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Sun, 24 Nov 2002

藪の中


電気もなくて、夜は月明かりだけの河原。
月の無い夜は真っ暗だ。
野生の生き物には当たり前の自然環境だけど、人の家で生まれたり飼われたりしてきた猫がこの河原で明け暮らすのは、さみしいだろうな、恐いだろうな。

竹やぶの中に一番最初に作ったのは、ころがっていた風呂桶を芯にして、手頃な板がなかったのでこまつのおじさんと一緒に竹を編んだ天井を付け、廃材で囲みを作ってグリーンのシートでくるんだ猫舎だ。その後、ビアハウスが閉店した時もらった“ガーデンテーブル”や“ベンチ”を運び込んで、大きな猫舎と小さな猫舎と、にぎにぎしく置いてきた。その時々のありったけで作ってきた猫たちのための「雨風しのぎ」で、知らない人が見たらホームレスの人の住処にも見える。中を覗くと「なんじゃこれ?」だ。寝箱がいっぱい入っている。
日曜日だったので、中をいくつか更新してきた。作業が終わり、ごはんの片づけも済み、ベンチに座ってその空間をぐるり眺めながら、ここに入らず夜を過ごす猫たちのことを考えた。
私はここの猫たちと一緒に生きているつもりだけど、彼らは私と一緒に生きているとは思っていないだろうなって。

茶色の笹の葉っぱが落ちてくる。竹藪の周りの大きな木からも、いろいろな葉っぱが、落ちてくる。竹やぶの中をかさこそ行き交う猫たちの足音が、静かな夜に響くのかも。




河原猫の日記



    
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