの犬たちがまた放されていて、
朝の一時間で今日一日分のエネルギーを全部使い果たしたのだ。

ミス河原ポイントで誰も出て来なかった。
変だなと思いながらごはんを置いて土手の上に上がると、犬たちが走ってきた。私の後ろ、土手上の道に犬を連れた散歩の人がいて、2匹で駆け上がって吼え立てた。石を投げられて追い払われた。それを振り返って見ながら土手を下り、ガオの道を進み、いつもハッチのいるポイントで止まると、原っぱへ向かって犬たちが私を追い越して行く。こらーっっ!と大きな声で怒鳴ると、私に向かって「っせえな!」と吼えてきた。楽しくてたまらないらしく、目を爛々と輝かせてあえぎながら、もっと楽しいことはないかと体が跳ねている。自転車を原っぱに止めて、うろうろしている犬たちに「コラーッ」の一音ずつにダブルで濁点がつくほど気合いを入れて、何度も怒鳴った。姿の見えない飼い主にその声が届けばよいとも思った。今朝は、暮れに見たシェパードは見えず、2頭だけだ。細身で、見るからに敏捷そうな足をしていた。竹藪奥の薮に突っ込んでいって、そこから向こうの駐車場へ下りたようだ。声が遠くなっていく。竹藪に入って配膳する間、猫は一匹もいなかった。猫舎の覆いをめくると、コシロとキジオ君とクニクニが下で固まっており、2段目で黒長がおろおろしていて、奥のエサ場の更に奥、畑との境の網のところで、チーコが、怯えたように目を丸く見開いて私を見、胸を揺らしていた。ごはんを食べるモードに切り替えるには、もう少し時間がかかりそうだった。
なぜかまさおくんが飄々と登場し、だれの姿も無いごはんトレイをハシゴしていた。邪魔されなくて、好きな所で食べ放題。どうせ誰だっていつか死ぬんだから、たいしたこたぁないさ、みたいに、開き直っていたのかも知れない。カイロを入れて行くと、定員7のメイン猫舎隣接のお家の中に、トラちゃんがいた。カイロ交換で手を伸ばしても、箱の奥に固まっていて全く動かなかった。
トラちゃんは最近原っぱの倒れ小屋に常駐していて、こちらにいるのは珍しい。板きれを立てかけただけの倒れ小屋で犬に襲われたら逃げられない。避難してきたのだ。キャンプ場の向こうでけたたましい吼え声がした。携帯で、生まれて初めての110番通報をした。柴犬をつれたおじさんがあの犬たちを交わしてこちらへ歩いてきた。飼い主は一体どこにいるのか、皆目わからないそうだ。とにかく警察が来たら飼い主と対決だと、腹をくくった。

世間は休みだけど、実は私は今日仕事で、なんとしても9時までには行かなければならず、待っても警察が来ないので、見切り発車で河原を出た。会えた猫はたった6・・嵐でも大雪でも、こんな少ないことは今までなかった。
通報電話でもかなり頭に血が上っていて、なかなか状況を把握してくれない女性の応対にイライラした。電車の中で電源を切っていた携帯、電車を降りてすぐチェックすると、110番から着信していて、慌てて返信すると「どういう緊急事態ですカッ」と男の人が出た。息を切らして歩きながら聞いた所によると、朝の通報で動こうとした警察は、場所がわからなくて出動しなかったらしい。向こうがこちらへ場所の確認電話を入れたとき、私は出られなかったのだ。川の対岸も同じ地名だったことを不覚にも忘れていた。管轄の署へ朝の事を伝えておいてくれるということで、あっけなく終わった。

犬たちに「こらー」しか言えなかった。
なんとも無力感を感じる。
いざとなれば、犬相手に取っ組み合いだってしかねないくらい私は怒っていた。悪いのは飼い主で、へらへら走り回っている犬に罪はない。猫を追うとしても、猫たちが(勝手に怖がって)逃げまどうから本能で追うのであって、闇雲に走りたい、逃げるものを追いかけたい衝動や、あちこちを覗いて歩きたい衝動は、押さえようがないのだ。
。。ところで。。
こら、というのは懲らしめるの「こら」なのかな?
「よっこらしょっ」の「こら」とどういう関係なのかな。
よっこらしょは「良う来られました」
警察は「来てくれませんでした」
クークー来る来る・・
なんて事が、ぼんやりした頭を一日巡っていた。
「こら」にたいした意味が無くても、あれだけエネルギー使ったんだから、いくらかは懲りてよね、犬たち。

ひょっとして、
猫たち・は・犬の声より、私が続けて怒鳴る声の方が恐くて出てこられなく・・なったのかな?

Sun, 11 Jan 2004

優しいクリス




ブラジールのクリスから電話があって、猫が3匹に増えたという。前はチンチラのポンちゃんだけだったはず。河原の近くなので、河原猫配膳前にクリスの家に寄って、アメショーとチンチラのかかったゴージャスな2匹を見てきた。もらい受けた家には、そうした猫がまだ16匹もいるそうで、クリスの不確かな日本語から全容は解せないものの、想像するだに怪しい気がした。
クリスは仔猫を産ませる気は全くなくなっていて、3匹をなんとしてもブラジルへ連れて帰るのだと笑っていた。良かった。

河原に行くと、キャンプ場は初行事で集まった子どもたちと父兄が解散となった直後で賑わっており、猫たちは申し訳なさそうに息を潜めて隠れていた。
会えない子にはやはり会えない。
後からクリスも河原猫を見にやってきて、いる子達に陽気に声を掛けて励ましてくれた。
日射しは強く、まぶしく、猫たちと同じように二人でお日様に向かって立ちながら、互いの髪の毛が北風と静電気とで踊るのをふあふあ笑って見ていた。
まさおくんや金ちゃん、ピンちゃんサンタ、チーコ、クーちゃん、黒長、お兄ちゃんが、なんとなく私たちを囲んでいた。
ピンちゃんがチーコに寄り添って毛繕いしてあげていて、仲が良いと驚くクリスに、チーコは特別な子でみんなに慕われているのだと自慢した。
クリスと別れ河原を出た後、土手の道の寒かったこと!
写真上、板きれを囓るピンちゃん
写真下、チーコが定位置につこうとしているところ

Sat, 10 Jan 2004

体調不振の猫たち




連日乾燥注意報が出て、河原はほこりっぽい。
猫たちもほこりっぽい。

お昼の一番暖かい時間帯に河原に着いた。
猫たちは
一便のごはんが済んで散った後だった。
それでも集まったのは、
チーコ、金ちゃん、コシロ、まさおくん、クーちゃん、ピンちゃん、サンタ、アミちゃん、洋ちゃん、白ママ、コキジ、キジオ、キジ丸、トラちゃん、まっちゃん、ロボ、クニクニ・・ミス河原たち3匹を入れて20。ずっと後でやぶから出て走ってきた兄ちゃんと黒長。全メンバーの半分にしか会えなかった。
猫に声を掛けながら原っぱに下りてきた年配の女性にご挨拶し、立ち話をしていたら、金ちゃんやまさおくんが近づいてきた。金ちゃんは頭頂と耳の付け根が禿げて血が滲み、見るからに具合が悪そうだし、まさおくんも目と口が汚れている。そばで日向ぼっこのチーコも洟を垂らしているし、ピンちゃんも不調。そしてみんな埃まみれ。
つまり、初めて近くで河原猫を見た彼女にとって、見渡した所そこにいたみんなが酷い状態だったわけで、ぎょっとしたみたいだ。
金ちゃんが親しげに近づくと、いやーっあなたは来ないでぇーっと悲鳴をあげ、家の子(耳折れスコティッシュという高級種の飼い猫)に病気が移ったらいけないから、ゴメンナサイねと、話しもそこそこに後ずさりした。
普通の人はそういったものなのだろうと思いながらも、内心傷ついた。一番最初河原猫を見たとき、ぐちゃぐちゃでぎょっとしたことを思い出した。ヨレヨレのじっちゃん、目のおかしい子、口の周りが真っ黒の子、耳がただれた子、クニクニもそういう子の一人だった。河原の子達をだっこしたりサビちゃんの顔を拭いて帰った後は、いつもアルコールスプレーを携帯し、家に入る前に消毒したり、服を全て着替えたり、気を使っていた。私も、病気を運んではいけないと怖れていた。

体調の良かったときや、雨に打たれた後のぴかぴかの姿も見て知っている。病状が良くない所に季節の悪さが重なっているだけだと、わかっている私でも、まさおくんの汚れ方には不安を募らせている。皮膚炎などで見るからに汚くなると、どんなに人懐っこく性格のよい子でも、誰も近寄らなくなる。疥癬などは人の手を介して移るのだ。近寄ったら汚い、病気が移ると怖がられ、毛嫌いされて追い払われる。
ノラちゃんで具合の悪い子は、心細く淋しく、そうやって追い払われながら力尽き果てていくのだ。
今日の人は露骨にそれをやったので、改めて自覚した。
今、決して良い状態ではないのだ。私にもどうにもできない。
環境の過酷さから、どうしても体調を崩す子が出る。
家の猫でも大変なのに、外の子はなおのこと、簡単には治らない。

病気は、外暮らしの猫を更に苦しめる。

今日の写真は元気なクーちゃんです。沢山撮れました。
下は兄ちゃん。
みんながんばれ!

Sat, 10 Jan 2004

クーちゃんの「追っかけ隊」3




お日様はなんでこんなに有り難いのでしょう。
ボクは顔にいっぱいお日様を浴びてまぶしいです。
青春の光と影・・なんてどうかしら。
ボクは前途ようようのちび猫、
前進あるのみ!であります。

お?ピンおじちゃんの方は陰っていますよ。
もはや衰退の一途を辿っておられるので?

なんて冗談なのに、
また嫌われちゃった。

ぴんちゃーん
ボクを見捨てないでー

Sat, 10 Jan 2004

クーちゃんの「追っかけ隊」2




ボクから逃げていったピンちゃんが
ピト
っと止まったので、すかさず並んで言いました。

この角度にしっぽをキープするのって
ムズカシイです。
なかなかくたびれるものですね。

・・・

人がシッコしてるときにつべこべ言ってはいけないって、
また怒られちゃった。
シッパイシッパイ。

Sat, 10 Jan 2004

クーちゃんの「追っかけ隊」1




ボクはちびQ。
ピンちゃんにずっとふられっぱなしだったので、
チーねえさんにスリスリしながら、
次の機会を待ってました。
今日はお日柄も良く、ピンちゃんはどんより。
エサのおばちゃんになにかイヤなにおいの水をシュッシュされてご機嫌ななめ。カイカイなめなめしては、ウゲーっしておりましたから、ボクは、一生懸命追いかけました。

Fri, 09 Jan 2004

穏やかな日




昨日犬にかき回されて会えなかったミス河原たち、
今日は元気で揃った。
ペレ君だけはこのところずっと会えない。

原っぱのメンバーもそこそこ揃って、
会えずに気になるのは、アイ子様とノコちゃんとマダラ。
洗い物に井戸へ行く時、キャンプ場にできた落ち葉の吹き溜まりの山で、キジ丸が背中を丸くして力んでいた。
邪魔しないよう迂回した。
竹藪でも食後の猫たちがカサコソあちこちで落ち葉をかき集めている
猫たちのトイレタイム。
今日のクニクニはとても幸せそうな顔で、
チーコにピタリ寄り添って日向ぼっこだ。
犬がいたら撮らなくちゃと思ったカメラで、
そんなふうに穏やかにくつろいでいる写真が撮れて、
嬉しかった。
お兄ちゃんに私の影を並べてみた。
お兄ちゃんはそう思っていないかも知れないけど、
ほら、
一緒に生きているんだよ。

Thu, 08 Jan 2004

また犬!




何もない河川敷の向こうに緑地が見えてきた。最初の木の下がミス河原たちのポイントになる。川に近い所から2匹の犬が走って来て猫たちの薮に突っ込んで消え、土手下の道にヌッと出て、私が土手の上に自転車を止めたときは、まっしぐらにガオの道を原っぱ方面へ向かっていった。カメラを出す間もなかった。中型の柴犬みたいな犬だった。いつも待っているミス河原もサム君も一ちゃんも出てこないまま、4つごはんを置いた。ここにあの犬たちが戻ってきたらごはんは無事では済まないだろうと思いながら、やり場のない憤りを抱えて原っぱへ向かった。原っぱには誰もいなかった。竹藪もシンとして、猫の姿はない。幸い犬たちの気配も消えていたので、ごはんを急いだ。犬の走る能力を見せつけられた直後のこと。今いなくても、あの勢いならいつどこから飛び出してきてもおかしくない。
ごはんを配っているうち、そろりそろり音もなく顔を出してきて、猫舎の中にも、覆いをめくったら金ちゃん、まっちゃんがいた。クーちゃん、チーコ、コシロ、ピンちゃん、まさおくん、黒長、アミちゃん、サンタ。きじお、クニクニ。後回しにしたガオの道で、薮の下にハッチが来た。これで13。たった13だ。あとはどこかへ隠れたまま、出てこられずにいたのだろう。

グランド横では、連日犬のトレーニングが早朝から行われている。そこで犬たちが遊ぶのをみて、ここは犬を放して良い場所と思う飼い主もあるのかも知れない。トレーニングと関係なく連れてきて放す人が増えているのだとしたら、早く手を打たないと大変なことになる。

今朝のエサ場は惨憺たるものだった。
写真上 猫たちが避難するツゲの木
    犬に追われたら、
    こんな木の上しか逃げ場がないのだ
写真下 クーちゃん かなりぴんぼけ



Wed, 07 Jan 2004

ノコちゃん不明




一昨年12月に洋ちゃんを2ヶ月ぶりで発見して再捕獲できたのは、一緒に探してくれたUさんのおかげでもある。がちゃを逃がしてしまった私の不覚を知り、Uさんがまた夜の捜索に同行して下さった。心強い応援だったけど、昨夜も発見できず。遠くへ行ってしまったのだろうか・・どうしているのだろう。お腹を空かせているのではないだろうか。怖い思いをしているのではないだろうか。持ち技の「身もだえ」でどこかのお家に入り込んだのなら、がちゃは自分で運命を切り開いたことになる。河川敷の中よりそのチャンスはある。しかし・・そう簡単にはいくまい。今夜も名前を呼びながら歩いた後、、湯気の上がったマグロを入れて、ベランダに捕獲器を掛けた。

チーコは、私が河原を出た後土手の道を通った友人から、原っぱにいたのを見たいう目撃情報が届いたのでほっとした。今朝はいつもどおり積極的にごはんに食らいついていたので、なんと頼もしいことかと、痩せた背中をなでた。洟も拭いた。食後は、クーちゃんを従えて原っぱでまったりとくつろいでいた。ピンちゃんの落ち着きのなさといったら、筆舌に尽くしがたく、悪戯っぽい目で私をちらちら見ては、あちらへこちらへ弾丸のように走り回っているのだ。あれでは誰もついていけない。サンタも呆然。(痒いのかな?だとしたら笑ってはいられない)
チーコのそばは、今のクーちゃんの身の置き所として最適だ。
洟を垂らしてしまりのない顔だけど、ど根性チーコは河原の主だぞ、信望の厚さでは、他のどんな猫さんにも負けないぞ、え?もう知っている? なら、ヨロシイ。賢い子だね、クーちゃん。
金ちゃんは、ピンちゃんに移された「痒み」で苦戦中。頭が禿げてきた。タイヘンダ。免疫力が弱いので、ピンちゃんより酷くなりそうな気配。なんとか助けてやらなくちゃと慌てている。
カイロ32枚。缶詰更に減量15個。カリカリも2日で1.5kg。確認猫数、26。ミルク500ml。畑の突き当たりに見たしっぽの長いキジ白猫、今日もいた。
・・あれは小夏だった。

交番に行って、3頭の大型犬を河川敷に放す人がいて危険だと訴えた。ゴルフとモトクロスとサイクリング道路を暴走していくオートバイのこともついでに話し、巡回のお願いと、犬とまた会ったとき通報したら駆けつけてもらうよう頼んだ。
写真上 小夏
写真下 ノコちゃん

Tue, 06 Jan 2004

犬難




朝のエサ場にまた、犬が来た。
この犬は知っている。
小柄なご婦人がいつも連れている犬だ。
「猫の世話?大変ねぇ」
声を掛けてくれる人だ。
しかし、こうごっついのに、興味津々、元気いっぱいでうろうろされたのではたまらない。なかなか行かないので、猫たちはごはんどころではない。
彼女はいつも、元気なこいつに手を焼くとすぐリードごと放してしまい、うっかり放してしまったフリをして土手の上から呼びながら、じつは(大いに発散せよ)とばかりに、たいして慌てたようでもなく、困った顔だけして、のんびり歩いている。
出没するたび、「こらっ」と叫んで追っ払うのだがなかなかいなくなってくれない。私の声を聞きつけて、自転車を止めて下りてくる人がいた。ミス河原を最初に見つけたとき、「人懐っこい猫だよ」と教えてくれたおじさんだ。いつもミス河原のところで撫でていく。ウサギや猫を故意に犬に追わせて面白がっている奴がいて・・何度か見たと言う。この前の3匹のことだ。鈴がついた大きい奴・・ここの猫たちも追いかけられて必死で木に登って逃げていたそうだ。竹やぶの中にも猫を追って突っ込んでいったという。
この前死んでいたウサギ、あの犬たちの仕業だったのだろうか。
あの3匹に追われて逃げ損なった猫もいるんじゃないかと・・
しばらく言葉も出なかった。
もっと下流の河川敷で、犬をけしかけて猫を襲わせ面白がる悪質な人がいると聞いたことがあった。あの3匹の飼い主もそうなのだろうか。いったい誰なのか、私はまだ姿を見たこともない。
飼い主を特定できないと、警察に行っても相手にされないらしい。わかっていてやっているのだとしたら、そういう人に、犬を放さないでと言えるだろうか。
言ってみたとして、聞いてもらえるだろうか。
私の知らない間に猫たちにどれほど色々あるか考え、暗澹とした気持になり、胸がずきずき痛くなってきた。
今朝の犬の飼い主は、おじさんと話していたら土手の上にやってきた。猫のごはん配っている所なので困ると懇願すると、うちのは猫を追いかけるようなことはしないから(大丈夫?)、ゴメンネー、つい放しちゃったのよー。いたってのんびりしていて、捕まえに来るでもなく、名前を呼ぶだけ。

もう時間もなかったので、慌ただしく河原を後にした。
チーコがいなかった。

・・・チーコがいないなんて。。

写真上、2001年5月河原を脱出できた「みぃちゃん」
写真下、まだ触らせてもらったことのない「ケイちゃん」みぃちゃんのお姉さん

Mon, 05 Jan 2004

竹取来襲




ゆっくりじっくり留まって待てば、41全部とまではいかないにしても、40近くの姿を確認できるはず。朝、慌ただしく色々やりながら見た子は20にも届かない。ノコちゃんはエサ場も寝箱も捨てたのだろうか。朝来ても、昼来ても会えない。
開ける缶詰の量を16個に減量した。
ミルクも1?箱でなく、250mlを3個にした。

・・・
行ったきりならどこへでも行くがいいさー
戻る気になりゃいつでもおいでよーー

ナンテネ
変な歌が頭を回る。
力及ばず自分が歯がゆい。

竹やぶの中に、竹を切り出した後の新しい切り口をいくつか見た。竹取が来たのだ。ど真ん中の立派な竹をばさばさやっていった。切り口が斜めでなかったのだけがいつもの竹取に比べればましだけど、そいつがやってきたときここにいた子達はさぞかし恐かったろう。

猫たちが元気で生きていけますようにと
応援して下さる人たちの気持にこたえたいと思いながら、
どうもこのところ後ろ下がりのご報告ばかりだ。

エッチャン(石の森章太郎の「猿飛えっちゃん」)みたいな
超能力があったらなーー

原っぱの落葉樹はまるはだか(写真上)
三が日緩んで遠ざかっていた寒気が、今週は戻るそうだ。
朝晩寒い。
マダラは一人で淋しそう(写真下)

Sun, 04 Jan 2004

生老病死




ガチャの行方、ようとして知れず。

朝河原へ行ってから愛護協会へ出かけたので
捜索は暗くなってから自転車で名前を呼びながらぐるり走っただけだ。また後で歩いてみようと思う。

ミス河原、涎は止まったけど、まだしゃっきりしない。
最初に私(ごはんの到着)を見つけて土手を駆け上がるのが
調子の悪いお母さんに代わって、息子のサム君になった。

原っぱは出迎え無し。竹藪に入ったらどわっと待っていた。
まさおくんの口の周りはまた一段と汚くなっていて、食欲もなかった。
ごちそう缶だけほぐしてきた特別食をすぐ放棄した。
無口な子だし、これまで文句を言うのを聞いたことがない。
ほとんど皆勤で、いない日はない。
皮膚炎のトラブルにはしばしば見舞われていたけど、
こんなに汚くなったことはない。
大丈夫なのかな・・
どうしたものか、
何をしてあげたらよいのか、
しげしげと顔を見ると、
自分でもどういった状況なのかよく判らないらしく、
困ってしまって目を背け、ごはんから遠のいた。
ピンちゃんは疥癬っぽい。ばさばさした顔をしている。
サバサバではない。非常にしょぼくなっているのだ。
どうりで掻きむしっていたわけだ。
禿げる前に何とかしようと、疥癬薬をごはんに入れて食べさせてきた。

「生まれて老いて病んで死ぬ」
全ての生き物に課せられた課題なので、
希望して避けられるものはない。
辛い思いを一つもせず、
悲しいことに一度も会わずに
生きていこうったって無理なのだから、
生まれてきたくなかったって言ったって、
現にこうして生まれちゃって生きているのだから、
潔くなんだって受け入れていこうね。
猫たちに言い、自分に言い、
あたふたとまた一日を暮らした。

写真は2枚ともまさおくん
下の写真は、珍しく「文句を言っているまさおくん」

Sat, 03 Jan 2004

一大事




早朝ヒヨシが開けて出たサッシ戸で、大騒ぎがあった。
最近このあたりをのし歩いている猫がすぐ前の駐車場へやってきて、なだれ込んだり飛び出したり、わめいたり。ベランダで頑張っていたマルちゃんを中に引っ張り込んで戸を閉め(蹴られた手に爪痕多数拵えた)、パジャマの上から服を着こんでまだ暗い外へ飛び出し、奮闘中のヒヨシを捕まえて家に戻った。電気をつけて見回すと、みんないた。
安心したのはほんの束の間。
・・ガチャがいなくなっていた。
頭は真っ白、顔面蒼白、実家への里帰りをキャンセルして、ガチャの捜索に明け暮れている。
行動範囲の広い子だ。道路も平気で渡っていたのだ。
他の猫からずっと受け入れられずにいた子だ。
我が家で暖かくしてごはんをもらっても、居心地は決して良くなかったろう。
河原猫たちより更に排他的な家猫たちの気配は、環境の激変で不安になっていたガチャにとって重圧だったろう。

サッシ戸の鍵をしっかり掛けていなかった私の失敗だ。
頭は真っ白、顔面蒼白、捜索を続けている。

住宅地と河川敷を行ったり来たりして、居場所を変えながらその日暮らしをするのは慣れていて、お家へかえろう、という発想はないだろうし・・
どうしたらよいか、ごはんを入れた捕獲器を脱出経路になったベランダに仕掛け、マタタビを細く焚いて祈った。

歩いてもあるいても、気配もない。
ごめんねがちゃ、
こんなことになるなんて、
なんでやねん。
自責の念に駆られっぱなしだ。

河原に、一年も前に迷子になったまま戻らない子を探しに来た人があった。黒長しっぽみたいな黒猫で、人懐っこかったそうだ。
必死で探していた頃、猫を良く思わない誰かが捨てに来たかも知れないと思って河川敷を歩いていて、畑に捕獲箱があったのを見たという。ああいうのに掛かって捕まってしまったのではないかと、不安な想像をしたそうだ。
畑に捕獲箱?
知らない間に何かが起こっていても、知らなければ対処もできない。
外に生きる猫は色々な危険に晒される。
知り尽くしているガオちゃんは、二度と外に出たくないそうだ。
何が起こっても自分の寝床から動かない。

ガチャの捜索チラシを作らねばなるまいね・・


Fri, 02 Jan 2004

のこちゃーん!




暖かい日だ。
愛車のバッテリーが31日以来抜けなくなって、アシストしてくれないただ重いだけの自転車になってしまった。

この前と同じシチュエーションでノコちゃんを見た。
日も大分傾いてきたので待つのを諦め、ノコちゃん用にとって置いたなまり節をそばにいた子達に配ってしまった後の事。
少しでもたくさん確認したくて長居し、竹やぶの中で久しぶりにみんなと遊んだ。
黒長、ピンちゃん、サンタ、お兄ちゃん、クーちゃん。元気に笹竹を追って走った。
遊びには参加しなかったけど、金ちゃんとチーコ、まっちゃん、ヨーコママもいた。
遅い午後にやってきたもう一人のエサヤリさんに、あれノコちゃんじゃない?と言われて見に行き、畑の遙か向こうの突き当たり、お日様のよく当たる薮の手前で、しっぽの短いシログレーを見た。しっぽが短いから違うと言った丁度そのとき、左手からノコちゃんが歩いてきたのだ。大きな声で呼んだら立ち止まってきょろきょろし、少し歩いてまた呼ばれ、首をかしげている。そして薮に飛び込んだ。
マダラは一人原っぱで、猫エサを狙ってにじり寄ってきたカラスをぼんやり見ている。カラスが毎度ちょうだいしている猫エサは地面に撒かれている。今日は「通る人から注意された」と言って、地面に撒くのをやめてもらった。広告紙に山と盛ったのが狙われていた。マダラ一人では防げまい。マダラは置いて行かれちゃったのかな。ノコちゃんは新しい友達に夢中で、しかも、その子は別のエサ場を知っているのかも知れない。誘われてこちらを捨てたのだ。そんな風に思った。
会えずにいたミルクとハゲ黒が来た。ミルクは春手術した頃顔が細かったのに、まあるくなって、クニクニモドキにそっくりになった。
ミルクをばしゃばしゃ飲んで元気そう。良かった。ハゲ黒も、疥癬から立ち直ったみたいで、黒猫らしくなってきた。チーコとお兄ちゃんの洟は、鼻炎用塩化リゾチウムの投与で、色が薄くなったような気がする。洟ちょうちんをぷかぷかさせていた。
気になるのは、ピンちゃんの異常なほどしつこい毛繕い、金ちゃんの右耳の付け根と頭頂にあるハゲ。

原っぱに出て日向ぼっこの子達は、正月休みで行き交う人の増えた土手の道から「猫だ猫だ」と言われ続けて食傷気味だ。
たしかに猫だけどそれがどうした、と言いたげに憮然とし、うんざりした顔で引き上げてくる。知らんぷりで寝