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Thu, 05 Dec 2002

思えば遠くへ・・・




早朝のリリース。昨日の雨は上がっていて、河川敷がしっとりと湿っている。
湯気のように白いガスが立ちこめる中を走り抜けて河原へ。

元気に戻った4匹は、夢から覚めたみたいにあたふたと姿をくらまし、あらためて、自分のコースをたどってエサ場へ戻った。(今日はごちそう缶を2倍にしたよ。きっとおいしいよ。)
ひときわ大きな声で再登場したアミちゃんは、おはよう、おはようとやかましい。(おかえり!良く来たね。)
クロスケは目鼻がきれいになった。真珠のピアスがすてき。しかも小さなかけらとはいえ、少しでもアレルギーがでないように“本真珠”なんだって。うう・・ゴージャス。
クロスケが河原で最初のピアス猫になった。(他3匹は耳の内側に小さなタトゥ。これまでの手術では印をつけてこなかった。懸案の事項だった)
ミルクをばしゃばしゃ飲むのを、片づけの手を止めてうっとり見ていたら、なに見てるんだよっとむっとして顔を上げた。(あんまり可愛いのでつい)
ノコちゃんは、何はさておきチーコの元へと馳せ参じ、元気で戻った報告をして、チーコの後ろでモグラのように穴を掘る。チーコは静かに香箱作って朝日浴だった。なにもそこで掘らなくても。。。ひょっとして「大」をするのかな。それにしても、それは掘りすぎなんじゃないのかな。どういった意味のある行動なのか、ウムム・・・さっぱりわからなかった。ぴかぴかノコちゃんで帰還したのに、これで泥ドロになってしまった。
丸子はおそらく元飼い猫だろうということで、推定年齢も思ったより高かった。姉妹だと思っていたガチャは娘なのか、はたまた赤の他人なのか、これは迷宮入りだ。

河原猫に関わってしばらくたった頃、一番最初に動物病院へ連れて行ったのは臨月になろうとしていたお母さんで、まずそのことで、何でもっと早く連れてこなかったのかと。ここまで来たら産ませるべきではないかと言われ、途方に暮れた。その延長で、おそらくきりのない川の野良猫(の世話と手術)に関わるのは止めた方がいいのではないかと諭された。結局手術を断行して頂き、先生は、やりきれない思いをされたのでは無かろうか。迎えに行ったとき、もう一度、あなたのためにもあまり勧められることではないと窘められた。(ような気がする。)混み合った待合室から、なんとなく冷たい視線を感じ(かなりいじけモード)、手術を終えたばかりのお母さんのことで聞いてみたいことがいくつかあったのだけれど、何も聞けず、先生からも特に注意はなく、お母さんを連れて逃げ帰り、切なくて泣いた。野良猫は、どこの病院でも快く迎えてもらえるわけではない。野良猫を受け入れるリスクの大きさのことなど聞けば、一概に、ひどい、とか、冷たい、とか言ってはいけないのだ。太い気持ちがまだ無かったので、手術の取り組みにおよび腰だった。先生に言われたことと重なる不安を私自身が持っていたからこそ、堪えたのだと思う。

思えば遠くへきたものだ。
まだまだ遠い道のりではありますが・

4匹の河原猫の急な手術を引き受けて下さり、一人一人丁寧に見て下さり、先生、ありがとうございました。行く前よりきれいに元気になって戻ってきた子達を見て、世話人、感無量であります。



河原猫の日記



    
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