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いっちゃんのアルバム
いっちゃんのアルバム(河原時代)
最初に河川敷で一ちゃんの姿を記録した写真は、1999年秋のものだ。最古参メンバーと言える。どうやって河原へ来たのかどうして河原で暮らしているのか、誰も知らない。
ずっと私に慣れてくれなかったのでコワイ猫さんだと思っていた、クロボスが強面猫のナンバーワンで、一ちゃんはナンバーツーだと思った。マサルさんがナンバーワンで、クロボス、一ちゃんがナンバーツーだったかもしれない。
ノコちゃんが仔猫だった頃、一ちゃんが優しかったのでパパかと思った。同じシロキジ柄で顔立ちの美しい所がよく似ていた。実際にパパだったのかどうかは不明。
2002年5月、不妊手術に運んだ。ケージを覗くと飛びかかってきて、フーシャー怒って、とてもじゃないけど触れない。前足の先を痛めていたので、すぐリリースせず、Uさん宅に一時預かりをお願いしケージに拘束したまま、一週間抗生物質を飲ませてもらった。
リリース後、竹薮&原っぱのメンバーから離れ、緑地外れのミス河原親子に合流。まるでミス河原の尻に敷かれた駄目亭主。体は小さいのに気が強く堂々とした黒猫「ミス河原」のそばで、ミス河原の人なつっこさを学びながら一ちゃんは大変身した。
土手の下で辛抱強く私を待ち、スリスリ甘え、ばくばく食べ、帰り道を追いかけてくる。ミス河原親子と一ちゃんの養い親であるおじさんが忽然と消えてしまった。
ごみための中に残された猫たちは、途方に暮れた。ミス河原とサム君は、近くの藪の中で小屋掛けしているおじさんの所へ入り込んだ。一ちゃんはミス河原親子と別れて、竹薮へ戻ってきた。黒長、サンピン、その他メンバーの苛めも意地悪も低姿勢で乗り切り、一生懸命私を待っていてくれて、おでこで顔を突いて甘えて、しがみつき、抱っこすると安心して喉を鳴らす。
2005年2月5日、遂に決心して保護した。里親探しの準備に入った。毛並みもきれいだし、ハンサムだし、なにより気だてが良い甘えん坊だ。河原より、人の家で暮らすべき猫さんだと思った。
絶対良い人と出会えるよ、私は一ちゃんのために頑張るよ、そう言って、励ましながら病院へ運び、ワクチン接種、フロントラインで蚤駆除、そして血液検査。エイズは(-) 白血病は(+) だった。
大人の猫さんに里親さんを探すのは難しい。発症はしていないけれど、キャリアだということは大きなハンディになる。河原へリリースしてずっと私が見ていこう、それしかないと思いながらそれでも可能性を捨てきれず、大小ケージを連結して家に置くことにした。
こんなにイイ子なのに。
いっちゃんのアルバム(保護先にて)
一ちゃんはハンサムだけど、
時々凄い顔になる。
特技は「百面相」だったりして。
河原で見てきた豊かな表情のバリエーション、窮屈な保護生活に突入しても、変わりません。
家でゆっくり食べるご飯は格別!
© 2008 河原猫の世界
管