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寒波とサビちゃん
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ごはんが終わって日だまりに移動した猫たちから離れ、あっかんべぇのサビちゃんがとぼとぼとやってきた。 あと少し待って、食べている子たちが離れたら食器を片づけて行かなくちゃ、と思っていた私の膝に、不安定な事を意に介するふうもなく上がってきて納まってしまう。 はて・・ 寒いからこのままぬくもらせてちょうだいね。 チラと見上げた目で言って、あとはすまして目を閉じた。 ちょっと困った。 首を巡らせて、関係のない方角をひととおり見回して時間を稼ぎ、重大な用事を思い出したように立ち上がる。膝の上のサビちゃんをそうやって下ろした。 け 言ったかどうか聞こえないほど小さく舌打ちして、気分直しに毛繕いを始める。 そんなサビコを見ながら竹藪を出たけど、サビコが私の方を見ることはなかった。 |
