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Tue, 10 Dec 2002

爪コレクター


夜も降り積もったら困るなぁと思案に暮れて寝たものだから、朝外を見てほっとした。曇りのち雨。午後になって少し晴れ間が・・という一日。
空気が冷えていて、顔が寒い。

細長いウナギの寝床型スチロール箱を2つ重ねて、下の箱は右側、上の箱は左側に出入りの穴をくり抜き、布シートでがっちりくるんだのが猫舎に入っている。時々一階にお母さんあたりが平べったくなって入っているのを確認していたけど、窮屈そうなので、この前の作業日一階の天井を取り払って広くした。チーコが入った後にピンちゃんが続いたのだろう。今朝そこに2匹が仲良く入っていて、ごはんにも出てこない。右下の穴からピンちゃんのおしりと先っぽの白いしっぽがはみ出して見え、左上の穴から体を伸ばしてゼコゼコ息をするチーコの顔が見え(青っ洟が消えた!)、なんだかものすごく大きい猫がいるみたいで面白かった。ピンちゃんのお尻の下あたりに手を差し込んで、毛布の中のカイロを交換しようともぞもぞした。二人とも全然動じなかった。サービスで2個入れた。手前の一人用個室では、風邪で不調のお母さんが、やはりごはんに出陣もせず、鼻をすすっていた。カイロ交換にも動じず。他は、手を伸ばすと奥に息を詰めて縮まってパンチを繰り出す子、脱兎のごとく逃げる子、ばつが悪そうにそそくさ出て行く子、さまざま。膝乗りに期待できないのを察したサビちゃんは、すっかり専用になった箱で収まったまま。食事も箱に入ったまま済ませた。
寒さがこんな風に急激にくると、みんな暖かい所へ逃げ込む。誰もいないとがっかりだけど、これだけ居ると嬉しくてがははと笑いたくなってしまう。どうだ、まいったか、といううれしさだ。

私は実は「猫の爪コレクター」で、「猫コレクター」はアブナイ人だけど、至って健全で、人畜無害な爪集めが続いている。
お掃除をするときに掃除機で吸い込む前に拾ったりする。爪研ぎあとに落とした鞘が、片割れでなく二枚貝状態だと、感動したりする。絨毯などの敷物にも引っかかって光っていたりして、これも思わず拾ってしまう。猫の髭も拾う。全く意味のない、変なコレクションだ。

帰り道見上げた空に浮かんだ月が今日は太めの三日月で、猫の爪みたいに拾いたくなった。





河原猫の日記



    
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