毎日私を見つけると走ってくるようになり
体をすり寄せてくれるようになり
膝に乗せて撫でると くったり脱力して
身を任せてくれるようになった。
こんなにおとなしくて 人に慣れた子だったのね・・・
逃げていたのは ただ怖かったから なのね・・・
2005年2月5日 遂に保護
ずっと気になっていたシッポの治療をやってあげることができた。 推定3才、河原で苦労して生きてきたシトラ。
こんなに慣れてくれたのだから、
手術が終わってトラブルを解決できたのだから、
再び河原には戻さないと決めた。
長毛の子が外で暮らすのはとても困難。
シトラの被毛は汚れて あちこち固まっていた。
同時に保護した一ちゃんが、
里親募集の準備のため行った血液検査で
白血病キャリアと判明し
私自身が引き受ける覚悟をした。
そんなとき
シトラの一時預かりにお申し出があり
シッポの傷も順調に快復。
2005年3月14日里親さんが仮決定
27日から新しいお家での生活が始まり
ご家族に愛され、
先住2匹の猫さんにも受け入れてもらえて
4月15日正式に家族の一員として迎えられた。
3月16日 河原でずっと見てきたちっちゃな大姉御「チーコ」を失い、
4月に入って チーコを追うように急激に悪くなったサンタを保護して入院させ
ろうそくの火が燃え尽きるように細くなっていく命を見つめていた。
一ちゃんが 4月6日桜の開花の日に亡くなり
そして15日、最後の一灯り放ち逝くサンタを見送って泣いた。
すっかり心がヨレヨレで
シトラの幸せを ちゃんと祝福してあげられなかった。
ごめんねシトラや
悲しいことが重なっていたけど、シトラの嬉しいニュースにはどんなに励まされたことか
2005年秋、竹藪奥に住むおじさんからシトラの元養い主に関する情報を得た。
その人は3匹の猫(シトラの子)を飼っていて、 小屋で仔猫が産まれてしまったが
養いきれないから捨ててきたらしい。・・・・聞いて、たまらない気持になった。
またそのようなことにならぬよう手術するから預からせて欲しいと話しに行って、
シトラのことを聞いた。
シトラはガリガリに痩せて 行き倒れ寸前でおじさんの所へやってきた。
最初から人慣っこかったから、おそらく飼い猫だったのが捨てられたのだろうという。
小夏も同じ時期に、このおじさんの所へやって来たのだそうだ。
2003年早春におじさんの住居内で子を生み、親離れさせる頃、
子どもたちに場所を譲ってシトラと小夏は小屋を出た。
おじさんの所へ帰らなくなった時期と 私が毎日会うようになった時期が一致していた。
おじさんは「親があんなにきれいなのに子どもたちは全然似ていなくてさぁ・・」と笑う。
トット♂(お魚)体の大きな男の子
切れ長の目がシトラ譲り?
シィ(海)♀&ララ(お日さま)♀ とても怖がり これもお母さん似
シィ・とっと・ララ シトラが河原に残した子
3兄妹の手術は2005年12月4週に、やっと終わった。
ワクチンも接種し、無事おじさんの元へ戻せた。
シトラに果たせなかった責任が、こうしたことで少しでも埋められたらと思う。
いまは思い出になった美しいシトラや
もう二度と飢えてさまようことはないよ。
河原のことは忘れて
子どもたちも大丈夫だから
どうか いつまでも幸せに暮らしてね。
シッポの治療と不妊手術を丁寧にして下さったA先生と、
シトラのしあわせを祈り、動いて下さったみなさま
ありがとうございました。
そして
シトラを迎え、愛し、大事に育てて下さっているご家族に
感謝を込めて。