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Thu, 12 Dec 2002

一面の霜




土手も河川敷も見える所はすべて霜が這って、白い粉を振りかけたように地面を霞ませている。踏みしめると、ごわっとした硬い音を立てて沈んでいくのが分かる。
河原に着いて最初に確認したのは“ゴロリ”で、行く手を“ガオ”に阻まれ渋い顔で立ち往生。見合ってわめいていた。ガオがさっさとこちらに来ればそれで済むこと。冷たい草の上をタッタ走ってこられるよう名前を呼び、竹藪まで元気に歩いて見せた。
ゴロニャンのクロボスは今朝もずっと貼り付いていて、しきりに私の足を頭で小突いており、うっかり蹴ったり踏んづけたりしないよう気をつけた。

レイチェル・カーソンを解説した本で、自分の不勉強を棚に上げるのにもってこいの文章を見つけた。

「知ることは、感じることの半分ほども重要でない」

早速図書館で「センスオブワンダー」という彼女の死後刊行された本、最後の著書を見つけてきて、それがどこに出ているのか探している。まだそこまでいかないうちに、どこもかしこもすてきなことに圧倒されてしまった。

河原に出かけていくことは苦行でなく、可哀想な猫たちを助けるためでもなく、そこで見るものや感じることのできる事々が私にとって心地よいから、だから行かずにはおれないのだと、思い直している。



河原猫の日記



    
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