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Tue, 20 Aug 2002

浄化システム


2台の水槽の一つに、緑色の臭い苔がべったり付いてなかなか消えない。水が汚れ、管理人としては気の滅入ること。魚も水草も逃れようのない悪環境に命の危機を感じているはず。こんなとこで死にたかないわって、魚の顔が恨めしげに見えてきた。
濾過細菌がうまく育っていないのはわかっていた。
餌と新濾過器を購入した店で、店主から「きれいな水」の作り方を伝授してもらう。なぜか講義は、東京人の糞尿の処理の、汲み取り時代、バキューム時代にさかのぼって始まり、現在の浄化処理にまで至る。落ち葉をミミズが土に変えていくのと同じで、分解して無害の水にする過程で微生物が重要な働きをする。
ちょっと前の時代、多くの人のおなかに回虫がいた。それが隅田川から出る「ぽんぽん船」という有名な処理船に集められ、東京湾沖に捨てられて、魚と人を回虫が回っていたそうだ。
保護猫に回虫がいて虫下しのませるけど、人にだっていたのだ。
猫のことを考えながら聞いていたら頷くのが遅くなって、「のみ込みが悪い」と叱られた。
店を出るとき「ありがとうございました」と頭を下げてきた。
何か変だ。

自然はすべての生き物の排泄物を浄化する力を持っている。還元するシステムを持っている。
住宅密集地には自然はおろか土もない。人のものは人工の一括集中処置装置で解決したけど、犬のは飼い主が持ち帰り、猫のはいつも非難され、問題の種になっている。
よくよく考えれば、変だ。

あれだけの猫がいたらさぞかし汚くなっているはずなのに、河川敷に人は住めないのでわずかな自然が守られ、浄化機能があるのだろう。ガサゴソ休み無く働いている虫たちと、驚異の微生物に脱帽。

今朝河原で会えた知人を、猫舎に案内した。
22匹確認。台風の後でみんな表情が柔らかい。



河原猫の日記



    
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