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Wed, 31 Jul 2002

ちょしちゃんの日


6年前の今日、私が一番最初に一緒に暮らした猫が消えた。
もうキジ柄の縞猫を見ただけで涙ぐむことはないけれど、捜し歩いた毎日がつらかったこと、帰りを待つ夜がつらかったことは忘れられない。その後これだけ多くの猫に出会い、関わることになるとは、夢にも思わなかった。助けを必要としている猫たちに私を向かわせているのは、あの子だと思う。私の一番最初の猫として、ずっといっしょに生きている。一つだけ、どうしても知りたい。あの日何があって帰れなくなったのか。これも虹の橋で会ったときに。

Tue, 30 Jul 2002

ご挨拶




黄色と黒の縞Tシャツで竹藪の中にいたから目立ったのだろう。隣のキャンプ場から、しきりに私の様子をうかがっている人あり。その隣の畑で草を取っていたおじさんで、たぶん道路向こうの住宅地の町会長さんだ。そう思って、彼の人の疑惑を晴らすべく藪から出て行ってご挨拶した。
なごやかな雰囲気でしばらく猫の世話状況などお話しする。
変わり者だと感心される。まぁがんばって、と呆れ顔で、それでも私には十分暖かく感じられる笑顔で、お別れした。町会長はもうやっていないと言っていたけど、猫たちが生きて暮らしているこの場所の持ち主の方達のご理解を得ておく事は重要なので、お話しできて良かった。
数日前に、隣の区の保健所の衛生課課長より、野良猫問題の解決に頭を抱えているそうで、意見をききたいと丁寧なお手紙をいただいた。河原猫に関する報告書を、これまでに二度、地域の保健所の動物行政担当の方に提出しに行った。その内容が、他の区の担当の方に伝わっていたらしい。とても嬉しかった。
今日は自主休業。なんだか疲れて気力もないけど、体を休めて、かからなければいけないレポートの作成に向かおうと思う。
暑い日だからか出席率は悪く23。珍しく、まさおくんに会えなかった。
今日の写真は、キャンプ場で涼む「クロボス」
後方からゴロリがチェックを入れている新参、若いオスの黒白猫「しんちゃん」

Mon, 29 Jul 2002

猫好き


河原へ戻すにしても、そばかすの涙目を見るともう少し治ってからでないとかわいそうに思え、そうこうするうち20日たってしまった。
彼女は猫好きだ。私に恐ろしい顔で「近寄るなー」とやってるときに、うちの猫が見物にくると、たちまちしっぽが撥ねあがってクエッションマークを作り、ふーん、とか、あーんとか甘い声を出して鳴き、目の前の私を忘れて出てきてしまう。
うちの皆さんはといえば、知らない猫はみな嫌い。頼みの綱のクロちゃんまで、今度ばかりは、河原から連れてきた子とうちの子達との緩衝剤になるのは「やだよ」だそうだ。哀れなそばかすはしっぽを下げて、また隅っこにもぐりこむ。それでもこんなに出てくるようになったのは凄いことだ。
河原の笑顔がいつ戻るか、楽しみ。

(そばかすのすてきな笑顔は6/19「プレイリー河原猫」に)

Sun, 28 Jul 2002

大混乱




毎年律儀に暦どおり現れる「あきあかね」が、曇り空の河川敷に飛んでいるのを見た。
到着が午後になったので、待っていた猫たちに余裕はなく必死の形相。自転車を止めたおじさんが猫たちの所へ下りていくところで、見れば片手におにぎり一つ残ったパックを持っている。
「こんにちは!大丈夫ですよー持ってきましたからー」
急いでいたので、説明しながら竹藪にご案内する。
いつもなら知らない人が来ると逃げるけど、今日は別。猫たちはおじさんなど気にもせず、どうでもいいから早くちょうだいと集まった。おにぎり一つではどうにもならないと悟ったおじさんは、猫舎や私の持参したセットを見てしきりに感心していたけど、そうだ!いいものあげようと言って自転車に戻り、卵形のケースに入ったミニチュアのフィギュアセットを二つ持って引き返してきた。配膳中の私にあちこちの物陰から、猫たちの催促の声がかかっていた。メインディッシュ、かりかり、ミルク、水。おじさんは卵ケースを開けて、縁台を組み立て、豚蚊取りに小さな渦巻き蚊取りを入れ、猫を最後に置くのだと、座り猫を見せてくれた。「僕も好きだけど、猫、好きでしょう」。
どちらのセットにも猫がいた。
説明の途中、なにやら外で起こった物音に猫たちが驚いて、てんでにご飯を蹴散らして逃げた、というハプニングもあり、大混乱の餌場。フィギュアは結局いただいてしまった。

鼻の擦りむけが少し良くなったチビ「コクニ」が、最後の方でお母さん(やはり白ママだった)と一緒に食べていた。
足りなくて追加したごちそう缶のトレイ3つを、サンタ・ピンちゃん・チーコが取り、サンタの所へノコちゃんが後から参加。やさしいサンタはノコと一緒に食べていた。

笹水に沈んでいたのはわずかにダンゴムシ。足が短くて笹の葉にしがみつけなかったのかも。

バーベキューで河原に来た家族の、子供達だけの6人の探検隊がやってきた。大きな声に驚いて、また猫が散った。
子供達と少し話してさよならしたあと、やっと静かな竹藪に戻った。

Sat, 27 Jul 2002

やさしい風




キャンプ場の風は、たとえようもなく気持ちがいい。
おなかいっぱいの猫たちが、あっちこっちに散らばって転がっている。消えた猫にも、今生きている猫たちにも、そして新参の猫にも隔てなく、ねぎらうように吹き渡っていく風。

しょぼしょぼのクニクニは、元気のない鈴と姉妹そろってやってきた。帰るところを見送っていたら、一人で暑いところにすわってなにやら考えて、いきなり走り出し、葉の茂った低木の木陰の中へ収まっていった。

Sat, 27 Jul 2002

追悼集会




お天気が良いのに誰もいない。変だ、と思いながら自転車を止めると、土手の真下の一段低い所に、みんなの顔が見えた。
下りていくと、最近「流れ者のチャトラ」から二代目「虎吉」を襲名したばかりの子が倒れていた。すでに息はなかった。目立った外傷もなかった。

とりあえず餌場に直行しご飯を配りながら、時間はないけど、みつけた私が今どうにかしなければいけないのだと腹を決めるまで、気持ちが動転していて、いつものようにみんなに呼びかける声も出なかった。
猫たちの追悼集会は、音もなく、涙もない。とても静かだ。
特にとどまる理由もないけどさりがたい、といった感じで、仲間の「死」を囲むのだ。
みんなの見守る中、ここだと思った原っぱ隅の木陰に「えいっ」とスコップを突き立てた。あまりの堅さに泣きたくなった。少し場所を変えて、懸命に掘った。汗がどっと流れた。
何もしてやれなかった初代虎吉の分まで思いを込めて掘った。
虹の橋で彼がこれから待つのは、最初にのどを鳴らして甘えた人なのだろう。そいつがこの子を捨てたんだろうな。
思ったら、なんだかくやしかった。

虎吉二代目、夏ノ朝ニ儚ク散ル

Thu, 25 Jul 2002

クニクニ


クニクニは
赤ベコの張り子人形みたいに頭の定まらない子だ。見つけたときから頭を揺らしていて、ゴルフボールとか石とか何か堅いものをぶつけられてそうなったのだという人もあるし、先天的なものかもしれないし・・・。びっくりすると気の毒なくらいになるので、なるべくそっとしておくのがいいと思ってきた。
餌場にくるのは食べようとする意志があるからで、だから大丈夫って思いたいけど、今朝はどうしたことか震えていた。夜の雨に濡れたか、熱があるのか、アゴに力を入れてがたがたしていた。クニクニがきた時トレイに空きが無くて、どこに行って食べたらよいか、震えながら立ち往生してた。ミルクやご飯をそばへ持っていこうとしたら逃げてしまい、猫舎の裏へまわりこんでしまった。そこで待つことにしたらしい。十分残っていたので、それ以上のお節介は控えた。

そばかすが保護部屋から出て、うちの子達のエリアに入った。
若干の怪我を覚悟で手を伸ばした。威嚇されただけで、私の手はそばかすの背中に届き、耳の後ろに届き、頬に届き、涙目にとどき、かちかちにこわばっていたあちこちを手の甲でゆっくり撫でた。すこしほどけて、目を閉じた。
もう少しだ。

Wed, 24 Jul 2002

チャトラオソルベシ




お向かいのご夫婦が海外へ旅行中、チャトラの一人息子「マルゾー」くんのシッターに通っている。3年前の冬、手のひらに乗るサイズの時に河原に一人でいたのをやっと保護した。風邪をこじらせてぐちゃぐちゃだった。7kgの大きな猫さんになった。「チャトラ恐るべし」を体現している。
朝は忙しい。マルゾーくんのお世話に行くと、さらに忙しい。
旧交を温めている暇はないし、向こうはすっかり忘れていて、又変なのが来てしまったと、時折敵意すら見せて向かってくる。足に蹴りを入れられたくらいで動じていては舐められてしまうので、なで回して寂しいお留守番を励ましてくる。

朝の河原は続けていそがしい。誰がいるのか見回しながら、行き届くよう気を配る。ガオが来た。サビちゃんが来た。
サビちゃん、最近舌が出たままでいることが多い。
せっかく来たのに食いっぱぐれては大変、という感じで、私にぴったりくっついて待つ。
「また、しまい忘れていますよ」
ご飯を配るときに顔をのぞき込んで注意してやる。帰るときはちゃんとしまっていく。

昨日の笹の葉っぱ、誰かに出されてしまった。
こんなの入れたら猫が水飲めないじゃないの、と思った人がいたようだ。

Tue, 23 Jul 2002

笹水




絶命した虫が猫の水器にいつも浮かんでいた。蛾だと特に水が汚れて、持参した量では取り替えきれない。笹竹の先の方の若い葉を、水面においてきた。虫の救命と水の浄化に、一石二鳥の効果が期待できそうだ。
お母さんの不調は大して深刻でなく、暑さのせいかと思われる。今日も食べない・・と心配したら、ずいぶん後になってちゃぁんと食べた。急がなくても、競わなくても、自分の分がなくなる心配のないことを、彼女は知っているのだ。持参した濡れタオルでテーブルの上に転がっているお母さんを拭いてやり、昨日のサービスに追加して綿棒で耳掃除。真っ黒けだった。
「ああぁー、か、かゆかゆ、そこ、そこ」と、後ろ足で手の甲をしこたま蹴られた。お母さんのあごは汚くて、タゴサクだ。

ここ数日、気がかりで見ていたノコの社会化は順調。もう心細い声で泣くこともなく、苛められもせず、のびのびと過ごしている。ヨーコママは離した我が子を無表情にちらっと見て、また一人で昼寝に行ってしまった。

クニクニしょぼしょぼ現れる。黒い目やにで隈取りができていた。
そばかすは保護部屋で慣れずに唸り続け、どうしてやることもできない。そばかすのために、河原へのリリースも考え始めた。

Mon, 22 Jul 2002

出血サービス




お母さん不調。
目やにを拭いて、鼻を拭いて、お尻も拭いて、励ます。
クニクニ姿見せず。5日目。鈴は出てきた。

虎吉二代目、頭を撫でても大丈夫。捨てられた子かもしれない。
一ちゃんがミルクを飲んでいたら、食べ終わった「のこ」がミルクの器におそるおそる首をつっこんできた。一ちゃん、今日は出血大サービスで、のこの顔を少なくても5回舐めた。
竹藪に、小さな猫缶の空いたものが一つ転がっていて、誰かが猫と仲良くしようと思ってやってきたのかな、と思った直後、悪意を持って猫に近づき、何か混ぜた餌で釣って連れて行ってしまう、そんな事だって起こりうるわけで、急に不安になってきた。
来た子23来ない子17。家においているそばかすは、2週間たってもまだ、頑なだ。

Sun, 21 Jul 2002

猛暑の河原




7月7日誰よりも捕獲したかったマユちゃん。あの日以来ふっつりだったけど現れた。ふと見ると、猫舎下で猛然と食べていた。ミルクにまで首を伸ばしてばしゃばしゃ飲んで、お腹を見たら・・凹んでいた。どこで生んだのか、仔猫は無事なのかだめなのか、しばらく様子を見ないとわからない。
午後の一番暑い時間に行ったので猫たちもぐったり。お母さんなど、テーブルの上でのびてしまっていて、下りてもこなかった。

このまえ「のこ」を猫パンチではり倒した洋ちゃんが、今日はトレイに近づいたのこをちらっと見てから、食べるのをやめて明け渡した。のこはしばらく洋ちゃんに、無視されながらもまとわりついていた。
健康に問題のありそうな子のご飯にサワシリン(抗生剤)のかけらを半分ずつ入れたけど、薬だけ上手に残されて、片付けながらがっかり。クニクニ見ない日4日目。クニクニ族の出席率は本日0%、確認できた猫23匹。ミルク500mlあっという間に売り切れた。
まっちゃんが顔に蜘蛛の巣をべったりつけてやってきた。笹の葉っぱが目の前に張り付いていたので、取ってあげた。ついでに頭も撫でた。考えてみれば、まっちゃんをさわったのは今日が初めて。人に良く慣れた子だとわかった。

Sat, 20 Jul 2002

夏日


餌場のピークが終わって、新参の黒白が、時間をかけた匍匐前進でご飯に到着。やはり遅れてきたアミちゃんが、新参の食事を近くからじっと眺めてチェックを入れていた。
食後の「のこちゃん」は、サンタを兄と慕い、一ちゃんを父と崇め、竹藪の風が通る日陰に転がって、通過する猫たちにそれぞれ挨拶していた。
猫たちは涼しい木陰を心得ていて、てんでに昼寝だ。
暑い夏日だけど、昼寝の猫は幸せそうでほっとする。

鈴が物憂げにやってきた。ミルクを飲んでご飯はほとんど食べない。クニクニは今日で三日姿を確認できない。

Fri, 19 Jul 2002

キジ猫デー



なんだか今日の餌場はキジ猫に囲まれて、あっちにもこっちにもキジ柄がわらわら見え隠れする「キジ猫デー」だった。

猫舎作りでお世話になったおじさんが久しぶりに、空き缶集めの通り道で寄ってくれた。ホームレスではなく、5kmほど上流に家のあるおじさんだ。建築関係の下地作業の職人さんを引退し、現在生活保護の手続きをした上で、楽しそうに廃品回収と空き缶集めをやっている。河原の猫に、トイレ砂を運んでくれた。枯れたり倒れたりした竹や、竹藪の中で掘り出してまとめたゴミ(埋まっていたテレビまで!)を、どれほど運んでもらったろう。缶詰やかりかりの差し入れも何度かいただいた。ただ、猫たちが食事を中断して逃げてしまって、急いでいたので困った。おじさんも競争が激化しているとかで(仕事を休んでバイクで缶を集めるおばさんがライバルだって)、「こうしちゃいられない、じゃぁねー」と行ってしまい、猫が戻ってめでたしめでたし。22匹確認。名簿は41。小学校の1学級分かな?

チーコの青っぱながちょうちんになっていたので、首根っこをむんずとつかんで拭いてやった。これでまた嫌われてしまった。

Thu, 18 Jul 2002

親離れした「のこ」


顔が少しまぁるくなって、
元気な男の子になってきた。

Thu, 18 Jul 2002

子離れ




のこちゃんとの距離がぐっと縮んだ。私が動いても逃げず、そばにいるまさおくんやお母さんを盾にして、私のすることを見ている。
しっかり食べているので、健康的な仔猫になった。推定生後3ヶ月。
ヨーコママが猫舎の台下で食事していた。無事だったかと安心する。あんなにぴったり子供達と一緒にいたのに、消えた子を探すふうもなく、「のこ」のいるテーブルに近寄りもせず、食べ終わったら一人畑の境で昼寝していた。のこに見つからないように迂回したかもしれない。実に素っ気ない。保護の必要な時期は全力を傾けて子供をまもり、育て、子供が一人で生きていける大きさになればもう関係ない、そんな感じに見えた。

みーしゃによく似た仔猫発見。鼻がすりむけている。河原時代の識別名、小さいクニクニという意味の「コクニ」を進呈。名簿に追加する予定。どこから来たのだろう。

Wed, 17 Jul 2002

不明者リスト入り




餌場出席簿にずーっと○のつかないまま2ヶ月過ぎた。コミケを諦めるのはとても無念だ。人なつっこくて、甘え上手で、可愛い子。背中を撫でると、しっぽが180度倒れた。
ピンちゃんが黒ママにガードされて姿を現したのは去年の今頃、コミケのデビューは少し遅かった。ピン、ポン、サンタ、コミケの4兄妹で、この子達は保護できなかった。1年たって、残ったのはピンちゃんとサンタだけ。春に事故にあったのはやはり一人だけ未手術だったポンちゃんだったのだと思う。埋葬後、人(猫)違いを祈っていた。そして、コミケ、不明者リスト入り・・・

Tue, 16 Jul 2002

台風




覚悟していた台風の影響も朝方はまだ少なくて、河原行きに支障はなかった。確認数29匹。
一頃、若いオスを目の敵にして餌場で大暴れしていた河原猫ナンバーワンのクロボスが、キャンプ場の草の中でじっとしている。手術後、とても穏和になった。げんきがなくなった、ともいえる。ナンバーツゥの一ちゃんも同様。ケージの中から、大きい体でどわっと飛びかかってきたのに、いまでは顔が合うと目をぱちぱちさせて、かわいらしい。畑の畝にタビーが見えた。
竹藪猫舎に入らない、餌場の中心からちょっと外れたメンバーは、こんな日はどこで雨風しのぐのだろうか。
台風の度、増水が心配だ。

Mon, 15 Jul 2002

猫語


我が家の猫が発する言葉を反復模写して練習している。
ぅんにゃぁ・・にゃが・かか・・ぉんがぁ・・うぁーおぉん・・まだ初級の域を出ない。一瞬「おや?」という顔をしても、私だと解れば基本的には相手にしてくれない。
私の人格形成期に多大なる影響を及ぼした「さるとびえっちゃん」は、どんな動物たちとも自在に話した。宙返りは「ボールペンの試し書き」だったし、3歩で軌跡を描いて空の彼方へ飛んで行くスーパー小学生だった。憧れた。

サテ、そばかすが 泣いた。
この一週間、保護部屋へ入ると隠れ、しっぽしか見ることの無かったそばかすが、私にくっついて保護部屋に入ったうちの猫が、そばかすの潜んでいるあたりをフンフン嗅いだら、突然何か訴えるように泣き出したのだ。その悲しげな事。聞こえたとおりに真似して繰り返したら、涙が出た。
そばかすは、悲しいのだ。

チビ「のこ」が洋ちゃんのトレイに接近しすぎてはり倒されてしまった。ヨーコママは洋ちゃんの娘かもしれないので、のこちゃんは孫かもしれない。でも、全然だめだ。ちょっと離れて、今の失敗で痛い目にあった事を帳消しにすべく自分で自分の体を舐めていたら、そばにいた一太郎がめんどくさそうにのこの尻をベロリンと舐めた。同じキジ白柄、一ちゃんがパパか?!
一ちゃんはなんてったってつよい。こういう後ろ盾があれば・・・

Sun, 14 Jul 2002

のこちゃん




一人残ったヨーコの子は「のこ」ちゃん。今日もちゃんと食べて、藪の中で休憩していた。警戒心がとても強い。
良く晴れたけど、台風の影響か風が強く、竹やぶの中は乾いていた。バイトあけ(?)のM君、2ヶ月ぶりに河原猫訪問。ご飯配りと片づけを手伝ってもらう。集まりが悪く、今日はご飯が余りそうだ。
昨日から野外活動でにぎわっていたキャンプ場、今日のお昼をピークに2時にはもう人がいなくなって、いつもの静けさが戻った。食事にこない子の姿を探して少し歩いたら、キャンプ場の一角で、ピンちゃんとサンタがクロおじさんと一緒に昼寝の体制でくつろいでいた。じゃましてごめんねー。木の下の兄ちゃんも、台の下のチーコも、みな近づくと逃げてしまう。

保護部屋のそばかすは心を閉ざしたまま進展なし。
ご飯とミルクはきれいに無くなっているし、トイレも上手に使っている。慌てないで、時間をかけて少しずつがんばろう。

Sat, 13 Jul 2002

ミミちゃんの耳 


寝不足、頭痛腰痛、倦怠感。ぱっとしない土曜日。お天気もぐずついていた。
そばかすを保護部屋においていることで、我が家のみなさん落ち着かず、あれこれ私への要求がいちだんと激しい。

カタツムリのようにゆっくり支度していたら、河原行きは午後便になってしまった。こちらの食欲はこれまた凄まじく、喧嘩にならぬよう慌ててしまった。久しぶりに確認したのは「ガオ」「まさるさん」。
いそいそやってきた鈴も含め、今日姿を見た子、29匹。ご飯には、気まぐるめシラス10個、純缶シラス3個にフリスキフィッシュドライ500g、これにアガリクス顆粒2スティック混ぜたもの、別にドライを800gほど持っていった。足りなくて現場で純缶160g2個追加。猫舎下でミミちゃんが唸っている。うずくまって、ご飯に誰かが寄ってくるたび怒っている。不調なのかもしれない。耳のアレルギーは、掻きむしってさらに悪化。血がにじんでいた。洋ちゃんの耳もこうした状況になりつつある。
ミミちゃんにはサワシリンを飲ませることができた。
ひとしきり騒ぎが収まってから、自分も食事。
まさおくんとエビカツサンドのエビを分け合った。みんなよく飲むミルクは、今日、500ml売り切れた。

原っぱで散会中の猫を見て、自転車で通りかかった青年がいそいそと駆け下りてきた。「ちっちっ」としゃがんで猫を呼ぶ。私が呼ばれてしまって、ご挨拶にでた。彼の住むアパートに、誰か引っ越しで残していった猫が野良になって住み着いており、よく遊びに来てノミだらけ、だそうだ。河原の猫と野良猫の話をした。早急にノミ駆除を勧めた。実は私の家も、先日何もできないといって返された仔猫が運んだノミで大変なことになっていて、4匹はフロントラインで防御態勢、私は自分の身をどうやってノミから守るか、対策の遅れに内心焦っている。駆除剤を買って帰った。

Fri, 12 Jul 2002

ヨーコママ




なぜこないのか、解らない。
一人になった痩せた子猫、今朝もしっかり確認する。目があっても逃げなかったので、じっと見合って、詫びてみたり、媚びてみたりした。通じたかどうか・・・猫のママというのは神隠しに会いやすいのだろうか。ピンちゃん、サンタ、コミケの黒猫ママも、不妊手術後2ヶ月ほどで消えてしまった。子供達はクロおじさんをママの代わりにして、ずっとくっついていた。ヨーコの子にはママの代わりはいない。

鈴が畑の向こうにいるのが見えた。
食欲がないのか、ラッシュをさけているのか解らない。
緑一面だった原っぱは、まるで原爆投下後の広島みたいに無惨だ。地下茎から立ち上がって伸びてきた竹だけが、まばらに林立している。

Thu, 11 Jul 2002

おにいちゃん




大雨の夜あけて朝、湿った竹藪の中は蚊がすごかった。
虫除けスプレーしていなかったら、きっとボコボコだった。私に近づけない蚊が私の周りに群がった猫たちにたかっていた。
これから盛るご飯のトレイを拭く腕の下に潜り込んだお兄ちゃんが、ゴン!と頭をぶつけて固まり、腕から離れずもだえている。兄ちゃんとふれあえるのは、この一瞬だけだ。
空いた方の手で背中をなでても逃げない。

去年の今頃、ちょっと姿を見なかったあと、ひどい状態でもどってきた。何も食べず、飲まず、蒸し焼きになりそうな畑そばの小屋で、ぐったりうずくまってあえいでいたっけ。熱を出した子供みたいに濡れていて(*猫は汗をかかない)、あのまま死んでしまうのではないかと思った。ふらつきながら食べに来始め、そのうち復活した。もう一回不明の期間があって、今度は後ろ足を引きずってきて、腰砕けのように斜めに座ったまま動けなかった。どこが悪いのか見ようとすると、必死で逃げた。食べてもらいたかったので、捕まえるのは断念した。何があったのか聞いても、どうせいわないだろうから(*兄ちゃんは無口だ)、くどくど説教したいところを堪えた。
今年の兄ちゃんは元気だ。ちょっと斜めっているけど、弾丸のように体を丸めて走っていくのを後ろからみると、団子しっぽが可愛い。お母さんやクロちゃんと同じで、体が短く、太ったウサギ体型だ。
また体調を崩さないように。
無茶して、これ以上体をゆがめないように。

Wed, 10 Jul 2002

荒れ模様


保護部屋は静かだ。ケージの連結に失敗して、チビが脱出。
助けを求めるかのように悲しげに泣くのは、ぴたりと止み、時々でてきて、トイレと食事はちゃんとしている。さらなる脱出のチャンスをうかがって、とにかく息を潜めて隠れている。そばかすは近づいて覗くと唸る。こちらは連結ケージで落ち着いて過ごしている。
雨の河原で世話をしてきた。みんな元気。朝よりも一段と雨が強まって、明日の朝はどうなるだろうか心配。
草花を育てるのが上手な若い友達が、ラズベリーの木や、コウちゃんのお墓に墓標代わりに花の咲く低木や、そしてクリスマスローズを竹藪に植えたらどうかとメールをくれた。
クリスマスローズの花言葉は
「私の心配を和らげてください」
なんだって。

Wed, 10 Jul 2002

急転




Kちゃんが、潜んでいた仔猫のレスキューに雨の中を駆けつけてくれた。私はといえば、若干じゃまになるものを出したくらいで、あとは保護部屋のドアを閉めて、おろおろ。血まみれになった場合の消毒薬とか探さなくちゃ、どこだったっけ、と行ったり来たりしていた。あっという間に「捕まりましたー」と声が挙がり、見に行くとケージに収まった興奮状態のチビ。汗だくだったけど無傷だ。怪我をしなくて良かった。
すべてお任せして、見送った。心開いて人と暮らせる猫さんになってくれますように・・・

助けてもらって、ありがとう。

タワシは「ニャン太」になった。
元気で問題なく過ごしていると連絡をいただく。

Tue, 09 Jul 2002

ヨーコの子


心の声に耳傾けても、猫の気持ちはなかなかわからない。
安心して、大丈夫、と呼びかけても、おびえた子の警戒心は解けない。これから病院へ迎えに行って連れて帰ってどうなるのか、頭がいっぱいだ。
今朝、河原に一人残ったヨーコの子のかたわれが、ピークを過ぎた頃、か細い声で泣きながらやってきた。オスのキジしろ。ヨーコママは姿なし。
ヨーコママが初めて子連れで現れたとき、二匹の仔猫を見て「はっ」としたのは、数日前保護した子が、ヨーコ親子の関係者であると瞬時で了解したからだ。身を乗り出して仔猫を見ていた私が、一歩でも近づいたら子供達に警戒発令できるよう、ママは私を注意深く見ながら、食事する子供達を守っていた。

あれから一月あまりがすぎた。
なんて痩せた子だろうと驚いた。はんぺんだってこんなに痩せてはいなかった。少し食べて逃げていった。一緒に保護できたらよかった。

Mon, 08 Jul 2002

うぉっし ガンバルゾ!


実は昨日、「そばかす」を遂に捕まえてしまった。
宝くじに当たったみたいな気分だ。
ヨーコの子も一人、捕まえてしまった。2ヶ月ほどの小さい子だけど全く手のつけようがない暴れん坊らしい。さっき様子を聞きに病院へ寄ったら、そういうわけで雄か雌かもわからないし血液検査もできないで、先生が困っていた。手術の終わったそばかすは心細そうにうずくまっていた。エイズ白血病陰性。
ずーーと何とかしてあげたかった。こんどこそ、だっこまでいけるか、櫛ときまでいけるか・・・河原へ戻さないで新しいお家を探してあげたい。
タワシの気配が消えて我が家の皆さんに平和な夜が戻ったのもつかの間、明日にはまたやってくる。今度の二人はてごわいぞ。


Sun, 07 Jul 2002

ワイルドたわし




大人の猫たちの誰にもかまってもらえないウンチ小僧、だったけど、クロちゃんがそのパワーに触発されて走り出した。追いかけるほうと、追いかけられる側とが、私の横を通り抜けるたび入れ替わっている。女の子の保護猫の時はクロちゃん実に楽しげだったけど、チビタワシと走っているときの顔を見たら、引きつっている。
トイレ掃除のじゃまは相変わらず。大食い傾向も収まらず。
元気でワイルドなタワシは820gになった。

たわしに新しいパパとママが現れて、夕方お届けに。
車の移動に疲れたのか、お家のにおいをちょっと嗅いで、ハムスターに挨拶して(目がランラン:心配要素)みんなに囲まれて新トイレでウンチして、どこにも隠れずくたぁーっと寝てしまう。
さよなら可愛いたわし、元気でがんばれ!!

Sat, 06 Jul 2002

梅雨の晴れ間


日差しが入って、強めの風が笹竹を揺らして吹き抜けていく。
隣のキャンプ場にテントが沢山張られていて、猫たちは人を避けて散ったようだ。ずっとじめじめした日が続いていたので、ほっとする。最初のお食事グループが散会した後、ぱらぱらやってくる遅組がちゃんと食べられるよう、片づけながら座っていた。周りでくつろいでいたのは、そばかす、お母さん、長しっぽのクロ、ぴんちゃん、サンタ、など。
午後、強力な応援を得て(Kちゃんありがとう)、河原の子達のデリバリサービス用フードを大量に仕入れた。少なくても一ヶ月は心配なしだ。今日ふたつめの「ほっ」。

Fri, 05 Jul 2002

里親募集スタート

タワシの写真を里親募集ページに掲載開始。

チビが最近下痢気味なのは、食べ過ぎだからだ。
自分のが終わらないうちに、大人の皆さんのお皿に積極的に顔を突っ込んでいって、乗っ取ってはしごする。ずっと見張っていられないし、みんながまだ途中だから片付けてしまうわけにもいかず、で、置いたままにしていると、・・・誰もいなくなってもまだ食べている。
後で思い出すとまた食べる。
元気に砂箱に走る。うちには猫用トイレが6つあって、用意したちびねこサイズの小さいトイレは見向きもせず、みんなのを楽しげに使う。これもはしごする。ゆるいウンチに砂を被せるのが下手で、踏んだり、かき回してばらばらにしたり、なんだか臭い。お尻拭きを持って私も走る。
(・・みんな機嫌が悪いのは、きっとウンチ臭いからだ・・)
お掃除していると、スコップに飛びかかってくるわ、砂の上で、持って行かれないようにころがって邪魔をするわ、大騒ぎ。掴んで出そうとすると蹴りを入れてくる。また飛び込んでくる。とんでもないヤツだ。こんな調子で新しいお家へ行って大丈夫なのかしら。

毎日必ずいた鈴が、今日もいなかった。3日目だ。
ヨーコの子が二人とも、猫舎中段にいた。ヨーコママの姿はなく、一人立ちさせられたのか、それとも、何かのっぴきならないことでもあってやむなくそこに来てみたのか、、、餌場中心メンバーの中へ入ってきたというのは画期的なことだと思った。

Thu, 04 Jul 2002


朔太郎がビックリして詩にしてしまった「竹」、このところの伸び方といったら、すごい。
土の中に埋まっていた得体の知れないゴミを宙に浮かし、スチロールなど突き破って、あっちにもこっちにもにょきにょき。
明日あたり、猫舎が浮いていても不思議でない。束になってかかれば、竹のこと、その力のすごいこと。

今朝、ちょっと見なかった「マユ」ちゃん(目のぱっちりした小柄なキジ猫)が来て、私から遠いトレイを選んで急いで食べ、そそくさと逃げていった。おなかがふくれている!
慣れた猫たちの不妊手術がほとんど終わっているなかで、これまでの一斉捕獲をくぐり抜け、用心しいしい単発のケージ捕獲にもかからずにきた子を、絞って捕まえるのは困難なことだ。

粘れば何とかなるかもしれない。土日、がんばろう。

Wed, 03 Jul 2002

危険水温




水槽から、危険水温に達したことを知らせる水温計の警戒音が聞こえてきて、目覚まし時計かと思って飛び起きる。気がついたら9:30。寝過ごした!と慌てた。寝ぼけた頭で職場へどう連絡したものかおろおろしていたら、夜だった。なんだかひたすら疲れて眠く、猫たちにご飯をあげたあと寝てしまったのだ。汗びっしょり。蒸している。
熱帯でも、川の水は動いているので、水温は25度前後らしい。室温が30度を超えるようなところでたまり水の水槽を維持するのは難しい。扇風機をあて、水を足して緊急措置。
ローレンツ博士の「ソロモンの指輪」に、自然の生態系を室内に実現するアクアリウムの下りがあって、触発されて始めた水槽。ペットショップや動物園に違和感を抱いている私の、矛盾している所でもある。
生き物の営みを間近に見るのは、とても楽しいものだ。
いとおしく感じないではいられない。

クニクニはやや復活。
ねこのかみさま。どうかクニクニをみすてないでください。

Tue, 02 Jul 2002

元気な「たわし」




保護チビ猫「たわし」は今日も絶好調。

Tue, 02 Jul 2002

厳しい季節




毎日雨で湿度が高い。温度は上がったり下がったり。雨期の不快感はどうしようもない。
このあとに来るのが日照りの夏で、これまたどうしようもない。
外猫の健康管理は、冬より今が正念場なのかも。
クニクニの耳が、「汚い」を通り越して悲惨な状態になった。
それを見たので、今朝は胸がいっぱいになってしまった。

河原猫に関わり始めた2年前の5月、冬を越えて生き延びた猫たちは皆悲惨な形相だった。両目の開かないサビ猫がぼんやりたたずんで土手を見上げており、それに気づいて自転車を降りた。(サビちゃんは、秋に元気になった。)白猫「じっちゃん」はよれよれで、今にも死にそうな感じだった。がんばって毎日のご飯に来ていたけど、結局夏まで持たなかった。ほんの一時期ピカピカだった仔猫も、大人の猫同様無事ではいられなかった。お母さんは、黒白兄妹の後に生んだ仔猫をほったらかしにして、次の子をまた身ごもっていた。意を決してお母さんを運んだのが7月末、最初の河原猫不妊手術になった。1匹だけ生き残っていた白い男の子「はんぺん」は、手術後戻ったお母さんのおっぱいを一生懸命飲んでいたけど、夏の間にみるみる弱って消えた。薬も飲ませられなかった。
キジ柄のメス、ミミちゃんの耳はただれて血がにじみ、蚊にたかられていた。目の白濁もひどくて「この子は持たない」と思った。運良く持ちこたえて今も毎日通ってくる。(手術に運んだとき、できる限りの治療をして頂いた。)
えさやりをつづけていたHさんが「増えない」といったのは、その通りだったのかもしれない。どのくらい生まれて死んでいったのだろう。猫が多産なのはそれだけ死ぬからだ。

私もだんだんくたびれてきて、若い頃のように無傷ではいられなくなった。手荒れが時々ひどくなって、皮膚科へ行っても薬を塗っても、悪化するのを止められない。原因になるもの(洗剤など)にさわらないで過ごせないから、治るまでに時間がかかる。
一週間前ぼろぼろだったのが、やっと小康状態になった。

つきあいは長いけど、近づけない猫。クニクニの耳、どうしてあげることもできない。私の手のようにどうか治って。

Mon, 01 Jul 2002

除草剤が・・・




また撒かれた。
立ち枯れ始めた草の海を駆け抜けて餌場に到着した猫たちがすることと言えば、毛繕いだ。悲鳴を上げそうになった。いつ撒かれたか知らない。黄色く変色し、草がガックリ倒れて気がつく。それまでの間に、猫たちが触れずにいられたはずはないのだから。
居着かれたら迷惑だと考えている地主が、猫への配慮などするはずもなく、いっそ、これで何匹かくたばってくれたら好都合、くらいに思っているに違いない。草が伸びると、繰り返し、繰り返し、背中にタンクを背負ってやってきて、隈無く撒いていくおじいさんの顔が浮かんだ。保健所の担当者には、「所有者が自分の土地でやっていることだから撒くなとは言えない」と言われた。

食べているのに痩せた子。鈴子。サンタ。ピンちゃん。そばかす。黒叔父さん・・。クニクニは両目が開いた。チーコの青っ洟復活。
クニクニモドキ1,2という識別名の2匹は、頭頂の黒い柄の濃淡で見分けていたけど、最近1の子が皆勤賞なので「ミルク」と命名。
ミルクも痩せた



河原猫の日記



    
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