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Tue, 09 Dec 2008

ニュースになった犬

短いニュースだったけれど
もう既に沢山の人が見ただろうか。

たまたまそれをカメラが捕らえた。
高速道路に迷い込んだ犬が、車に跳ねられて倒れた
その直後、猛スピードで車が走るなかへ
勇敢に飛び込んだ犬がいて、
倒れた犬を咥えて引きずっていくのだ。
インターネットでこの救出劇の映像が流され
「あの勇敢な犬を引き取りたい」という希望が殺到しているらしい。
最初に轢かれた犬はまだ生きていただろうか。
一体どんな風に暮らしてきた犬たちだったのだろう。
・・・・
胸がいっぱいになった。

動物たちにも愛がある。
人に感情があるのと同じだ。一緒に過ごすとすぐ分かる。
いろいろな形で、それを見たり感じたりする。
好きもキライもあるしイジメもあるし愛もある。
相手を愛おしく思ったり、支え合ったりする。
辛いとき悲しいとき、ただ寒いときも
だまって寄り添い、時が過ぎるのを待つことがある。
人間の社会の流れは
高速道路に似ている。
うっかり迷い込めばたちまち跳ね飛ばされて命を失う。
なんとか流れの脇に逃れて
そっと生きるほかない。
生きる場所を失いつつある動物たちに
目を向ける人が増えたら
それが
何もかもかっ飛ばして進む容赦ない激流に
優しく緩やかな伏流を作るのではないかしら。

ミルクを預かっていただいている病院に電話をした。
ケージの中でおとなしくしており、
ごはんをなんだか楽しみに待っている風で、しっかりと食べているそうだ。
洗ってもらった患部は、たちまちジクジク汚れる。
容易に触れない子なので、ケアーは難しい。
化膿を抑え、すこしでも体を維持できる食事を工夫し・・
毎日を楽に過ごせるようにしてあげるにはどうしたらよいか、
何の薬をどう使っていくかも含め
先生と相談して決めていこうと思う。
いずれにしても、寒い河原へ戻す選択肢は捨てた。
家には、ミルクの最後を看取る覚悟で連れ帰ることになるだろう。

天気予報通り冷たい雨になり、確認できなかった子が多かった。
シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴんクロスケ、コハチ、ビータン、
ムギちゃん。
確認猫数9+入院中のミルク
投入カイロ14枚。



Mon, 08 Dec 2008

扁平上皮癌


うつくしいと
思ったミルクの写真を見直してみた。
2005年の夏
もうすでに始まりが
右の耳に見えていた。

扁平上皮癌なのだそうだ

「外耳道は狭いながらもしっかりありますが、耳介が腫瘍の増殖・自壊・壊死により
原形をとどめていません。耳下腺のところも腫瘍が形成され一部化膿・蓄膿しています。
大きく腫脹し、頚静脈の付近まで浸潤しております。」
 
私たちがどんなに目を凝らし
心を凝らして眺めてもわからないことが判明した。
体重は2.4kg。
すばらしい食欲に安心させられ気づかぬうちに随分痩せていた。

きっと
餌やりに通う私を安心させるために食べていたんだよと
言った友人の言葉に胸を突かれた。

夜遅い時間になって見たメールからの情報なので
明日以降改めて先生にうかがわなければと思う。
考えるのはそれからにしよう。
ごはんは頼っても、これまでずっと一人で生きてきたミルクに
どう寄り添ってあげたらよいのかも、まだ分からない。
苦しめぬよう、少しでも痛みや苦しみを軽くしてあげたいのだけれど

自分は何の力もなく
ミルクのために有効な手だてが何一つ無いのだ。
白血病に+がでたときよりも
衝撃は大きかった。

どんなことだって受け止める。これをしっかり受け止めなければ・・
先に進んでいけないもの。

シロママ、ズーズー、ヨーコママ、トラぴんクロスケ、コハチ、
ビータン、ブー。
確認猫数9
投入カイロ15枚

小ちゃん2回目のワクチン接種をUさんが済ませてくださった。
4黒子猫の残り2匹の手術が明日に決まり、
その準備でゴロママ宅にケージを運んだ。
玄関まで出てきたサビちゃんは、
バーニーズのサンちゃんに身をこすりつけて甘えていた。
ワンコとにゃんこがこんなに仲良く幸せそうに暮らす様子を見ると嬉しい。
先日お届けした二人は「順調」とのこと。これも嬉しい便りだった。

追記
獣医先生のお話によると、2005年ミルクの耳にあった異変は、今の病巣に直接関係はないそうです。もしもそれが始まりなら、今生きてはいないでしょうと。
日射しをふんだんに浴びる外暮らしの猫のうち、とくに白い猫は、被毛の薄い耳などに、扁平上皮癌やメラノーマ(悪性黒色腫)を発症する確率が高いのだそうです。

Sun, 07 Dec 2008

ミルクが捕まりました

治りきらぬヤケドの患部を
乾かそうと晒しておけば
こんな小さな傷なのに
体との比率で言えばごく些細な一部だというのに
痛みやじくじくにずっと悩まされる。
ミルクの右耳はもうどうしようもない有様だ。
どこが病巣の核かも分からない。
苦しみの深さもわからない。
さらに病状が悪化していけば、
どんなに苛まれる事だろう。

この一週間、ミルクは毎日のように野球小屋から飛び出して
材木置き場で私を呼び止め
ごはんを求めた。
今日の私の決意を受け入れてくれるかどうか
自信のないまま準備をした。
いつもより早くてもいけないし、遅すぎてもいけない。
いつも通りのタイミングで、対峙したいと願って行った。
材木置き場にほど近い、原っぱとの境目でうずくまっていたのを見つけ
漠然と「絶対いける」と思う。
荷物を下ろし身柄の確保に集中した。
配膳とカイロ交換を進めてくださっていたMさんと、
偶然河原を訪ねてくださっていたKさんがいて、
ふたりに近寄らぬよう合図をして、そっと挑んだ。

こんなに簡単に自ら進み入るとは
予想もしなかったことが起きた。
MさんとKさんとにうまくいったことを知らせながら
この様子を見守ってくれていたに違いない猫の神様にも

ミルクが捕まりました捕まりました

大きな声で知らせたら
胸がいっぱいになって泣けてきた。


予め運べる病院は教えてもらっていた。
友人が、ミルクの画像を次々先生に見せて
診察と治療を頼んでくれていたのだ。
そこにいたKさんには、以前、ハッチの身柄を確保したとき偶然居合わせ
運ぶのを助けていただいた事がある。
奇しくもまた、ミルクの搬送でお世話になった。

時間を過ぎて着いた病院で、さっそく診ていただくと
先生は絶句する。
悪い予測では悪性の癌。治療方針は、原因を突き止めてからの話になる。
ミルクはかなり怒っていて、人の手を容易に近づけさせない。
鎮静をかけねば触れそうにない。

何ができるか今の段階では分からないけれど
どんなに悪い結果であっても
できることの精一杯をミルクのためにしてあげようと思う。

本当に「為せば成る」・・だった。

助けてくださった方たちに感謝します。
捕まらないと諦めていた子を
私の手に預けてくださった神様にも
感謝します。

シロママ、ズーズー、花子、ミルク、トラぴん、ヨーコママ、コハチ、
ビータン、トニー、ムギちゃん、キジ丸、ケイちゃん。
確認猫数13。
投入カイロ14枚。


Fri, 05 Dec 2008

青いバケツ

昨日は異変無し、と書いたけれど
じつはバケツが無くなっていた。

 

兄ちゃんを思い出す青いバケツ・・・
兄ちゃんは実に兄ちゃんらしく、私にお別れさせてくれず
ふっつりと消えた子だ。
兄ちゃん、と書くと、胸がちくっと痛むから、あまり書かない。
バケツを見ると水を飲んでいた姿が浮かぶ。

 

アミちゃんも まっちゃんも こんな風に手をかけて水を飲んだバケツ

何年も竹薮にあって

最近は洗い物に活躍していた。

思い出が染みついた物は、一つずつ使い切って捨てていくのが良い。
心の中ではすっきり割り切っているのに
なんとなく後味の悪い消え方だった。

冬の嵐で荒れ模様。
すさまじい雨と雷と風を眺め気を揉んだけれど
河原に行く時間には静まっていた。

ミルクは材木置き場にいて、大きな声で鳴いて私に知らせ
雨の中へ飛び出した。
濡れないところにセットすると、ちゃんとそこへ戻りしっかりと食べた。
注いだミルクは全部飲んだ。
そばにしゃがんで食べる様子を見ながら、
今日のミルクの前向きな姿勢に感謝した。
ギコギコ井戸でMさんと洗い物をしていると
子猫のように鳴きながら、キジ丸がやってきた。
見ない日が多くなったキジ丸、
朝夕の冷え込みを、上手にやりくりしておくれ。

シロママ、ミルク、ズーズー、トラぴんクロスケ、コハチ、ビータン、
ヨーコママ、キジ丸、トニー、ムギちゃん、ブー。
確認猫数13。
投入カイロ15枚。


Thu, 04 Dec 2008

おとどけ

黒猫サビ猫4兄姉の2匹を
Uさんといっしょにトコトコお届けに向かった。
予想外のラッシュにたじろいだり、
鳴き声にはらはらしたり、
道中いろいろあったけれど
終わりよければ全てヨシ。
ナント良いご縁に恵まれたことかと
うららかな日射しの午後を
足取り軽く帰ってこられた。

小さな赤ちゃん猫たちを
ここまで立派に育ててくださったゴロママのご苦労が報われ、
猫たちが幸せにくらしてくれますように。
正式に迎えていただけるかどうかの
結論が出るまで、焦らずに待つばかり。
黒猫兄姉にお申し出をくださって
ほんとうにありがとうございました。
さっそくつけてもらった新しい首輪

ゴロママ宅にて生後6ヶ月を過ぎた黒サビ2兄妹、Uさん宅に生後4ヶ月のキジ猫しょうちゃん、
根気よく3匹の里親募集を続けます。
どの子も、とてもかわいくて、性格のよい子です。
どうぞお問い合わせください。
 

今日の河原に異変はナシ。
Oさんの応援に助けられた。

シロママ、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ミルク、ブー、
ヨーコママ、トニー、ムギちゃん。
確認猫数11
投入カイロ14枚。

Wed, 03 Dec 2008

あ・・ドライフードがない!

12月は整理整頓、
「余分なものを置かない」強化月間になった。
警戒も強めよう。油断大敵、気を張ろう。

自転車に積んで行き来する荷物は
ちょっとした小旅行だ。
歯ブラシも洗面具も着替えも入っておらず、
猫の皿、猫のフードと薬、ペットボトルに小分けしたミルク、
缶切り、カイロにゴミ袋・・
外猫お世話セットは賑賑しい。

竹薮の洗い物カゴは重い板で塞いでおいたのに
開けてみたらドライフードが、袋ごと無かった。
猫たちのフードを盗んで行くとは
いったいどういう人間なのだろう。
その根性のさもしさに愕然とす。
一緒にいたMさんTさんと絶句した。

ひとまず
不安がったり、あてのない想像を巡らすのを中断して
猫たちの世話で動き回った。
みな無事だ。
みんなが元気ならそれでいい。

シロママ、ズーズー、トラぴん、コハチ、ビータン、ミルク、
ヨーコママ、トニー、ムギちゃん、ブー。
確認猫数11。
投入カイロ15枚。

夕焼けの空がひときわうつくしかった。

Tue, 02 Dec 2008

ヤケド

ずっと雲に覆われた一日。12月下旬の寒さだったとか。
河原へ着くと、畑の帰りに寄ってくださったTさんと、
久しぶりに来られたキャンプ場の地主さんが立ち話をしているところだった。

おう、相変わらず毎日来ているのかい?
あなたも偉いねえ 
と気さくに笑う。
畑の作物を盗んでいく人が出没していることなど
何となく不穏な空気が流れているのだと話すと
隣の地主さんみたいに「無断立ち入りお断り」看板を
自分も立てようと言う。
何か悪い事件に巻き込まれぬよう、くれぐれも気をつけるようにと
気遣ってくださった。

シロママ、ズーズー、トラぴんクロスケ、コハチ、ビータン、ブー、ヨーコママ、ミルク。
確認できたのは10メンバー。
投入カイロ14枚。
日暮れが早いので、配膳とカイロ交換を急いだ。
指にやけどをして、昨日から困っている。
手は大事だから絶対に怪我してはいけないと常々思っているのに、
なんたることか・・我ながら自分の不注意に呆れてしまう。
左手親指一本で済んだのがせめてもの救い。
昨日は全部持ち帰り、落ち着いて家で洗い、
今日はギコギコ井戸でTさんに洗ってもらった。
 
こなっちゃんの添い寝 こちょこちょしたくなる寝顔

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河原猫の日記



    
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